再録 Cosina Voigtlander Nokton 50mm F1.5 Asp. for Leica L
また再録系でお茶を濁すようになってまいりました。あきまへんなぁ(^^ゞ
以下、再掲分です。
初期のコシレンのレンズが苦手だ、と私はよく書く(2011年・注 当時はそう感じたのですよ)。その印象は、ウルトロン35mmF1.7Asp.によって主に作られている。
私は35mmレンズの素直な遠近感が好きなので、レンジファインダー機を使ってみるにあたり、35mmレンズを選んだ。それがウルトロン35mmである。
ところがこのレンズ、やたらハイコントラストで、しかも初期のコシレンに共通のシャドーの潰れが顕著なレンズでもあった。リバーサルフィルム愛好家の私としては、大変に使いにくいレンズである。ネガ撮りならイケるかもだが。
35mmレンズ。そして中途半端なF1.7という明るさ。そして非球面。なにやら期待したくなるスペックではあったし、レンズ本体も小さくて、これで写りが妥協できるなら、愛用したくなる要素はあったが、どうにも私には写りが許せなかった。
どーもコシレンのレンズの明るいとこは怪しいな、とわかる前に、なぜか私はノクトン50mmを入手してしまっていた。
調達の動機はもう忘れた。たぶんいつもの「やはり50mmレンズがなくては」というだけのことではないかと思う。
このノクトンも初期ラインナップのうちの1本と区分していいと思う。いわゆる高コントラストでシャドーが潰れる一連の性格を持っているはずである。
ところが、大口径レンズのおかげなのか、コントラストの高さがあまり嫌味になっていない。ガツンとコントラストがつくというより、飛んでるとこは飛んでる。そんな感じで、ウルトロン35mmよりもはマイルドな印象がある。
シャドーもそんなに潰れない。傾向としては潰れやすいのだが、新緑の木陰の緑が潰れず、深みのある緑を再現していたりもする。やはりマイルドな印象だ。
発色が素直な印象がある。白がきちんと白として出て、変なクセがない。変な色カブリをすることがなく、レンズとしては素直な発色だと思う。
意識して使っているわけではないが、私はこのノクトンを条件の悪い時ばかり使っていることに気がついた。雨天で暗くなってる時。あるいは夕方の光量が低くなってきている場面などでだ。つまり絞りを開放に近いところでばかり使っている。
趣味としての大口径レンズの楽しみは、絞り開放付近での大口径描写の主張だと私は思っている。それはやたら狭い被写界深度の表現だったりするし、あるいはちょっと淡さのある開放描写だったりする。
このノクトン50mmには、そんな開放付近でのちょっとした乱れがあって、いかにも大口径レンズらしい気がする。完璧な描写ばかりがレンズの魅力というわけでもあるまい。(2004,12,01)
以上、再掲分。
なんつーのか、コシナでRF機用レンズだから存在価値があるようなレンズですねえ。最近のライカレンズみたいに、バリバリのガチガチなレンズって、RF機を好むユーザーさんにどれだけ需要があるものでしょうか。
30歳を過ぎてから、なんでもかんでもクッキリハッキリ写り込んでればそれでいいものなのかなぁ?と疑問を持った私としては、大口径の主張みたいな性格の淡さをも併せ持ったレンズがかわいく思えたりするのですよ。
もちろん、低照度下でキッチリ勝負できる明るいレンズというのも、存在価値はあります。コシナさんでいえば35mmのF1.2とかね。重いレンズとはいえ、ライカM5に装着するといい前後重量バランスになり、私の構え方なら左手の中指に全体の重心が来ます。
これが一眼レフなら、もうレンズが重くてしょうがなくなる大きさと重さになっているのでしょうが、RF機ならではのこと。
昨今のようなデジタル機全盛の時代になっても、RF機には存在価値があるようです。リコーGXRの次期ユニットがライカMマウントという話も出ております。ライカM9なんか買えない日本の貧乏人のため、がんばってほしいところです。
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