アウトドア2012

ライトイヤー1 中間報告

 認めます。シェラのライトイヤー1は買い物失敗でしたw

 といっても、私の用途に対して失敗したのであり、テントそのものがハズレという意味ではありません。

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 某店のWebサイトからパクってきた画像で恐縮です。ご覧の通り、このテントの最大の特徴はインナーの有効長だと思うんです。287cm。国内ブランドではあり得ない寸法です。

 もちろんテントの有効長というのは床面積の話で、インナーのウォールが斜めに立ち上がっているのがテントの常。実際の使い勝手で287cmをフルに使えるわけではなく、1割引くらいに考えておいたほうが現実的に無難であることがほとんどです。
 とはいえ287cmですから、実際に使えるのが仮に2割引だとしても2m以上は確保できるわけなので、背の高い野営者にとっては安心感に繋がりますがな。

 287cmとはいえ床の形が変形五角形というところ。ここは長所と短所があります。長所としてはロクに使えないコーナースペースが存在するおかげで、野営道具をそこへ突っ込んでおけますよね。小物などを置いておくスペースには欠かないといえます。
 短所としては、サーマレストなどのマットを展開しようとすると、変形五角形に四角のマットを据えるわけですから、意外につっかえるんです。

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 サーマレストのラージサイズ196×63cmでギリギリですから、世の中に多数流通するサイズのマットならおそらく問題はないかと思いますが、変形のデザインというのはこういう心配もしなきゃならんということです。
 実際、そのへんをあまり意識しないでサーマレストを新調したものですから、ライトイヤー1で使えないとなれば、今まで使っていた古いサーマレストにしなきゃならんとこでした(^^ゞ

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 前にも触れましたが、前室は予想以上に狭く、フライの出口を開けるとインナーへ雨が入ってくる作りになってますので、雨天停滞の煮炊きはテント内でやることになります。
 ピシッと張りづらいインナー構造から、下手に炎を上げるとタレてるテントインナーへ引火するという騒ぎを警戒してしまうくらいですんで、プレヒート必須火器愛用者向けではないように思えます。

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 自立できない構造であることのマイナス点は、設営地を選ぶということより、撤収時に持ち上げてテント内のゴミを外へ出す行為ができないところと思ってます。
 一般的なクロスポールタイプなどのテントであれば、フライとペグを撤去した後にインナーだけ持ち上げて出口方向を下にして振り振りできるのですよね。

 というような使い辛さみたいなことを書き連ねましたが、一方でフルメッシュのテントが初めての私は、なんて過ごしやすいんだろうと思いました。
 なにしろ夏に使い始めましたので、涼しくしようと換気なんかに気を使う必要はゼロ。よくありがちな、日の出とともにテント内の温度が急上昇して目が覚めることもなく。個人的にはかなり安眠できるテントです。

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 これが本格的な秋になったらどう感じるか。贅沢にもシュラフは使い分けできるだけ在庫がありますので、寝ることに関しては気温対応できるはずですが。

 また変則デザインのおかげで、なんとかテント内であぐらをかいて座ることはできます。身長182cm(ジジイなので縮んだりしてますw)の人間が、ちょっと姿勢悪い感じになっちゃいますが。
 私の煮炊きはたいていテント内に外向きに座ってやりますんで、座っていられることはわりと重要な要素。

 自立できないこととバーターで、フレーム類が短く小さく、全体としてかなり軽量で小さな収納具合になっていることもメリットかと。
 軽い1ウォールは世の中にたくさんありますが、2ウォールで軽いソロテントとしては公称以上に小さく持ち運ぶことが可能ですので、常用する環境によっては背の高い人が手を出す理由は十二分にあるかと思われます。なにしろ安いし。

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 テントは寝るだけ派で、主に固い地面の場所で設営なんかしない。ガソリンや灯油の火器を使わない。とにかく重量的に軽く済ませたくて、かつ背が高くてテント選びに困ってるけれど、予算的に高いテントを買うつもりがない。暑いテントが大嫌い。こんな感じですかねえ。
 タープ併用派のソロの方にもいいかもしれません。タープがあることで前室の小ささや雨天停滞時の煮炊きがかなり解消できますでしょうから。
 「まったり野営」にライトイヤー1単体では向いてない気がしてます。その点ではストイック系のテントといえましょうね。

