シグマ18-125mm中間報告
BBS復旧いたしました。いろいろと設定をリセットしましたので、またエロ業者の書き込みが始まるかもしれませんけれど( >Д<;)
というわけで中間報告。
このレンズ、3万以下という実販価格としては、かなり使えるレンズだと思います。明るいF2.8大口径ズームや、マクロ域が強烈な17-70mm、あるいはもっと派手な高倍率ズームに比べると地味なスペックなので、あまり注目されない存在だとは思いますが。
フル換算28-200mmと考えれば、初期の28-200mmの画質が頭に浮かんだりしますけれど、当時の画質よりもピシッとしているのは技術の進歩でしょうか。
開放3.8-5.6とはいえ、手ブレ補正機能を素直に頼ってみれば、シャッター速度を稼げないという苦しさはほとんど味わうこともなく。
ただしシグマの手ブレ補正は動作安定まで時間がかかるので、速写時には期待しないほうがいいと思います。
また、17-70mmで感じたことですが、手ブレ補正機能を光路上に置くことで、なにかレンズ設計上の制約みたいなものがあるのかと、写りを見てちょっと感じました。12群16枚であっても、もうちょっとヌケが欲しいような。
解像度と表現したらいいのか、シャープさはほどほどあると感じます。ただヌケが物足りなく、望遠側で少しノッペリした描写になる傾向があるように思えます。
また歪曲収差もあり、広角側では弱いタル型、望遠側で強めの糸巻き型です。望遠側の歪曲はかなり目立つもので、被写体によっては気になるレベルでしょうねえ。
ただし3万以下で買えるレンズとしては、静かなAFモーターを搭載していることと、レンズ寸法が小さなこと、そして手ブレ補正機能を搭載していることなどから、写りの細々とした欠点に目をつぶると便利なレンズであることは間違いないです。
先日の大曲花館「川を渡るぼんでん」では、時折吹雪く空模様で、レンズ前面に雪が溜まるほどの降り方でした。
もちろんレンズ交換には細心の注意が必要な状況でして(ミラーボックス内に雪が入り込みます)、ああいった場合には1本のレンズで押し切れる強みというものは確実に存在します。
また望遠側の開放が5.6なので、機種によってはカメラ側AFセンサーの測距限界ギリギリだったりしますし、中途半端さが逆に使いやすさを生んでいるといえるのではありませんかね。
使って気持ちのいいレンズとはお世辞にも言えませんが、使い倒す意味はあるレンズだと思っています。
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コメント
おお、ビヨさん
大人のレビューって感じになってますね。
前とは書き方が変わってきた感じします。
またもすこし突っ込んだレビューも希望(^^)
投稿: ぴゅんぴゅん | 2012年2月25日 (土) 18:23
えっ?なんか控え目な内容でしたか?w
重箱の隅を突くより、実用性といいますか、便利だという側面でもいいのかなって。
やっぱり撮ってナンボかと思うんです。いかな高価で素晴しいレンズであっても、レリーズしなきゃ意味なく。
そういった道具的な観点からしますと、2万円台で売られてるのはバーゲンプライスかと。
ただし写りに満足はいかないっすね。オールマイティレンズとしては安価で貴重だとは思いますが。
そういった意味で、どうにも満足のいかない私は、またしてもポチッと(以下略)
投稿: ビヨ | 2012年2月26日 (日) 08:11