雁の里ふれあいの森 その3
えーと、正直申しまして、今回の野営は寒かったデス。「この秋、一番の寒さ」と天気概況で表現される夜でして、翌朝にはクルマのウインドウが真っ白になっておりました。
山間部のとことん山で野営していた人たちは耐寒装備してたんですかねえ。他人事ながら心配になるくらい。
寒くてテント内へ退散した時点でも温度計は12℃くらいでしてね。蔵王の15℃とたいして変わらないように思えたのですが、夜には一桁まで下がり、朝には6℃くらいになってたようで。
テント内はいつもの寒さ対策で前室にガスランタンを終夜灯しただけですが、冬にハマーヘッド2で実験した通り、だいたい外気よりも5~7℃くらい高い温度のようでした。つまり早朝でも10℃くらいには保たれていたと推測できます。
こんな具合にバンガローも併設されてまして、荒天になったら逃げ込む手が使えますね。そんな日はバンガローすら予約キャンセルがあるもので、たいてい空いてます。
チタンのシェラカップで熱燗をつけた人がいるようで。ここでもストームクッカーは活躍しますな。
多めの湯をアルコールの弱い火でコトコトと沸かし、シェラカップを浮かせて熱燗にしたわけです。
こうするとお湯はあまり減りませんし、シェラカップが転覆することもなく、チタンカップなのでそのまま飲めるというわけ。瓶を湯煎しちゃうと後半は冷めてきちゃうような気温でしたからね。
で、ストームクッカーと同じトランギア製のフライパンを載せてます。ストームクッカーのセットになってるフライパンではなく、単品の20cmノンスティックフライパンです。
ストームクッカーSは直径18cmが基準になっているようなので、20cmフライパンはいささかオーバーサイズながら、載せてみるとまあまあフィットしてるんですよ。
でもストームクッカーの開口部を塞いでしまう絶妙な寸法でもあって、先日の蔵王坊平でアルコールバーナーが消えてしまったのは、無風という条件の他に、こうやって上を塞いでしまったんではないかと。
今回も無風でしたが、フライパンを少しズラして隙間を開けると、火が消えないんですね。上昇気流で火力を生み出す仕掛けなので、上を塞いじゃうとダメっていう簡単な話なんですが、気がつくの遅くて(^^ゞ
上へ空気が抜けるようにフライパンをセットすると、いきなり火力が頼り甲斐ある強さになるあたり、正直なもんだなと思いましたです。
その隙間からアルコールバーナーの燃焼状態を覗き込んでいて気がつきましたが、燃料によっては目に刺激がありますね。
今まで気がつかなかったのか、それとも今回使った燃料のブレンドのせいか、目がチカチカして刺激されます。そこそこのお値段の燃料だったんですがねえ。
あ、アルコール燃料をきちんと別の金属ボトルに移す派の人には関係ありませんが、私のように売られている容器のまま使う派にとっちゃ、容器も気になるものですね。
当地では4種類のブランドを目撃しましたが、今使いかけのやつはただのポリボトルなんですわ。
この画像のオクダブランドは、注ぎ口に細い口のキャップを装備してまして、微妙な量を調整できて便利でした。刺激臭もなかったですしね。選べるなら今後これを買おうと思いましたです。
野営後にただ秋田市へ戻るのも芸がなく、久しぶりに廃村へ立ち寄ろうかなんて、目指したのは廃村の倉。10年ぶりですか。
また来たいと思わせてくれるものがあってチープナビへ位置をプロットしておいたはずが、どーも私の頭の中のイメージと位置が違ってて、ナビを無視して記憶だけ頼って某山中に突入。ずっと続いてる電線を追いかけるパターンで。
はい、訪れた人が必ず撮るアングルでw フォベオンクラシックモードで色がすごいことになってます。
最初に訪れた時よりも感動が薄れているのは仕方ないとしても、なんといいますか、季節のせいで草が生い茂ってる=これから冬に向かうので除草してないせいですかね、なんだか草生してる感じで。ちょっと寂しかったっす。
当地に廃村数あれど、この倉はネット上でよく見かけます。廃墟好きではなく写真好きの人がよく撮っているようで。気持ちは理解できます。おどろおどろしくない雰囲気なんですよ。ここは。
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