 あ。今週末の登米に参戦する予定です。復活した祭りを見に。問題は天気ですなぁ。

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グダグダ野営 その3

 私が野営した大松川ダム公園は、かつての山内村に位置し、現横手市なのですが、スズメバチの被害でずいぶん横手市民がヤラれてるようです。死んだ人まで出てます。

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 で、ハチの死骸がたくさん野営地に落ちてましてね。これスズメバチじゃねえの?アシナガとは違う太さだよね。などと思ってましたら、日の出からしばらくして飛ぶ飛ぶ。
 当地の山野では、森林でアブの襲来がデフォと考えておいたほうがいいのですが、アブに混じって違う羽音が聞こえてくるんです。シルエットを見ますと間違いなく大きなハチ。

 それもあって早めに撤収したのでしたよ。

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 で、今回はライトイヤー1の使い勝手を追及するという課題があったのにも関わらず、すっかり日が落ちてからの設営という悪条件に加え、なにしろテントサイトの地面がやたら固く。ペグハンマーというものが世の中に存在する理由を知りましたw

 どう考えても雨天の煮炊きは苦しいと思われるライトイヤー1に小さなタープを加えてみたらどうかと思ってましたが、ポールを1本しか持って来てませんで、仕方なく片側をテントのループへ固定してみたものの、全然ダメでした。
 テントサイトの関係でテントへテンションの負担がかからない方向へタープを張れなかったのですよ。ペグを手で押し込める位置もやたら限られる地面の固さもあって、なんだかみっともねえことになってまして。

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 芋煮鍋でもやるかぁと準備してたのに、まったくダシの効いてない醤油汁になりやがりまして。はて、以前作った時はどうやって作ったっけ。んー。などと考えているうちに酔っ払い。どうでも良くなったりして。

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 そして意味もなくB-6で火を焚いたり。焼き鳥を調達できなかったので、単なる空焚きw

 ネイチャーストーブはパーツの紛失から自立できなくなっており、新調しようかなんて考えてたら、我が家にはB-6があったのですよ。今後の焼き鳥系はB-6にお任せ。

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 で、問題のライトイヤー1の前室はといえば、このくらいのスペースしかないんです。最初からここで雨天の煮炊きをしようというのが間違いのような。夜露に濡れるのが困る履物を置いたら精一杯な感じです。

 つまりこのテントで雨天の煮炊きは、テント内でやらなきゃいかんということですね。となれば火器を選ぶわけでして、ストームクッカーはアリかもしれませんし、ジェットボイルなら問題がなさそうです。
 なにか板とかを敷いてしまう山岳系の作戦なら、普通にガス燃ストーヴは使えるでしょうね。プレヒートで炎が上がる火器は全滅。

 このライトイヤー1は、明らかに流行のファースト&ライト系ノリのテントですね。テントは寝るだけのものという価値観なら、軽くて小さくまとまる安いテントとして価値があるかと思います。
 ペグダウンは最低6点で済みますし、ポールワークがシンプルで間違いようがありませんので設営は楽です。
 また積極的な通気のためのギミックはなんら装備していませんが、夏場の涼しさはメッシュインナーならではのもの。そのまんまで涼しく過ごせます。気温の対応はシュラフで行うスタイルに合いますね。

 私はコットンのシーツだけで酔っ払って寝てましたが、朝まで爆睡。気温は至近の都市で24~25℃でしたので、現場ではおよそ21~23℃だったのではないかと推測してます。当日の各地区にある気温表示を見ての温度差で。

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 新調したはずのマットが早くも気合が入ってて。トレイルプロのラージサイズですんで、寸法は196×63cm。これがギリギリ敷けます。
 変則五角形の床なので、ものすごく長辺が長いインナーに思えて、実際に使える面積はそんなでもないということです。それでも196×63cmのスペースは確保できているので、普通の身長の人が寝るには十二分でしょう。

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 マットを敷いてこんな具合。あいかわらずインナーをピシッと張れなくて悲しいです。足元はこんな具合ということで。

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 どうしても軽く済ませなければいけないという用途向けですね。まったりと野営を楽しむ作りではありまへん。
 シングルウォールの不利はあるものの、野営を楽しむという観点ではORのナイトヘヴンのほうがずっと上かと。

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グダグダ野営 その2

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 野営地の名前を訂正。相野々ダム公園キャンプ場ではなく「相野々ダム自然の森キャンプ場」でやんした。こういうのはきちんとしないとね。

