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がんばれ内陸線

 秋田内陸縦貫鉄道といいますと、当地の山岳を駆け抜ける三セク鉄道でして、我が亡き父が最後に勤務した鉄路ということで私も思い入れがある路線ですけども。

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 なにしろただでさえ田舎の当地においても、人口が希薄な山岳地帯を縫うだけの路線では、なかなか経営が大変なのですよ。
 日本の田舎というのはクルマがなきゃ生活ができないくらい、最低でも一家に一台。普通は一人に一台のクルマがあります。
 そんな社会環境では公共交通機関が廃れていく一方ながらも、クルマを運転できなくなったお年寄りもいるわけで、公共交通機関を全廃するわけにもいきませんね。これからはお年寄りがどんどん増えてく田舎でもありますし。

 そんな社会環境に加え、沿線人口が希薄。路線の末端は県北の鷹巣と県南の角館という異文化だけならまだしも、路線内の大半を占める阿仁地区はまた別の文化という。
 北から著名な角館を目指す鉄道オンリーのお客がもしかしたら利用するかもしれませんが、たいてい大都市圏である東京や仙台からという南からのお客を意識したいところです。

 となれば路線内の阿仁地区を上手に売り出すしか観光で盛り上げる手はありませんが、そのへんについては以前に書きましたね。私が提案して思いっきり却下された観光キャンペーンw

 今さら却下されたキャンペーン内容については拘泥しませんけれど、地元の方たちのメンタリティは簡単に変わったとは思えず、おそらくこのまんま観光に決め手がないまま廃れ行くだけとは予測してますが。

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 社長さんが公募で変わったんですよ。鉄道会社の社長さんが。大手小売の開発担当をしていた方といいます。
 確かに就任してからおもしろい施策を打ち出してますね。民間出身ならではのエグさがあるといいますか。地元民なら周囲を気にして遠慮するようなことを平気でやってます。
 良かったですよ。地元ノリを壊す人材で。そういう人じゃなきゃ秋田で思い切ったことはできまへん。

 「秋田美人ライン」と名乗り、女性限定の鉄道フォトコンテストを開催するらしいですよ。ニッチな行事のように感じますが、とことん秋田美人のネームバリューを利用しようという貪欲さと、現実に路線を利用する客を少しでも増やそうというニーズも重ね合わせていて、第1回目はショボい結果に終わるかもしれませんが、長く続けていったら化ける可能性あり。

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 残念なのは、かつてよりはるかに見やすくなった秋田内陸縦貫鉄道のサイトながら、肝心のイベント告知などは、初心者丸出しで作られた以前のサイトのほうがずっとレスポンスが早かった点。
 スマートな見栄えのサイトも企業としては重要なのでしょうが、自分たちがなにを一番知らせたいのか、という点の訴求が弱すぎ。今回の女性限定フォトコンの告知もないですし。

 田舎でがんばる企業が全国へ告知するには、Webサイトというのは重要で効果的な手段です。
 「全国から見られている」という意識をもっと強く持っていただきたい。「内陸線が廃線になったら、あそこを踏破したい」なんていう不埒な輩がチラホラいるくらい、甘く見られてんですぜ。そんなことにならないよう、門外漢の社長さんには大暴れしてほしいもんですなぁ。

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コメント

おはようございます。
先日、テレビで女性限定の鉄道フォトコンテストと報じましたがネット検索してwも載っていません。
検索でたどり着いたのが此方でした。
新聞にも除法が載っていませんね。

投稿: 花のワルツ | 2012年4月30日 (月) 08:52

フォトコンテストは告知と賞品が命、という部分を教えてあげる人がいないのでしょうなぁ。
応募作品の版権管理とか、そのへんがルーズだと最悪になってしまうわけで、イベントとしては神経質に管理しなきゃならず。
そういった覚悟の企画かどうか、ちょっと怪しいような気はしなくもありませんねえ。

投稿: ビヨ | 2012年4月30日 (月) 22:13

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