日記・コラム・つぶやき

失敗の原因

 8月15日前後は、各TV局がこぞって太平洋戦争特集を競って放送していたのは、もう数十年前のこと。最近はNHKがちょろっとやるくらいで。
 インパールやノモンハンとか、そのへんをちゃんと取り上げ、失敗の原因を伝えようとする姿勢はさすがNHK。歴史ドキュメントモノには政治思想バイアスが少なく、なかなか見応えがありましたのよ。

 実際に、なんでそんな馬鹿な作戦やったん?とか、我々日本人はアホだったのではないかと思われるシーンというのは、かの戦争に多々あるわけで。
 この勢いでミッドウェイもぜひNHKでやってほしいなぁ。語るには真珠湾前からになるんで、長くなるかもだけど。それで私は集中力がキレて、以前に途中まで書いてやめちゃいましたけどね(^^ゞ

 戦争を始めたのがそもそもの間違い論や、戦争に関わるすべてを否定して済ませる左巻き論も、そういうの全部ひっくるめて、大失敗した作戦の原因を知るというのは、価値のあることですよ。
 なにしろ我々と同じ日本人が、たかだか70数年前にやらかしたことですから。現代においても第二のノモンハンみたいな事象があるあたり、日本人の本質は変わっちゃいないなって。

 現代でもミリオタ、もしくは歴クラなら感じることはありませんか。これはノモンハンやんけ。この慢心はまさにミッドウェイ。偉いさんの都合だけで進むインパール。
 個人的には、2020年五輪に向けた東京都と実行委員会のノリに、ものすごく同じようなものを感じていて、誰も止める人はいないんだろうなと危惧しておりますよ。

 「歴史に学ぶのはアホがやること論」が脚光を浴びつつあるようですが、そんなことはありませんよ。同じ失敗を繰り返してる民族は無能、という認知があれば、歴史に学ぶことは無駄なんかじゃありません。
 特に戦争ってのは極限の状態ですんで。追い込まれた時ほど人間ってのは本質が出やすいですからなぁ。

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賢明に退避しているとはわかってても

 24h雨量200mmでさえ市民生活アウトな北国で暮らしてますと、400mmとか、累加雨量1,000mmとか、想像がつかない状況です。
 北国よりも雨には対応したインフラ、もしくは地形になってるはずなんですが。桁外れの雨量のようで。

 西日本のみんな。無事でいますか?

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3着かよぉ

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 うわーん。ラッキーライラック勝てなかったー。また2着かよ、と思ったら、同じ枠で同じ勝負服のリリーノーブルやった・・・。ラッキーライラック3着かぁ。

 今回はイケるんでないんかと応援馬券。で、欲をかいて買っておいた馬連にはリリーノーブルがいませんでしたので、掲示板に載ったレッドサクヤをきっちり買ってながらも、馬券そのものは思いっきりハズしてるいっちゃさんちゃといっちゃよんちゃ。
 予想はまずまずなのに馬券買うのヘタクソ。なんとかならんもんですかなぁw

 石橋脩騎手がもしかしたら騎手人生で最良の馬に出会ったのではないかと思われるラッキーライラック。
 かわいい顔した馬ですしねえ(勝ったアーモンドアイもかわいい顔した馬です)。苦労人の石橋騎手がクラシック制覇なんて、これは胸アツだと春先から応援馬券を買ってるんですが、桜花賞はミスなく騎乗して2着。んでオークスは3着。どうなっちゃうんでしょう、ラッキーライラック。
 直線に入ってからあまりスムーズな走りに見えず、石橋騎手もツラそうな表情してました。敗因はどのへんに。もうちょっと前でレースを進めても結果は変わらなかったですかね。ため息しか出ません。

 去年に続いて夏のローカル競馬でシコシコ稼いで、秋の応援馬券に備えましょうかねw


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出費計画が

 港湾に隣接する工業地帯に職場があるせいか、路上によく異物が落ちてましてね。我が職場のタイヤ通勤パンク率は、1~2年に1回。気がつくと同僚の誰かがパンクしてます。
 だいたい木ネジか細いボルトが多く、屑鉄を輸出している埠頭が近くにあり、あれが犯人なのだろうと睨んではいるものの、なんともなりませんな。
 先方へ抗議したところで馬耳東風なのは田舎のデフォ。むしろ道路のせいにして、道路事務所経由で抗議したほうがまだ効果ありそうなw

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 最近のクルマはパンク修理キット積載で誤魔化してるのがほとんど。スペアタイヤはオプション扱いで、しかもわりと高かったりします。テンパータイヤは特殊なタイヤでコストが高いとかあるんでしょうか。