 で、ここからはあまり堂々と書けないんですよ。というのも、大松川ダム公園キャンプ場は基本的に無届利用は不可なんです。建前だろうがなんだろうが、そういう決まりなのですから、本来ならばそれに従って当然。なにしろ「使わせていただいている身」です。

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 月~金に予約せよ、というのは役所管轄として致し方のないところなれど、私は日曜の夜の野営地変更でウロウロしている身。届けを出そうったってそうもいかず。
 宿直の人はいるでしょうから電話することも考えなくもありませんでしたが、野営地はギリギリdocomoの電波が届くか届かないかといった状況。んー。

 きれいに使わせていただき、立つ鳥後を濁さずを徹底させていただくとして、無断使用と相成りました。地域局すまん!

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 というわけで、こういう状況になったのでしたよ。暗くなってからの設営。妙に静かすぎる周囲のロケーションなど、気になる要素はあったものの、もはや野営地を変える余裕のない時間帯。開き直りました。

 無料のオートキャンプ区画があるというので、そこそこ人気なんですよ。大松川は。オートキャンプサイトとはいえ、余裕のない長屋的な配置であり、AC電源なんてものは各区画にありません。

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 ですが無料で使えるという点でウケるのでしょうね。これで隣に夜更かしバカ家族とか、仙台の大学生チームがいた日にゃ、うるさくてなにをしに来たのかわからない状態になること必定ながら、たいていは合同キャンプで貸切状態になるとか、そんな感じらしいです。

 当地では時期ハズレ=オンシーズンは公立小中学校の夏休み期間であり、しかも日曜の夜。誰もおるまいと予想してました。いても日本一周系のライダーくらいであろうと。ええ、誰もいなくて貸切状態でした。

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 炊事棟は立派なもので、手入れも行き届いてます。残飯の残りなんてありません。もちろん水もオッケー。ただし照明に関しては分電盤を開けて自分で点灯させました(^^ゞ

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 トイレは道路を挟んで反対側にあり、私は利用しませんでしたが、ご覧の通りに清潔なものです。つまり炊事棟とトイレが完備と。
 街灯らしき設備もあるんですが、これは利用者がいると点灯させるのかどうか。正直、炊事棟の明かりがないと月明かり以外は漆黒の闇になりますんで、心細い人もいるかもしれません。

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 焚き火スペースあり。キャンプファイヤー状態?



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グダグダ野営 その1

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 久しぶりにソロで野営してきました。なんと昨年の大曲の花火以来。その前が獅子ヶ鼻というんですから、まともなソロ野営としては1年3ヶ月ぶり。

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 秋田県内南部へ安心していつでも利用できる野営地を見つけてみたい、という欲求は前に書きましたが、今回は予定していた相野々ダム公園はパスしました。というのも、個人的な感覚で「ここで過ごすのはイヤだ」と感じましたので。

 日中に遊びすぎて現地へ入った時間帯が遅かったというのもあるとは思います。なんといいますか、薄暮の森から視線らしきものを感じまして。気のせいだろうがなんだろうが、イヤだと思ったらそこで野営はやらない主義の私。
 久しぶりのソロ野営で精神的にヘタレてるのだろうかと自問自答してみましたが、イヤなものはどうにもなりません。もはや日没時刻は過ぎておりましたけど撤退。

 現地は予想していたよりも山奥ではなく、しかも林道からちょっと上がった独立した台地状ですので、それほど山奥ではないわりに世間との遮蔽感が高かったですね。
 地面はフワフワしちょりました。まったく雨が降らない夏だったせいでしょうか、枯れた苔ですね。踏み固められているかフワフワしてるかの二択で、どこへ設営したらいいのかしばし悩んだのも、撤退理由のひとつでした。

 小さな炊事棟があり、水はちゃんと出ます。分電盤は操作しても炊事棟の照明は点灯しませんでした。トイレもありましたけど、中は確認してません。噂ではトラッドなボットントイレとのこと。
 季節や時間帯によってはまた雰囲気が違うのかもしれませんので、再度チャレンジするかも。ただし今回はパス。

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 さて、時間は間もなく19時。すでに日暮れを迎えている時点で野営地変更となると、どこへ走るか。頭の中にはいくつかの無料勝手野営地が思い浮かびます。
 有料でそこそこ評判のいいファミリー向けは論外。いかな日曜の夜とはいえ、世間に暇な人はたくさんいます。ファミリー向けは酔っ払いの怒声やらなんやら、野趣をブチ壊しにすること多く、管理人のいるところはもはや無理な時間帯。

