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田舎の暮らしにくさについて

 考えてみりゃ、大規模店舗が主流の田舎は、年寄りが暮らしにくくて当然なのだよなー。大規模店舗というのは、すなわち想定商圏も広いわけで、徒歩で来店する客のことなんざほとんど考慮しているはずはなく。
 例えば秋田市のイオンSCなどは、開店当初「東北最大級の規模」を謳っていたけれど、大きいなりに商圏設定も広く、こんな僻地にまで案内看板があるのかと驚くほど広範囲に広告が出ている。おそらく隣県からも客を呼び込む算段だったのでは。

 大規模SCの前提は、クルマがなければ毎日が成り立たない田舎の生活スタイルに合致したものという見方はできるけれど、都市中央部に本来は存在していたはずの旧商店街を衰退させ、郊外型SCと地方都市のドーナツ化現象をも生んでいるのは論を待たない。
 雪国の田舎暮らしがキツいからと、都市へ出て行って稼ぐ子供を頼って移住してしまう田舎の年寄りがいる一方で、都市中央部で暮らしながらも生活のしづらさで郊外へ移る年寄りも存在している。
 地方においては、田舎がどんどん衰退していっているだけではなく、都市すら荒廃していっているのだ。その流れは加速している。

 商店街が荒廃している都市に、魅力と活気が存在しないのは言うまでもない。むしろこじんまりとした小さな町のほうが、大規模SCなど進出してくるメリットがなく、商店街が生き残っており、お年寄りが元気だったりする。
 人口が多いことがもはや都市の優劣を語る指数ではなくなっている昨今なのである。少なくても私が住まう秋田市は、年寄りに優しい都市ではない。

 田舎の田畑を売り払って秋田市へ移住希望のオフクロなのだけど、実際は農村も秋田市もたいして変わりがないのだと私はいつも語る。
 仕事を持っているのなら、その都合で都市のほうがなにかと便利な場合はあるだろうが、リタイヤした方々にとって田舎の地方都市というのは優しいものではないのである。

 それでも、年老いた親が自分でクルマを運転することができなくなったら、子供はどうしたらいいのか。その問いは常に私と共にある。

 などと、実は私の心の底に、いつもそういった悩みが存在しているのだけど。デタラメなクルマ屋の言いなりになって、オフクロはクルマを買い替えたらしい。
 なんだよ。ヤル気まんまんじゃねえかよwww

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