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手を出すことはありません

 なにかと気忙しい年度末からの、いろいろネタが盛り沢山で頭が飽和するスケジュールだった夜勤生活から抜け出しましたが、今度は職場社員会の幹事にご指名されたりしまして。
 農村の畑は予定よりも作業が遅れてたり。気忙しいままに過ごしております。

Gr_aps_0001

 センサーが大きくなってもボディはキープコンセプトサイズ、という新GR。おそらく街撮り派あたりからは熱い視線を浴びるカメラなのでしょうね。デジタル時代になってからブランド名で販売勝負できるコンパクト機としては嚆矢ですしね。

 ただですねえ、私は意外と新GRに関心がないんです。第一にまだまともなサンプルカットを拝見してない点。プロカメラマンが宣伝のために撮ったものではなく、普通のお客さんが買って撮ったやつですね、これを拝見しないとなんとも判断できず。
 第二に銀塩GRとデジタルGRは似て非なるものだという思いがなくならないからです。銀塩GRの良さは、露出補正ダイヤルが操作しやすい特等席にあったことと、持ち歩くのが負担にならないスリムさにありました。私の場合は。

 GRレンズは好みのレンズじゃありませんでしたけど、それでも奥深いなにかを感じさせてくれる描写に思え、カリカリにならない柔らかさと色彩トーンの豊富さがあったと意識してます。
 銀塩機ですから使うフィルムの選択如何では好みの描写に近づけることは可能でしたし、雪国の冬では露出補正を素早くセットできる点がメリットになりましたから。
 雪がある日常というのは、当時の銀塩機ではなかなか思い通りの露出にはならないものだったのですよ。

Img_4364_2

 第三に、銀塩GRほどのフレキシブルさを現代のGRは備えているのか疑問なのです。旧型になりますが、GRデジタル2を使ってその写りにいささか疑問を感じましてね。こんなもんなのかと。

 旧型機とはいえ、同時期の他社機と比べても色再現やらホワイトパランスの制御はどうなのよ?と感じることが多く、デジタルに関してはリコーさんはまだ未熟なのだと感じてしまいましてねえ。
 いやメーカーさんが自社の価値観や主張でカメラを製造して販売することはいいことだとは思うのですけれど、どうもブランドだけで売ってる観があるように。
 ですんで、実写カットを見ないとなんとも判断できないと感じるんですよね。市場のノリだけで手を出せるほどオカネがあるわけではない身なので。

 第四に、光学ファインダーを搭載していないこと。これは一概にいいとか悪いとかいう話ではなく、私が個人的にボディ内OVFを望んでいるというだけのことでして。
 OVFへ接眼して撮るメリットというのは、外光に妨げられずファインダー全視野を得られる点と、顔の一部を使ったカメラホールドの確実さですよね。手ブレ補正を排除した今回のGRならば、なおさらそういう撮影スタイルが欲しいところです。

 いやボディはキープサイズでセンサーを大きくしたわけですんで、OVFがボディ内へ入る隙がないのかもしれませんけれど、おそらく今後のこのクラスのカメラはX100シリーズのような説得力あるファインダーが必須になると思うんですけどもね。

 第五に、ボディの大きさに関わらず、APS-Cクラスセンサーを積んだOVFレスのカメラとして、私の手元にDP1mがあります。このカメラで十分にOVFレスの寂しさを味わってますので、よほど楽しい写りの機種じゃなけりゃ興味は抱きません。

 そして最後に。リコーさんのオンラインマーケティングの浅薄さに触れたような(私の勝手な思い込みかもしれません)経験がありまして、このメーカーさんはけっこう顧客をナメてんだなと感じちゃいまして。
 勘違いでもなんでも一度感じてしまったらなかなか固定観念は崩れませんがな。

 これがキヤノンさんみたいに最初から客(一般コンシューマー)をナメた姿勢でやってるのならば、こちらとしてもドライにつきあってりゃ済むのですが、なんとなくユーザーに優しいイメージを振りまいていた全盛のリコーさんでしたのでね。「それが本音か」と一気にイメージが悪くなっちゃったのですよね。

 どんなスタイルにせよ、ユーザーを小馬鹿にする姿勢はメーカーとして見せちゃいけません。

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