 くそうるせえ管理人のいる有料野営地なんざ、よほどのことがなきゃ行きませんがw

 真っ暗な中で設営。しかも張り慣れていないライトイヤー1を使い。となれば初野営地は不安。現地へ行ったことがあって、なおかつクルマから素早く荷物を降ろしてすぐ設営できる場所。
 移動に時間がかかる東山森林公園と雄物川河川公園は無理。旧六郷町も考えましたが、あそこは悪くない野営地ながらも駐車場からかなり遠く。となれば野営したことはないものの大松川が無難か。

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 すでに交通量が著しく少なくなっている日曜の夜。林道を駆け下りて国道を疾走。けれど真っ暗になってから野営地へ向かうもんじゃありませんね。旧六郷町側の黒森峠からしか大松川ダム公園へ行ったことがなく、逆に里側から上がったら公園の位置がわからなくなり。
 ええ、ウロウロしてました。最初から場所をきっちり把握してたら簡単なんですが、早く現着して設営したい焦りから、なんか慌ててまして(^^ゞ

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ライトイヤー1 その3

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 実は密かに買い物失敗感が徐々に出てきてたりして(^^;

 自立しないのは覚悟していたけども、寸法のわりにずいぶん使い勝手の悪いインナー容積だなーとか。せっかく新調したサーマレストが敷ききれないっぽい床寸法とか。
 前室が予想していたよりも小さく、これじゃ調理なんかできないかもしんないし、雨天停滞での調理を前室でやろうなんて論外っぽいとか。

 実はソロテントに関して過去に自分が書いた記事を読み返してみて、つくづく「なんでライトイヤー1を選んだwww」と思ってるところでした(^^ゞ
 フライの材質はポリエステルにこだわり、できれば出口はソロでも2つ欲しいとか、前室で雨天煮焚きができなきゃ論外とか、そういう条件を並べていたような記憶があったりしまして。なのになんでライトイヤー1に手を出したかな。うーむ。

 高校の頃からシェラデザインズのブランド名が頭の中にありましてね。いつかはシェラのテントを使ってみたいと。そんな潜在意識があったのでしょ。
 フライの色さえ除けば、どう考えてもシェラならゾロ1が私のニーズに合致しているはずなのに。そう、色もあるんです。

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 この地味な青のハマーヘッド2。機能的にはかなり気に入ってるテントでして、今でも自分のチョイスを誉めたいくらいなのですが、なにしろ元が山岳用テントですけん。質実剛健といいますかね。色のセンスが古いというか。

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 しかもお馴染みの一つ目小僧。そういう外を観察する窓はいらないのよー!みたいな。いかにも山岳テントの出自。

 でも現行型というか最終型のハマーヘッドはすっかりアースカラーになり、ワサビ色のフライが羨ましかったりしましてねえ。
 どうも廃番になってるっぽいですから、ワサビ色を買えた人はラッキーでしたなと妬ましく思いますw

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 って、MSRもアースカラーかい!ユーロ圏限定カラーじゃなかったのか!w

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 MSRというと黄色いフライのイメージがありましてね。ええ春先には蜂が寄ってくる色のフライです。またこの前はオレンジ色のフライで、MSRというとオレンジ色のフライを象徴として意識している人は多いみたい。
 ですがフライのコーティングが加水分解してどうのという話もよく目にしたわけで、安くはない買い物をするのに加水分解ってのはメーカーさんとしてどうなのよ?という根本的な疑問があって、もう忘れたことになっていたのに、その現行型のアースカラーはねえだろ。しかも加水分解しねえってよw

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 買い物を失敗した感が日に日に強くなっているものの、まだこいつでマッタリとした時間を過ごしてはおりませんので、判断は後日に譲りたいと思います。

 先日の野営ではまさに酔っ払って寝るだけでしたが、少なくても暑さのストレスは皆無でした。風の強い場所で野営したらどうなるかに興味はあります。
 MSRの非HPのハバシリーズはメッシュインナーのくせして風を通さないという噂があり、かつ湿気がこもるという指摘もあるようで。そのへんから高価なHPシリーズに発展したようですが。
 ライトイヤーは夏場に酒を飲んで酔っ払ってからテントの中に飛び込んでも、外気と同じ室温ですんで、安眠は約束されてるような長所は確認しておりますよ。

