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換算28-200mmくらい

 単焦点レンズのキレ?なにそれおいしいの?というノリの昨今。無理なく手を出せて、かつ使いやすいと思える焦点距離の単焦点レンズが見当たらないもので、どうしてもズームレンズへ頼ることになるわけです。

 思えば最初にズームレンズの使いやすさに気がついたのは、EF28-105mm/F3.5-4.5初代ですね。EOS5のキットレンズ同然の扱いだったあのレンズ。

Ef28105mm

 作りは安っぽいし暗いし。こんなレンズでイケるのかなぁと不安でしたが、当時どうしても行事スナップをたくさん撮らなければいけない立場にありまして、仕事だと思って割り切って使ってみたのですよ。
 そしたら意外に使い勝手がいいんですね。28mmから始まる3.5倍ズームで望遠側が100mm前後というのは、ちょっと周辺を入れたい時から半径5mのものを望遠っぽく撮っておきたい場合に都合がいいんです。まさに行事スナップレンズ。

 暗いと思っていたのに、ISO50のフィルムを使ってもそんなにシャッター速度は遅くならず、100mmくらいあれば開放が暗くても望遠っぽくは撮れるんですわ。
 フィルムを少し硬めに写るものにしとけば、ズームレンズの甘さはほぼわからなかったですし、よくできたレンズだったのでしょうね。

 そんなわけで28-100mmくらいのズームレンズはかなり使いやすいのではあります。APS-C換算でだいたい17-70mmくらいになりますか。

Sigma1770

 デジタル機で最初にシグマ17-70mm/F2.8-4を選んだのはそういうわけでして。期待に違わぬものはあったと今でも思ってます。
 歪曲は目立ちませんし、望遠側が若干甘い以外には大きな不満というものがなく、なんちゃってマクロは使い勝手が悪くなし。価格からしたら十分に価値のあるレンズでした。

 ただ、ここにセンサーサイズが小さいボディ側という事情が加わると、銀塩の頃の感覚では使えないのです。同じF値でも被写界深度が違うからですね。画角は似ていても絞りの感覚がイメージと実写が合わないというのがあって。

18_125_1

 18-125mm/F4-5.6の価値というのは、望遠側のボケの感覚ですね、これについていくらか納得できるものでした。暗くても焦点距離の長さでカバーしている感じになります。
 望遠側が甘過ぎて泣けるほどではあるものの、光線状態さえ良ければ欠点はそんなに顔を出しませんし、暗くてもレンズはコンパクト。なにしろバーゲンプライス。小さくて価格が安いこともレンズの立派な性能のうちですからなぁ。

 APS-Cセンサー機で本当に使いやすいのは換算28-200mmじゃないのかとね、今でも思うことがあります。
 ただアマチュアが選びたがるレンズという前提がメーカーさんにあるせいなのか、小さく作ろうとして無理があるように思えるんです。もうちょっと口径が大きくなってもいいから、全焦点距離で安定した写りなら。APS-C機でなら意味があるレンズになるんじゃないですかね。

 18-125mmくらいより焦点距離が長くなると、今度は目立つ歪曲が常に顔を出して当たり前みたいな雰囲気になってきますんでね、一本勝負ではちょっと寂しくなってくるのですよ。18-105mmくらいでもいいんですけどねー。

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