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KX7 まとめ

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 キヤノン魂が炸裂した久しぶりのおもしろいカメラだと私は思って使ってますが、KX7の構成そのものはリタイア後に退職金で一眼レフというものでも買ってみようか層を狙ってるのかもしれません。
 軽く小さいボディはお年寄りの体力に優しく、ショボいバッテリーはパパママ層であっても不満を感じるのではないかと思われるほど。全体の構成もシンプルなものになっています。

 とはいえ、初期の銀塩kissで「このカメラは使える!」と判断したようなユーザーさんなら、KX7にも同じものを感じるかもしれません。
 自動制御でカバーできる範囲はカメラに任せてしまい、ファインダー視野率の狭さには目をつぶって、軽いフットワークを優先して使う考え方。

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【長所その1】 小型軽量であること。これがKX7最大の長所ではありますまいか。あまりに小さく、男性の手できちんとホールドできるのかどうかという不安が最初はありましたけど、標準的な男性よりも手が大きい私でも慣れればなんとかなってます。ボディの厚さこそありますが、幅は小さく実にコンパクトな光学ファインダー機です。

 ちょっとした標準ズームですら簡単にフロントヘビーになっちゃうくらいの軽さ。シグマの17-70mmくらいでもフロントヘビーですからね。レンズも軽く小さいものにしたくなってきますんで、EF-S18-55mmなんていうキットレンズがジャストフィット。
 ボディの厚さこそありますが、横幅がたいそう小さいので小型の印象が強いのだと思われます。

【長所その2】 スナップ撮影するには不足のない能力。AFに関してはキヤノン純正レンズのほうが追従性は良いように思えますけれど、光学ファインダーで測距点を真ん中固定で使う分にはシグマでもタムロンでもそんなに遅いとは思えません。

 差が出るのは背面液晶を使った撮影時。明らかにキヤノン純正レンズのほうが迷いがなく素早いAFが可能です。
 眼鏡を使うようになってから背面液晶を使うシーンが増えましたので気がついた次第。60Dのセンサーより新しいものを積んでますんで、背面液晶でもガンガン使える感じですね。
 このくらい使えるなら可動式の液晶も欲しくなるとこですけれど、小型化とのバーターということで。

【長所その3】 とりあえず静穏モードを積んでるとこ。標準時と比較して驚くほど静かになるわけではありませんが、地味で目立たない音質になることは確か。
 情けない動作音だと嫌うユーザーさんもいるかもの音質ですが、私はデフォで静穏の連写にセット。静穏だと秒3コマくらいの速度になるので、指先で単写と連写を使い分けられる速度で便利なのです。

 静穏モードではなく通常連写ですと秒4コマくらいに速くはなりますが、経験上、連写速度でベストタイミングに近いカットを補完できるのは秒間12コマ以上の世界だと感じていますので、少しくらい遅い連写速度でも私には関係ないのです。
 むしろ遅い連写速度のほうが指先でレリーズタイミングをコントロールしやすいので、こういったスナップ専用機みたいなカメラじゃ不必要に速くなくて可。

 といいますか、ファインダーを覗いたままベストタイミングを狙って何枚か撮ろうとする場合、単写モードにしているとレリーズから一度指を離さないと次のカットが撮れない仕掛けです。
 連写にしておくと、レリーズ半押しにしたまま次のレリーズができますんで。半押し状態を維持するには連写モードしかなく。それで常に連写へセットしてます。

【長所その4】 財布に優しいこと。もしかしたらKX7最大の長所ではありますまいか。とにかく安い。この値段ならサブ機として追加してもいいかな、と思わせてくれる価格と小ささですね。キヤノンらしいと感じるところです。
 新古品のレンズキットを安く調達してみて、これは価格以上の使いでがあるわと感激しましたもんね。コンパクトなボディとのバーターで我慢しなきゃいけない部分はあるにせよ、銀塩kissの経験があるユーザーさんならそういったノリはご理解いただけるかと。

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【短所その1】 ファインダー視野率が低いこと。このへんは慣れも関係してくるところですが、公称視野率95%のファインダーというのはけっこう見えてないんですよ。ズームレンズならそのへんを意識して大きめに撮るとか、使う上での工夫は必要になりますね。

【短所その2】 バッテリーが心もとないこと。これはボディを小型軽量化する上での妥協だとは思いますが、デジタル機ユーザーとしては撮る数が少ない私であっても不満を感じるくらいですから、ガシガシ使う一般的なユーザーさんは予備バッテリー必携でしょうね。
 田舎のクルマ移動なら車載インバーターAC電源を調達するほうが予備バッテリーを買うより安くつくかもしれません。泊まりの撮影行でも充電器は必携間違いなし。

【短所その3】 気のせいなのか今でも判断つきかねていますけれど、どうも映像エンジンが軽めの絵を吐き出しているような気がしないでもありません。
 同一条件で60Dと比較するとか、そういう面倒なことはやりたがらないもので、あくまで感覚的なものでしかないのです。けれどIXY系の処理に近い雰囲気があるのですよ。60Dでも絵が軽いと感じたことがありますから、気のせいなのかもしれませんけども。

 ただセンサーやら映像エンジンが新しいものなので、ホワイトバランス制御はオートのお任せでかなりイケるようになってる感じがします。
 太陽光ロックのRAW撮りで後から調整という芸は不要に思えますね。このへんはキヤノン機の美徳だと思ってます。

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 長所と短所を思いつくまま書いてみました。サブ機として使うのなら価値は大きなカメラですけれど、撮るのが趣味である人は自分が必要としている機能と勘案すべきカメラでもあります。
 私は軽い小型のキヤノンEF(EF-S)マウント機という点にすべての価値を見出しましたので、完全にメインの多用途カメラとして使っていますけれど、こだわり派のユーザーさんにはオススメできませんなぁ。あれこれ不足はありますんで。
 けれど少しでも小さなカメラにメリットがあるという思想のユーザーさんなら、一度は手にしていただきたいですね。持ち歩くことが苦にならない点ではマイクロフォーサーズ機になんにも負けてません。

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