 ただタープもいっしょに持ち歩かないと雨天煮炊きの対応がないのかという危惧がね、ちょっとあったりしまして。タープ併用というのはせっかくの軽量ソロテントをスポイルしますな。
 次回はいちおうタープも準備しつつ、できるだけライトイヤー1オンリーで過ごせるよう、鋭意努力したいと考えています。火器はストームクッカーでw

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ライトイヤー1 その2

 私ウソを書いておりました。シェラのライトイヤー1はインナーとフライを組み合わせればかろうじて自立すると書きましたけど、実験の結果、無理と判明www

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 つまり、しっかりとしたペグダウンができなきゃ自立できない、完全非自立型ソロテントなのですよ。

 なるほどこのタイプは人気がないはずです。というのも、テントを買い求める人はキャンプ好きとは限らず、単なる夜を過ごす手段としてしか考えていない人も少なくないのです。道の駅などで強引にテントを張る人はいますから。
 そういったユーザーさんにとっては、自立できないテントはオールマイティとはいえないでしょうし、トレッキングが趣味の方にしても、テントを張る場所を選ぶことになるわけで、どこでも隙あらば野営しちゃろうというスタイルには合わないといえます。

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 同じシェラのソロテントでも、ゾロ1のようなオーソドックスなドームスタイルのほうが、荷物の収容にも都合がいいのではないかと思います。
 完全防水のバックパックであったとしても、テントの外へ放置したまま寝るというのは、あまり気持ちのいいものじゃありませんからね(^^;

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 なんで予定通りにゾロ1を買わなかったかなぁ。その理由は、フライが真っ青でして、もうちょっと地味な色のが欲しかったということと、20年くらいの間、一度は使ってみたかったスタイルのテントが、たまたまシェラではライトイヤーという名のモデルであったこと。
 最後の決め手は価格でしたけどもね。米国現地価格と大差のない価格で販売されているお店を見つけてしまい、この価格なら失敗してもいいやと。

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 で、ライトイヤー1の詳細を少し。

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 これ曲げて広げたわけではなく、左右対称デザインじゃないのですよ。寝た場合に頭側になる部分が変則的なカタチ。これは出入り口の大きさを確保するためではないかと。

 え?これしかポールを使わないの?というくらいに、たった2本のポールだけ。かなりテンションをかけてインナーと接合させるタイプ。

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 ポールの先は球状に加工されており、それをインナーの樹脂パーツへ差し込むことで固定されます。

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 インナーの上側はご覧の通りに簡単な結合ができるような樹脂パーツを使ってますね。これなら少しくらい暗い場所で設営しても迷わないか?

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 本来は自立できないのですが、微妙なバランスを保たせて強引にポールを立たせてみましたw
 この時点で確実なペグダウンによってインナーをきっちり張っておけば、おそらくうまくいくはずなのですが、どうもハマーヘッド2ほど簡単ではなく、インナーの床が変に浮いたりしましてね。どうやったらきれいに張れるのかは未だ不明。

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 フライはインナーに縫い付けられた樹脂パーツへ樹脂バックルで結合します。もちろん張り具合の調節は可能。緩めにしといて結合してからテンション調整をするという、テントを張る一般的なお作法そのままですね。
 ハマーヘッドではそういう細かい気遣いをまったく必要としませんでしたので、本来のテント設営はこういうものなのだろうと思うことにしてます(^^;

 このインナーに縫い付けられた樹脂パーツにループ状の紐がついてまして、これを使ってペグダウンするわけなんですが、なぜか一箇所だけゴム紐。ここで調節しろという意味なのか、逆にここだけは固定して他を調整しろという意味なのか、まだわかりませんw

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 付属のペグは軽量丈夫なジュラルミンのVペグ。こりゃコストかけてまんなーと感じますが、私の好みはシンプルなピンペグ。Vペグは打ち込む地面を選びますのでね・・・。

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ストームクッカーS 黒 その2

 山口から送られてきたお酒を野営ではいただきましたのよ。

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 濁り酒で発泡。冷やして飲めば、まさに夏向けといった趣きのお酒でした。

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 秋田人的な表現をすると、ラシャンテ風のフルーティさながら、もうちょっと日本酒寄りで、発泡も派手な感じ。米の味はしっかり残っていました。

