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ハマるかハマらないか

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 ひたすら雪が降り続けて泣く、というような降り方をしなくなってきたような気がする昨今の雪。そのへんの傾向を鑑みて、除雪機を軽量級にダウンサイジングしたわけですが。

 軽量級なら扱いが楽なのかどうかというような点に今回は触れておきます。

 ハマった場合ですな。例えば除雪中に柔らかい雪に乗ってしまい、ズブズブと除雪機が埋まってしまった場合。
 軽量級の除雪機は意外とハマりやすいのですよ。まず画像をご覧いただきましょう。

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 これ、ヤマハの除雪機の画像をメーカーサイトから引っ張ってきたものですが、上が軽量級。下が中量級。中量級といっても、個人の自宅除雪には十分に重量級かと思います。
 注目していただきたいのは走行用キャタピラの長さ。戦車でよく語られる「接地圧」ですな。
 軽い除雪機には短めのキャタピラで旋回性を優先させ、中量級はさすがに長めのキャタピラを装備。一見、理にかなってます。

 戦車の場合は、キャタピラ(履帯)の単位面積あたりにどのくらいの車重がかかっているか、というのが走破性のひとつの目安になっています。この値が低いほど「埋まらない」という考え方になります。
 かつてのWW2でソ連のT-34が独ソ戦で無双したという話の要素には、T-34の履帯面積が広かったというのがあります。
 寒い気候の地域で製造される戦車ですから、雪原をまともに走行できなきゃ最初から話にならん設計思想なわけです。対するドイツ戦車はそのへんの考慮が足らんかったのでした。

 で。ヤマハさんの除雪機を例にしますが、おそらく「このくらいの接地圧設計ならイケるだろ」という除雪機設計の接地圧指針があるはずなのですが、ちょっと甘いのではないかと感じましたですね。
 いや他社でも甘いのかもしれないですよ。豪雪低温本場の北海道だけでテストしているのかもしれませんし。耐寒エアコンなんかはそうですよね。札幌とか旭川近郊でテストしてるような。
 冬タイヤも北海道だけでテストしているメーカーさんは少なくないらしく、そもそも雪の質と降り方が北海道と東北では違いますし、東北においても日本海側と太平洋側ではまったく違うわけで。

 除雪機を調達しようとしている方には、キャタピラの広さと長さに注目していただきたい。これ広いほうが有利なのは間違いありません。埋まりにくいです。
 キャタピラそのものの長さについては、クルマのホイールベースと同じで使用状況と環境によりますから一概には断言できませんけれど、いずれ接地圧については軽いほうが楽ですよ。おそらくメーカーごとに接地圧基準は違うはずなので、そのあたりに注目していただきたいなぁ。

 そのへんの検討無しに、イメージだけで除雪機を調達しちまったなぁ、という反省なのでした。ええ、軽量級除雪機で簡単に埋まりましたw
 ただしヤマハ機は濡れ雪に強いのは事実です。古い機種では濡れ雪にお手上げ状態でしたので、ここだけは強調しておきますよ。ヤマハさんだってそれなりに考えて作ってますから。
 ただなー、足回りの接地圧をもっと軽く設計していただくことと、除雪機下面をフラットな形状に設計していただくと、ハマりかけた時の脱出が楽になります。ここは今後に期待ですね。

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