« 蔵王坊平にて その6 | トップページ | 蔵王 お釜でパノラマ »

中間報告 X-E2 + XF23mm

 そのレンズをどうしても使ってみてえなぁ、という動機で調達した新規システムっつーのは、やはり楽しく使えるものです。
 期待ハズレならもう泣くしかないのですけれど、奥が深いレンズだという世評の片鱗を見つけつつあるところです。

Dsc01030_2

 X-E2にXF23mmは、明らかにレンズのほうがバランス的にデカくて太くて重いですよ、という前提で。

 (1)EVFに慣れることができる、(2)レンジファインダー機に慣れている、(3)レンズ側に絞りリングがあることに安心感を得られる、(4)画素数で絵が決まるわけではない、(5)銀塩時代のリバーサルにやたら未練がある、(6)夜スナップをよく撮る、という6要素に興味がある方には正直X-E2、オススメできます。
 とんがった存在の単焦点レンズに手ブレ補正が搭載されていないことが気になっている方には、全然オススメしません。それはXシリーズのノリとは違うからです。EOSでもどうぞ、といった感じ。

 Xシリーズにも手ブレ補正搭載のズームレンズはありますよ。写りも良好。中身からしたら高いレンズでもありません。
 個人的には28-105mmクラスをカバーする常用ズームレンズがないのは気に入りませんが、ことX-E2だけに限れば、小さなボディに合う換算28-105mmですから18-70mmになりますか、X-E2に合う大きさになるのかなーという懸念がありますけどもw

 被写体と対峙する緊張感といいますか、そういったものを思い起こさせてくれるシステムなんですよね。
 とにかく楽に高品質の写真(もしくは画像)を得られるように長年進化してきた日本のカメラ製品ではありますけれども、手ブレ補正機構を搭載することによって劣化する可能性がある画質に対する懸念を最初から排除している単焦点レンズ群と、利便性を考慮に入れた便利デバイス搭載のズームレンズ群が、Xシステムは両立しているんです。

 つまりユーザーさんの望むスタイルにかなり応えられるシステムなんですね。完璧ではない部分というのは、ミラーレスの宿命である光学ファインダーを望む層にいまひとつ訴求できないことぐらいで。
 そういった点で、X-PRO1というのはレンジファインダー機からのアプローチで、ある程度の答えを出しているわけですな。

X_pro1_0001

 搭載するデバイスがフジ写さん的には一世代前というハンデはあるにせよ、X100シリーズで積み上げてきたものを加え、おそらく来年にはX-PRO2がリリースされることでしょ。

 デジタルの電気的補正を良いものなのか悪しきものなのか判じ得ない私でも、点像復元技術ってのは素直にすげーなと思いました。
 というのも、遠景が銀塩以上にフニャフニャになってしまいがちなデジタル機で、不自然さを感じさせない範囲で銀塩に迫ってますもの。後ほど画像を掲載しますが、風景写真を撮る気になれる内容でした。

 そういったカメラの内容的な部分をスルーしといても。X-E2の大きさはなかなかよろしいですよ。レンジファインダー機やコンパクト機を好むユーザーさんにオススメしたいですねえ。
 デカいバッテリーを搭載しておきながら、この大きさによくぞアナログ操作と高機能を詰め込んでくれたものです。

 で、X-E2に合うレンズの大きさというのは、やはりXF18mmじゃないですかねえ。

Xf18mm_02

 どうですか、この佇まい。X-PROとかX-E系列のレンジファインダー機スタイルに合う大きさに加え、純正角型フードの醸しだす雰囲気といい。

 換算28mmは都会のレンズで、田舎では35mmでもまだ遠くて、40mmとか50mmが田舎向けのレンズではないかと十何年か前に書いたことがありました。
 それは当時の個人テリトリー範囲ってやつでして、人がたくさんいるのが当たり前の都会では28mmで被写体へ踏み込めるけれども、被写体たる人物の警戒心が強い田舎では35mmでもまだ踏み込めないのではないか、といった主旨であったと記憶しています。

 けれども現代の田舎ってのは本当に人がいなくなっちまいまして、焦点距離に関係なく、とにかく人物が画角に入らんのです。むしろ農繁期などのほうが人出が多かったりしましてね。
 そうなるともはや望遠レンズの出番になることが多く、レンジファインダースタイルよりも一眼レフへ軍配が上がるのではないかと。そう感じています。

 そんな人がいない田舎であっても、人が集まるのは祭りですよね。祭りとなったら、おそらくズームレンズが活躍するシーンなれど、コンパクトなカメラで攻めるなら28mm。私はそう感じてます。

R5458tc1xp2_2

R5466tc1xp2

 宮城県登米の夜祭りで撮ったカットで自分が気に入ってるカットは、TC-1で撮ったやつなんですよね。28mmです。
 望遠域に夜でも使えるレンズがあってそれを別のカメラに装備している前提なら、X-E2には28mm相当の固定焦点でもいいかなーって思う根拠がこれ。

 例えばKX7号にはシグマの18-70mm。このレンズは世代を重ねてかなりバランスが良くなってる万能レンズですから。そしてX-E2にはXF18mm。この組み合わせもアリかなぁなどと、妄想がひたすら膨らんでいくX-E2なのでした。

 小さくよくまとめられたボディのX-E2。深めのレリーズなのではありますが、なにがいいって、いかにも「縦走りフォーカルプレーンシャッターでござい」という感触。
 レンジファインダー機を使っているような感触があるのですよね。演出がうまいぞ、このぉ。

 願わくば。バッテリーの残量表示がもう少し細かいと助かります。3段階ではなく5段階くらいとか。3段階ですと、ヤバいと思った時点からドロップするまで早すぎ。

Img_2465_2

 サムレストも純正添付するくらいの勢いでもよろしいんじゃないでしょうか。慣れるとかなりよろしいですよ、これ。物足りないグリップ感をかなり補ってくれます。ホットシュー接点の保護にもなりますし。
 私の手の大きさにも合っているようです。手の平で変なボタンを押し込んだりすることが少ないです。AEロックを手の平で押しちゃうことが稀にありますけれど、撮ってればすぐ気がつくので。

 あとは露出の初期設定を拡充していただきたいところ。デフォルトから-2/3から-1くらいが好みの私からすると、初期設定で露出補正を入力させてほしいのです。

|
|

« 蔵王坊平にて その6 | トップページ | 蔵王 お釜でパノラマ »

機材ネタ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 蔵王坊平にて その6 | トップページ | 蔵王 お釜でパノラマ »