 日本酒好きが同席しておりましたので、全部飲んじゃいまして。えらい酔っ払ってましたね。当地で表現するところの「ホジ流し」。
 ホジというのは仏教用語でいうところのホンチ(漢字は忘れましたw)で、人間の本性とか性根という意味のようですが、秋田弁の場合は「常識」と解釈したら適切かと。「ホジ無し」とは非常識人を意味します。
 ただし「常識」という意味合いの他に、ローカルルールを守れないとか、協調性の無さを表現する場合も多く、いかにも田舎的な雰囲気が漂いますね。

 また、当地では夏に「ねぶり流し」という行事が各地で行われ、竿灯祭りもねぶり流しの一環で派生的な祭りなんです。
 「ねぶり」とは、夏場に不意に訪れる眠気のことで、夏バテから来ている場合もありますね。これを流してやるということで、夏の祭りになっています。
 つまり「ホジ流し」というのは、常識を川へ流してしまうかのような勢いを指します。ええ、たいていは酔っ払いですねw

 話はストームクッカーの続き。

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 私が買い求めたストームクッカーSの黒バージョン。この黒いミニケトルにフラリときましてね。これバラ売りだと入手できないんです。黒バージョンじゃなきゃセットになってませんで。そういった希少性にヤラれましたwww

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 ストームクッカーはアルコールストーヴありきで、この有名なトランギアのストーヴが基本。いちおー公称燃焼時間は25分ということになってまして、この場合の燃料は2/3ほど入れてくださいという具合。
 満タンで実使用した場合、現場の環境にもよりますが、公称値の2倍の燃焼時間が稼げるといわれてるようです。

 私は8割ぐらいの目分量で燃料を投入しまして、全開で15分ほど、トロ火で計45分くらい使いましたが、燃料は2割くらい残ってましたよ。全開で使い続けなきゃ、けっこうもちますね。
 アルコール燃料もしょせんは液体燃料、コストは高いと指摘する方もいらっしゃいますが、昨今田舎でも見かけるドラッグストアで燃料は普通に売ってますから。個人営業の薬局にもたいてい置いてありますしね。調達は楽なのです。
 この燃料調達の気軽さはメリットです。燃料もメーカーによってピンキリですしね。カセットガスくらい価格に差がありますわ。

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 こういった具合にアルコールストーヴを器の中にセットするんですよ。

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 この状態はまだコッヘルがセットされていない状態。下半分が嵩上げと空気取り入れ。上半分が煙突みたいなもので、ようはアルコールストーヴの熱気で上昇気流を作り上げる仕掛け。
 本来ならば頼りなく風に弱いアルコールストーヴが、ストームクッカーに仕込まれた瞬間にやたら元気が良くなる様には、もう笑っちゃうというか、これかぁ!って感じです。

 カタログ的にストームクッカーSへ同梱されるコッヘルを紹介しますと、1.0Lのコッヘルが2つに、コッヘルの蓋と兼用のフライパン、そして鍋つかみ。んで0.6Lのミニケトル。
 私はそこへオプションの湯切り板を追加しまして。これがなかなか使い勝手の範囲が広いと好評。雪上で沈まないようストームクッカーの下に敷いたり、あるいはまな板の代用とか、いろいろ使えるわけです。

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 あたしゃ西欧風にパスタなんざやったりしませんのでね。本来の湯切りとして使うかどうかは未知数ながらも、きっと使うシーンは突然に来るだろうと思って調達しました。
 なにしろ飲みながら晩飯を作りますんで、ハッと気がついたらアレがないとか、そんなのいつものこと。今回もあるはずのオタマがなくて泣きましたしw

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 何度も触れていますが、トロ火が可能という点が優れていると思います。上の画像はストーヴ本体へOリング付の蓋をしているところと、火力調節用のカバー。
 使用時には蓋は無し。代わりにこのカバーを載せますと、開口の大きさで火力を調節する大変シンプルな仕掛けになりますのよ。プリミティブなやり方ながら、簡単確実。
 ただしストームクッカーの場合は防炎防熱の手袋があると楽です。私が野営で使ってるのは安物の数百円の普通のホムセン皮手袋ですが、十分でした。

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 ほれ。昔から使ってるトランギアの廃番コッヘルも、ピタリと載ります。そりゃそうです。同じメーカーの品ですから、基準寸法が一致していても当たり前。トロ火でコトコト煮炊きできるんですね。

 山屋さんを中心に「重い」と言われることが多いストームクッカーながら、あたしゃどうせのんびりバカ野営ですし、火力がどうのというほど時間を急ぐ野営でもありませんので。すごくいい相棒になってくれそうな予感。