 調べてみますとマツダ車各モデルには(カタログには掲載されていませんが)ちゃんとオプションでテンパータイヤが用意されています。けれどタイヤとスチロールでこんな値段がするもんなんだなと思いまして。
 緊急用だからセコハンでもいいやと探してみましたら、これがまたオプション扱いになって久しいらしく、かなり古いものしかありませんで。モノも少なく。誰も買わないんでしょうねw

 タイヤとホイールがあったら、ボディ側にボルトの受けがあるんですから、ホイール単体でも固定はできるはずと考えてみたものの、中古がないのなら仕方ありません。マツダ純正オプションをそのうち注文することになるのでしょう。
 ほかにもCX-3へ買っておきたいものがあり、いつになったら揃うんだろうかと気が長いことを考えておりまして、こりゃRX100の置き換えはままならないかもしれないと危惧しておりますよ。

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 そうそう、AW100のバッテリーがヘタってきまして。職場でしか使わず、せいぜい月に一度の出番があるかどうかというペースでしか使ってきていません。
 調達して6年くらいで、バッテリーの経年劣化ですかね。職場で撮るものはフラッシュを焚くことが大半というのもあるかもしれません。バッテリー単体で買うと高いんですよね。コンパクト機は。パチモン中華バッテリーでお茶を濁しますか。

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 XF35mm F2 WR。これやっぱり調達しておきたいなって考えてます。価格下落中のX-T2を選ぶなら小さくて似合わないレンズかもしれませんが、X-E3ならジャストフィットでしょうね。
 冬場のことを考えてです。F1.4Rでは眠くなるシーンがやはり多すぎる気がして。気温が低いだけの雨期同然である雪国にWRレンズは心強いところでもありますし。

 などと妄想していたら、TVの調子が悪くなってHDDを認識しなくなりw

 アナログ放送終了の滑り込みみたいに買ったTVです。中身はPCと似たようなものであることを考えれば、5年くらいでおかしくなっても不思議はねえなと思い知らされ、こりゃ近所の大型家電店へ走らねばなるまい、はて最近のTVのトレンドはどうなっているのかとか。
 たまたま早朝におかしくなったので、すぐ新しいものを買いに走るわけにもいかず、あれこれと「おかしくなったPC」と同じ対処をやってみたら、幸いに復活しまして。ホッとしましたw

 またすぐおかしくなる可能性は大きく、頭の隅にTV買い替えを常に意識してなきゃならんのは、ちょっと買い物のストレスですw

 クルマ買っちゃったんでフジ写24MP機調達計画を1年先延ばしにしたところへ、予定外の出費があると、また先に延ばさなきゃならなくなるんじゃないかとガッカリしたり。なのに早くも30MP機登場の噂があるとか、どんだけ私は周回遅れなんでしょw
 いや、そのおかげでX-T2の価格が下がってきているんなら、噂のおかげであると理解してはいますw

 しばらくRX100を使い続けることになりそうな予感。常用ソロテントも今年買い替えるつもりだったんですが。こちらも無理そうwww

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いつもこの時期には降るのですよ

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 当地で必ず雪が降る時期が来ました。

 勤労感謝の日の前後は、ほぼ必ず雪が舞います。冬が近いのだなぁと嫌でも感じる風物詩。
 なれど今年はいささか大げさな感じで、雪が舞うというより「翌日まで雪が少し残りそう」というレベルです。寒気団の派手な南下に、首都圏で降雪というのも納得できるところです。

 それでも当地ではまだまだ根雪になる雰囲気ではありませんけれどもネ。長引いた夏からいきなり秋を通り過ぎようとしているような季節の塩梅でしたから、早めの冬が来ても驚きはしませんw
 野営趣味者だから季節の移ろいに敏感なわけではなく、飲み水を作る仕事をしばらくやっていたことが影響しているように自分では思えます。

 いわゆる浄水場で市民の飲み水を作る仕事をしますと、明日明後日の天気もさることながら、一年単位で季節の移ろいを見る習慣が身につきます。例年対比ですとか昨年対比ですとか。
 季節というものはこういう具合に移行していくのだと学習しないと仕事になりませんで。それが今でも自分に影響している気がします。

