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ちょっと吼える

 たまに吼えさせていただきます。

 今でも自衛隊不要論を唱える方がいるというのは、東北に住まう人間としてかなり理解できない話でして。
 直接の被災地ではない当地ながら、お隣の県のことですんで、被災状況や救助状況は常に気にしておりましたよ。
 その中で自衛隊(と在日米軍)の救助に尽力している姿というのは、なにかと後手に回りがちであった政府の対応とは対照的に、かなり際立ったものがあったと思うのです。

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 というのも、自己完結型の組織は、日本に自衛隊しかないからです。軍隊というのは他の支援を一切受けなくても、食事から睡眠まですべて自分らで賄えるのが前提になった組織であり、そういった組織でなければ、今回のような長期に渡る救援作業などできないのですよ。
 軍事という部分を切り離して考えたとしても、自己完結型組織は自衛隊しかなく、そういった組織を作ろうとするなら国営組織しか考えられず、屈強なよく訓練されたスタッフを揃え、大規模な機材運用をしようとするなら、日本には自衛隊が適任ということになりますがな。

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 私が以前に「自衛隊は国際武装救助隊へ移行すべきではないか?」などと書いたことがありますけど、あれは訂正させていただきます。現状の東アジア情勢では無理w
 韓国海軍の仮想敵国第1位は相変わらず日本ですし、あれだけ日本に冷たい態度を取ってきたフィリピンが、駐留米軍がいなくなって中国から圧迫を受け、日本へ泣きを入れてきたり。
 あからさまな侵攻海軍を建設しようとしている中国の進出目標は、日本の南西諸島線ですしねえ。沖縄も中国の領土と考えてるわけです。そりゃ尖閣諸島は中国のものだと考えて当然ですな。もう北朝鮮がどうのという話ではなくなってます。

 非武装中立論などはとっくに世の中から消えたわけでして、永世中立国論も聞かなくなりましたな。
 当然です。そんな甘い幻想ではツラの皮が厚い国家から侵略されて終わりますから。国際世論のうるさい現代においてもそれは変わりません。

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 よくスイスを例にする人がいますけど。あそこは国民皆兵が前提。各家庭に軍用ライフルが常備され、いつでも自宅から戦場へ駆けつけられるようになってます。これだけでも日本人には無理でしょ。
 そしてスイスという国土を無理に侵略する価値がないんです。激しい抵抗が予想され、かつ険しい地形の国のわりに、得るものが少なく。侵略するに見合うリターンがなんもないので、ずっと中立国でいられただけの話。

 我が日本を振り返れば、同じく険しい地形の国なれど、太平洋への防波堤としてアジア大陸国家には魅力的な地勢なのですよ。かつてソ連が日本列島を欲しがったのも、太平洋に睨みをきかせるに最適な地勢であり、整備された不凍港がたくさん得られるからです。
 また、膨張が数千年の国家的運命である中国にしても、大陸国家の限界をよく知っており、海洋国家を目指すなら日本は第一に意識しなきゃならない存在ですな。

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 軍備がなくなったら戦争が起きなくなるなんて、あまりにも単純思考ですよ。クルマがなくなりゃ交通事故死がなくなるとか、刃物が世の中になきゃ殺人事件は減るとか、そういった発想でしょ。
 「軍縮」っていうのがありますよね。あれはひとつの国が勝手に軍縮なんてことはしないわけです。いくつかの国が語らってやるもんですよ。そうしなきゃ意味がない。仮想敵国に対して一方的に軍備を減らしたら、相手の思うツボですから。
 つまり軍備を廃絶しようとしたら、世界的に一斉にやらなきゃ意味がないんです。できるわきゃありませんね。言うこと聞かない国がありますから。あるいは武装組織とか。世の中から一気に武器を消すことが不可能な以上、軍備廃絶はお題目でしかありません。

 軍備廃絶より重要なのは、なんで戦争が起きるのか、といった部分ではありますまいか。それはたいがい偉い人らの欲に端を発することが多いのですけれど、ようは侵略する側がいるから戦争が起きるわけで。
 それを防ぐひとつの手段が防衛力でしょ。相手が備えていたら簡単には攻め込めませんね。
 今回の震災で自衛隊が救助復興にかなりの人員を割いているのを見て、中国や北朝鮮が裏でどういう動きをしたかを見れば、やはり東アジアは油断ならない地域なのだという思いを新たにします。表面的な援助ばかり見ていてはヤツらの本音を見落としますぜ。

 一個人としてつきあう中国や韓国の人は良い人ばかりなのに、ナショナリズムという名の集団になると全然違うということも、我が日本はかつて経験しているではありませんか。同じノリであった時代が、かつて我が国にも存在していたことを。
 情報や人の行き来が激しい現代です。国家や党派より、個人単位での結びつきが増えていけば、きっと戦争はなくなるのだと信じたいです。

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