 ただしケトルを同梱しちゃうと、もうパッキングの余裕がなんにもなくなっちゃいますので、この黒バージョン以外はケトル別売という仕様も理解できますね。ケトルがなければカトラリーだの収納する余裕はありますんで。
 軽量化に特化したウルトラライトや、表面に耐久性の加工を施したハードアノタイズド仕様が売れ筋だと思いますし、実際に黒バージョンは限定品みたいな扱いです。

 頼りないはずのアルコールストーヴが大化けするこのシステム。知識として認知しているのと、実際に使うのとでは、ずいぶんと認識に開きが出ますぜ。酔っ払った勢いでポチッて良かったと激しく思っているのでありました。

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ストームクッカーS 黒

 ソロキャンパーで、しかも徒歩行という、プリミティブな野営者が都会に多いというのは、交通事情があるよねえ、とか思ったりして。

 田舎ならたいていはクルマがなきゃ生活が成り立たない人がほとんどですし、交通量も少ないですからね。思い立ったらすぐ野営に出かけることも簡単です。
 でも都会でクルマを足にして野営へ出ようとすると、渋滞回避と移動時間稼ぎのため早朝に出かけたりしなきゃならず、高速を利用するとなおさら渋滞を警戒したりしましてね。

 徒歩行ならクルマ移動ほど早めの出発にこだわらなくても良くなるわけですけど、そうなると背負う装備品の軽量化やコンパクト化にこだわるのは自然なことですよね。
 こと野営に関しては、田舎に住まう身が幸せなのだと思っております。公共交通機関の貧弱さから徒歩行野営は厳しいものの、クルマでスイッと野営地に行けますんでねえ。

 で、ストームクッカーに関してなのですよ。

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 私が手を出したのは、トランギアのストームクッカーという商品のSサイズ、黒バージョンです。

 ストームクッカーにはSサイズとLサイズがあり、Sがソロから2人向け、Lはそれ以上の人数のパーティー向けという位置付けのようです。
 アルコールストーヴを基幹としたトランギアの火器システムはとても興味深いもので、とかく火力が語られることの多い野外火器の中では異色の存在なのですね。

 ここであらためて野外火器の燃料に言及すると。使いやすさと火力では断然ガスボンベですがな。火力の調節は簡単だし、低温下ならプロパン含有のボンベを使えばいいわけですしね。氷点下になるような環境じゃ、普通は野営なんかしないし。
 液体燃料の定番は白ガソリンですな。精製ガソリンってやつ。着火が確実で、加圧さえできてりゃ安定燃焼。コストはものすごく高くつきますが。
 灯油は少数派ながら、ガソリンより熱カロリーが高く、着火はしつこいところがありますけど、火がつけばこっちのもん。ただコッヘルが煤だらけになっちゃいますけど。

 アルコールってのは液体燃料の範囲に入るのでしょうが、とにかく熱カロリーが低く、頼りない炎です。利点としては燃料調達が街のドラッグストアですぐ買えることと、シンプルな火器でも使えること。

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 トランギア火器システムの基幹となるアルコールストーヴ。型番はTR-B25。この真鍮製のシンプルな構造のストーヴ単体だと、軽量コンパクトでタフなのに火力が頼りなく。
 ところがストームクッカーというコッヘルシステムに組み込まれた途端に、やたら頼りになる存在に変身するのでした。

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 先日の流星観測では、なんとディナーにチーズフォンデュとかいうオサレなメニューが登場したのですけれど、チーズを温めるためにトロ火が必要であると発覚。予定ではバリフューの出番なのに、ガソリンでトロ火は無理ー!
 というわけでストームクッカーの登場に。遊ぶ暇があったらいじってようかと思って持って行ったのに、いきなり本番デビューというのは、こういう理由だったのです。

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 前置きが長くなっちゃったので、次回へ続けます(^^ゞ

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ライトイヤー1

 あらためまして。ソロテントとしては初調達になったシェラデザインズのライトイヤー1。

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 このスタイルのテントは昔から存在しているわりに、自立できないという点が嫌われるのか(インナーとフライを組み合わせることによってかろうじて自立はできます)、はたまた変則デザインのインナーから床面積がギリギリになっちゃうせいか、いまひとつ人気はパッとしません。
 けれど私は軽量に作られることが多いこのタイプのテントに以前から惹かれる部分がありまして、いつかは使ってみたいと思っていたんですね。