 話は変わりまして。

 昨今の宮城福島における津波の避難について。クルマで避難して渋滞を起こしてるのは大震災の学習がない!、というご意見が多いようですが、北国に住まう身からの感覚では、クルマ=暖房空間という認識がありますので、この寒い時期の避難にクルマを選択したことを責めるのはいかがなものかと。
 もちろんクルマがたくさん集まったら渋滞を引き起こしますな。当然のことです。けれど避難先は吹きっさらしの高台だったりするわけで、津波避難はいつ戻れるかわからんくらい待機してなきゃならんでしょ。
 そんな中、暖房無し確定の場所へ避難するためにクルマを使ったというのは、私には否定する気になれません。

 寒い時期にクルマで避難したことと、避難路で渋滞を引き起こしたことは分けて考える必要があると思います。
 例えば高台に暖房完備で温水も使える施設がありますよと周知されていたらどうでしょうか。あるいはセルフサービスだとしても避難先に温かい食べ物がありますよとか。これでも少しは避難者の行動は変わるのではないでしょうか。

 地方はお年寄りが多いというのもクルマ避難の動機になっていると思います。すぐそこに高台があるとは限りませんので。仮にあったとしてもお年寄りの体力で登れるのかどうか。
 都会に住まう方々には、田舎の事情、もしくは北国の生活といったものへの想像力がないのだろうなと今回は感じましたですね。

 そうかと思えば、過去の地震の発生パターンから24日早朝の地震発生を指摘していた方がいたりして、いろんな方がいらっしゃるもんだと感心もしましたですよ。

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普段使いする安全靴

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 普段から安全靴を愛用していますがなにか?w

 安全靴の世界、というものがありましてね。安全靴は現場作業だけで使われるものとは限らず、世の中のあちこちで活躍しているシューズなのです。
 安全靴の進化は、足指の切断を防ぐ鉄のカバーが代名詞なところがあって、靴底にも鉄板が入っていて、全体的に重量が重いものが安全靴みたいなところがあったのですが。
 最近は樹脂の強度が上がりまして、金属製じゃなくても十分に保護の役目が果たせるようになってきました。これで空港のゲートでキンコン鳴る恥ずかしさから解放されるわけですwww

 田舎にはホームセンター、通称ホムセンというDIY系のお店がたくさんあって、安全靴の取り揃えは豊富です。
 現業系の職場における安全対策は日々うるさくなってきており、安全靴の需要が高まっていると見え、アシックスやらなんやら、知られた靴ブランドが参入してきており、安売りイメージのホムセン店頭に1万円を超える安全靴が置かれているのも珍しくはなくなってきてます。

 で、安全靴を普段使いしてる私が、これはヒットだなぁと感じたのが、Heva!というブランド名の靴。Web検索しても製造元はよくわからんのですがw
 最大の特徴が軽量であること。そのへんで売ってるスニーカーよりずっと軽く、陸上競技用シューズに近い軽量さ。そして通気性が良く蒸れない。踵の保護を捨てたおかげで潰し履きがいつでも可能なのに、潰し履きの跡がつきにくい構造。
 現場を管理するために求められる安全靴ではなく、現場で実際に使ってる人が求めているスペックなのですよ。

 ホムセンの安売り価格帯では売られていない商品で、樋口一葉さん登場の価格帯なのですが、それだけの価値は十二分にあります。安全靴を普段使いして10年、Heva!を半年間使い続けた私が証言するのですから間違いありませんw

 安全靴を普段使いしている変態に向けた報告でした。「Heva!」というブランド名に秋田人として惹かれたというのもあります。
 秋田弁で「へば」とは、直訳的には「それでは(○○ということか等)」という意味ですが、よく使われるのは別れの挨拶。「へばっ」「へばな」というのは「またね」という程度の意味合いで、ほぼ定番なんです。

 ちなみに現場では名門シモンの安全靴を愛用しておりますのよ。

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コンビニ飯

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 当直仕事をやってますと、どうしてもコンビニ弁当のお世話になることが増えます。健康診断の結果がよろしくなくなるのは承知していますけれど、自炊放棄者としては仕方ありませんw

 とはいえ、一昔前に比べたらコンビニ弁当は美味しくなりましたね。某チェーン店は大々的にキャンペーンを打ったわりに中身が減って手も抜いてるとか、あるいは某チェーン店は秋田人の舌にいまひとつ合わないですとか、いろいろありますけれども。
 あちこちで買ってますと、当たりとハズレの商品にも詳しくなったりしまして。同じ店でも当たりとハズレはあるのですよ。

