ライトイヤー1 その2
私ウソを書いておりました。シェラのライトイヤー1はインナーとフライを組み合わせればかろうじて自立すると書きましたけど、実験の結果、無理と判明www
つまり、しっかりとしたペグダウンができなきゃ自立できない、完全非自立型ソロテントなのですよ。
なるほどこのタイプは人気がないはずです。というのも、テントを買い求める人はキャンプ好きとは限らず、単なる夜を過ごす手段としてしか考えていない人も少なくないのです。道の駅などで強引にテントを張る人はいますから。
そういったユーザーさんにとっては、自立できないテントはオールマイティとはいえないでしょうし、トレッキングが趣味の方にしても、テントを張る場所を選ぶことになるわけで、どこでも隙あらば野営しちゃろうというスタイルには合わないといえます。
同じシェラのソロテントでも、ゾロ1のようなオーソドックスなドームスタイルのほうが、荷物の収容にも都合がいいのではないかと思います。
完全防水のバックパックであったとしても、テントの外へ放置したまま寝るというのは、あまり気持ちのいいものじゃありませんからね(^^;
なんで予定通りにゾロ1を買わなかったかなぁ。その理由は、フライが真っ青でして、もうちょっと地味な色のが欲しかったということと、20年くらいの間、一度は使ってみたかったスタイルのテントが、たまたまシェラではライトイヤーという名のモデルであったこと。
最後の決め手は価格でしたけどもね。米国現地価格と大差のない価格で販売されているお店を見つけてしまい、この価格なら失敗してもいいやと。
で、ライトイヤー1の詳細を少し。
これ曲げて広げたわけではなく、左右対称デザインじゃないのですよ。寝た場合に頭側になる部分が変則的なカタチ。これは出入り口の大きさを確保するためではないかと。
え?これしかポールを使わないの?というくらいに、たった2本のポールだけ。かなりテンションをかけてインナーと接合させるタイプ。
ポールの先は球状に加工されており、それをインナーの樹脂パーツへ差し込むことで固定されます。
インナーの上側はご覧の通りに簡単な結合ができるような樹脂パーツを使ってますね。これなら少しくらい暗い場所で設営しても迷わないか?
本来は自立できないのですが、微妙なバランスを保たせて強引にポールを立たせてみましたw
この時点で確実なペグダウンによってインナーをきっちり張っておけば、おそらくうまくいくはずなのですが、どうもハマーヘッド2ほど簡単ではなく、インナーの床が変に浮いたりしましてね。どうやったらきれいに張れるのかは未だ不明。
フライはインナーに縫い付けられた樹脂パーツへ樹脂バックルで結合します。もちろん張り具合の調節は可能。緩めにしといて結合してからテンション調整をするという、テントを張る一般的なお作法そのままですね。
ハマーヘッドではそういう細かい気遣いをまったく必要としませんでしたので、本来のテント設営はこういうものなのだろうと思うことにしてます(^^;
このインナーに縫い付けられた樹脂パーツにループ状の紐がついてまして、これを使ってペグダウンするわけなんですが、なぜか一箇所だけゴム紐。ここで調節しろという意味なのか、逆にここだけは固定して他を調整しろという意味なのか、まだわかりませんw
付属のペグは軽量丈夫なジュラルミンのVペグ。こりゃコストかけてまんなーと感じますが、私の好みはシンプルなピンペグ。Vペグは打ち込む地面を選びますのでね・・・。
| 固定リンク
「アウトドア2012」カテゴリの記事
- ライトイヤー1 中間報告(2012.09.11)
- グダグダ野営 その3(2012.09.06)
- グダグダ野営 その2(2012.09.04)
- グダグダ野営 その1(2012.09.03)
- ライトイヤー1 その3(2012.08.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ピンペグは地面が柔らかいと抜けやすいので
不安が・・
私はプラスチックのT字型をつかっております。
投稿: ぴゅんぴゅん | 2012年8月26日 (日) 06:08
でもピンペグは踏み固められた地面でもすんなり刺せる美徳が。
ジュラのVペグは、見た目は「おおっ」と思ったけど、ちょっと地面が硬いと苦戦。
刺さりやすさもそうだけどさ、テンションかかった時の抜けにくさも考えると、やっぱジュラルミンのピンペグ最強な気がしてる。
(ただし真冬の暴風雪時は除く)
投稿: | 2012年8月27日 (月) 20:06