 いざ設営してみますと、頭の中で考えていたより小さなもので、床寸法の最長部は287cmあるのですけど、菱形に近い床の形でして、フルに長さを生かせるというわけではありません。

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 こういった床の形ですので、意外に余裕がないんです。また、張りなれていないせいでしょうか、天井部のメッシュがダラリと垂れ下がってきている状態で、狭い感じがなおさら強くなるという。

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 長年使ってきているハマーヘッド2にすっかり慣れてしまっているためでしょうね。狭く感じるのは。ビビィザックほど極端ではないのでしょうけど、ちょっと圧迫感がありました。

 背負ってきたバックパックはテントの外に置くしかないのかという状況でして、テント入り口の逆側のフライとの隙間に置くしかないかとか、テントのしっかりとした張り具合確保と共に、今後の課題。
 また、前エントリーで触れましたが、雨がインナーの中に入りやすい点も、もしかしたらインナーをしっかり張ることで回避できないものかとか、これも課題ですね。

 数値上の寸法で考えて買ったつもりでしたけれど、頭の中で立体的に把握する能力に私は欠けたらしく、いろいろと想定の範囲外(^^ゞ
 ですが意外にうれしかったのが、実はテントの収納袋。

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 シェラのテント袋定番の、袋の口が広くなっている仕様。取り出す時も収納する時も便利この上ありません。どうせドローコードで入り口は絞っちゃいますから。
 また、袋の寸法にかなりの余裕がありますんで、なおさら収納は楽。これはおそらくオプション扱いのグラウンドシートも収納できるようにじゃないかと。
 日本ではテントの底に穴が開くような場所で野営しなきゃならないのは、山岳くらいだと思いますが、おそらく米国では普通にそういう場所があるのではありますまいか。私はグラウンドシートを使わない派ですけれど。

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 今まで使ってきたハマーヘッド2との比較。ハマーヘッドはフライとインナーとポールでパンパンになってます。

 重量的にもハマーヘッド2は私が使っているバージョンで公称3.4kg。登山用のタフで容積十分なテントとしてはそんなに重くはないと思いますけれど、ソロ行テントとしては明らかにオーバーキャパシティ。滞留型の野営ならソロで快適といった感じ。
 対するライトイヤー1は重量わずか1.5kg。数字による重さの差だけではなく、手にした時の軽快感がまったく違います。気軽に持ち出せる感じ。

 けれどソロ行テントはなにかを切り捨てて軽量化しているモデルが多いのも事実。そのへんは今後の使用で探っていきたいところです。

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流星観測隊惨敗

メール投稿更新@農村

お盆休みがない会社に勤めておりますので、有給休暇にて夏休みを確保。日曜夜のペルセウス野営から、そのまま農村入りしております。

天気予報から明らかであったように、曇り空の可能性が高く、天気が下り方向であったため、なおさら流星なんざ見えないのではないかと。
ええ、結果的に惨敗でした。日中に晴れ間がありましたのでワンチャンスに賭けたのでしたが。

で。ソロテントをデビューさせ、予定外のストームクッカーデビューもさせてきちゃいました。単に野営をしに行っただけw

ソロテントはシェラのライトイヤー1というスリーシーズンタイプのもの。「お高いんでしょ?」と思っていたテントでしたが、某店で米国価格並の値付けを発見。これなら買える!待たされましたが無事入手。

ライトイヤー1の長所短所は、次回以降の野営にて詳細を確認したいと思ってますが、とりあえず第一印象を。
驚くほど軽く小さく持ち運べ、収納は楽です。またフライを張らなきゃ自立できないタイプで、フライ単体でも自立できません。
インナーがメッシュタイプなので、雨の日の設営はナーバスですね。このへんはモンベルのムーンライトのような形が雨の設営が楽かと。
ただし設営は慣れれば数分で完了しそうなので、簡単設営ではあります。

居住性については、フライ出口を全開にしてますと雨がインナー内に垂れる開口仕様。全開にしなきゃ出入りが面倒なので、ここは注意点。
また、漫然と張っちゃうと、インナーがダラリと内側へ落ちてくる点は次回の反省に。

ストームクッカーについても詳細は後日へ譲りますが、手短に感想を述べるなら「ものすげー使えるじゃんか!」ですね。
火力もきちんとありますし、トロ火が使える点はメリットですな。

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