 最近注目しているのはローソンのやみつきパスタシリーズ。なんとなく食べたくてナポリタンを買ってみましたら、従来の安直な味とは一味違うんですね。
 続いてミートソースも試してみたら、やはり従来品とは一味違ってて。もしかしたら添付の粉チーズに秘密があったりするのかなぁ、なんて考えてみたりもしましたけど。

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消えていくもの

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 ある雑誌を買いに本屋へ行ったはずが、店から出てきた時には予定外の謎の資料を手にしているのは、久しぶりに本屋へ行ったからなのだろうなぁ、なんて思ったり。

 いえ、実は寺田裕一さんという名に見覚えがありまして。この方、ローカル私鉄を愛しているライターさんだったのでないかと。

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 こういう本が我が家にありましてね。1990年7月に発行されてますので、在京時代末期に購入したのでしょ。
 まだ地方私鉄が個性を放っていた時期の内容で、北東北では南部縦貫鉄道がまだ現役であった頃となれば、ずいぶんと昔のような気がしてしまいます。

 北東北だけでも、津軽鉄道、南部縦貫鉄道、十和田観光電鉄、弘南鉄道、小坂精練小坂鉄道、岩手開発鉄道、栗原電鉄と7社が掲載されてますけれど。
 残っているのは津軽鉄道、弘南鉄道、岩手開発鉄道の3社のみで、弘南は東急のお下がり車両天下、岩手開発鉄道は旅客営業をとっくにやめてて、個性を吐いているのは津軽鉄道くらいのもの。

 鉄道に限ったことではありませんが、古くから当たり前に存在していたものでも、ある日いきなり消えたりするのが世の常。
 なくなってしまう前に撮れるのは写真趣味者の特権のように思えますし、記録として残しておくのは義務なのかもしれませんね。小坂鉄道の資料を見ていてそう感じました。

 それにしても。南国の私鉄はいいですね。沿線風景に個性があって。

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ミッドウェイ その2

 前回はミッドウェイ海戦どころか太平洋戦争開戦劈頭の説明になっちまいましてすいません(^^ゞ

 ようはですね、日本海軍側としては「航空母艦を集中配備した艦隊を攻撃的に運用し、大量の艦載機を攻撃力として使う着想」を真珠湾攻撃で実行に移して、結果を確認したわけです。
 対する米国海軍は、真珠湾で頼みの戦艦群を撃沈もしくは大破されちまったので、手元に残る駒である航空母艦を活用した作戦を企画しなければならなくなった、ということになります。
 つまり、日米お互いに空母機動部隊で海戦を戦うことになっていきます。

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 あ、英国東洋艦隊は戦艦2隻基幹のショボい艦隊は、日本側の基地航空隊(陸上機)の攻撃で壊滅状態。
 たかが戦艦2隻とはいえ、1隻は有力な戦艦でしたからな。まともに対抗できる戦艦を日本側はこの方面に投入しておらず、おそらく夜戦勝負狙いになったとは思いますが、結果的に英国東洋艦隊も航空機によって沈められたのでした。

 細かい話や途中経緯は端折ります。

 真珠湾攻撃以降、米国太平洋艦隊は戦艦を失い航空母艦だけで海戦を戦わざるを得なくなります。工業力に秀でた米国ですから、造船所をフル回転させたらすぐに日本海軍を圧倒できる海軍兵力は揃うので、それを待っていても負けはしないのですけれど。
 このへんが米国なんですね。日本の空母機動部隊がインド洋方面を荒らし回っていた頃、太平洋は日本の海軍勢力が幾分手すきになっていたわけでして、米国としてはなんらかのアクションを日本に対して行いたいところ。

 そこで手元に残った航空母艦を編成して日本側が確保した前進基地を空襲して回ったりしています。ヒットアンドウェイで、一撃して素早く立ち去る作戦です。
 その延長線上に、ドゥーリットル空襲作戦があるのですね。これなくしてはミッドウェイ海戦は語れず。

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 ドゥーリットル空襲作戦とは、足の長い陸軍双発機を空母へ積んで日本近海まで突撃し、そこから双発機を発進させて日本各地を空襲後、中国大陸方面の中国国民党軍が確保している飛行場へ着陸させる作戦です。
 当時の米国艦載機は航続距離が短い機ばかりで、それを使うとなれば日本列島へ近接しなければなりません。もちろん日本側が備えていないはずはなく(実際は備えていないに等しい状態)、そうなれば逆襲を食らって大事な駒である空母を失いかねません。

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 だからといって陸軍の双発機を空母に載せようという発想になるところが米国のすごいところ。
 空母からの離陸はもしかしたらできるかもしれない、というので猛訓練を実施。なんとかなりそうだというので本番一発でやるかい普通。
 こういう冒険的な行為をやり遂げられるところが米国人の誇りですからなぁ。日本の徴用漁船監視に見つかって計画発動が早まるものの、16機の陸軍双発機を空母ホーネットから見事に発艦させ、日本各地を奇襲空襲したのでした。

 米国民にがんばってるアピールをする目的で敵の首都をいきなり空爆したわけですから、大統領が記者会見したりして、米国ではかなり意義のある作戦でした。
 対する日本もかなり影響が大きな帝都空襲でした。畏れ多くも陛下のおわす帝都を敵に空襲された、というのは軍人たちにとってとても許せないことだったのですよ。

 日本列島とハワイ諸島の中間にあるミッドウェイ島を攻略したら、そこから哨戒機を出せるから米国太平洋艦隊は日本列島に近づきにくくならね?という理由が、ミッドウェイ作戦を後押しすることになります。
 相手に対して有力な艦隊を保持している間に敵の痛いところを突いていく、という連合艦隊司令長官である山本五十六の構想とは裏腹に、実は米国の挑発的なヒットアンドウェイに乗ってしまっていたのですよね。

 こうして日本海軍はミッドウェイ島攻略作戦へと向かうことになるわけです。

 続きます。

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ミッドウェイ その1

 以前からちょっと触れようと思っていたのですけれど、あまりにも劇的な展開で語りつくされてるメジャー観が強く、どうしたものかと考えてましたが、一度は触れておこうかと思いまして。

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 「運命の5分間」などと語られたりする転換点として位置づけられる海戦なわけですが、それ以前の問題だろうに、と思うのですよね。
 いや生産力10倍以上で輸入がなくても戦える米国を敵に回した時点で勝てるわきゃない戦ではあったものの、海戦当時はまだいくらかは日本が押せていたんです。

 米国にケンカ売った時点で負け、という論はとりあえず置いておくとして。それ以降について全体像を把握しておきましょうか。
 「ミッドウェー」という表記が日本ではメジャーですが、焦点になった島が「Midway」ですので、ミッドウェイと書きたいところ。
 皮肉な名前の島ですよね。アジア大陸方面とハワイの中間にある島、ということでミッドウェイと名付けられたのですが、太平洋戦争の中間点、つまりミッドウェイでもあるわけで。

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 ミッドウェイ島はこの位置です。ハワイには米国太平洋艦隊の大根拠地である真珠湾があります。日本列島とハワイの中間点、というよりもハワイ寄りな位置。
 ここを攻めたら嫌でも米国は空母機動部隊を出撃させ、おびき寄せることができるんでないかな?

 なんでそういう発想になったかというと、まずは開戦劈頭の真珠湾奇襲攻撃の結果です。予定では米国太平洋艦隊の主力を一網打尽に真珠湾奇襲で壊滅させる予定でした。そのアテがはずれたのです。

 そもそも日本海軍の伝統的戦略は、攻勢に出るのではなく守勢で構えるもの。貧乏国日本でありましたし、軍縮条約で対米6割海軍に抑えつけられてましたから。相手に対して7割ならばなんとかなる、という当時の常識以下の勢力しか日本は持ってませんでした。
 そしてインドネシアなどの石油産出地を狙った作戦を日本が展開しても、横合いから米国太平洋艦隊が出てくるとうまくやれる自信がなかったのですね。

 とはいえ、日本の第一目標は東南アジアの資源地帯占領。当時は英国や蘭国の植民地であった資源地帯から商行為では油を売ってもらえなくなってましたから。ABCD包囲陣という教科書に載ってるやつです。
 それなら軍事力で占領するしかねーやというくらい、日本は資源輸入に切羽詰まってたのですよ。そこが第一目標。

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 けれどそれを遂行する上で最大の懸念は、米国太平洋艦隊の動向でした。そして英国の東洋艦隊ですね。有力なこれら艦隊の動向はかなり気になって当然。
 結果として米国太平洋艦隊は真珠湾で大きなダメージを受け、英国東洋艦隊はシンゴラ沖で劇的な壊滅となるわけですが。

 真珠湾で大ダメージを受けた米国太平洋艦隊。そのダメージというのは米国が誇る戦艦群のみでして。米国航空母艦勢力はたまたま真珠湾から遠く出かけていて無傷のまま。
 頼みの戦艦群が全滅となれば、米国としては手元にある駒である航空母艦を利用した作戦を立てるしかありませんな。ここから米国らしい反撃が始まるのですよ。

 続きます。

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