いじめと土地柄について
何年かに1度、いじめ絡みの異常な事件が当地のニュースをにぎわせます。取材側の恣意的な姿勢で報道内容にバイアスがかかっているのかもしれませんが、担任も加わったいじめで中学生が自殺しちゃうなんてなぁ。
実はしょっちゅう某地区では家出した中学生とか高校生の情報が流れてましてね。雪融けの春の山の中で腐乱死体が発見されても、新聞じゃ小さな扱い。家出の原因やらどうのって後追い取材はほぼ皆無。
数年前に起きた異常な子供殺害事件も、その根っこを辿ると犯人が若い頃に受けたいじめに行き着くような按配でして、個人的にも某地区でのいじめの実態を耳にし、もはやいじめは土着的なのではないかと悲観したくなるくらい。
何度か書いていますが、いじめというものについて、一番悪いのは傍観してる連中だと私は思ってます。
いじめるヤツもいじめられるヤツも、どこへ行ってもいるものです。なにも当地だけに多いわけではありません。問題は、それを許容してしまってる周囲の環境だと思うのですよ。
ようは見て見ぬふりをする、あるいは自分がターゲットにされるのを回避したくて無責任に同調したりする輩が、当地には多いのではありますまいか。
「秋田の足引っ張り」は、地元でもよく言われる言葉です。出る釘を打って安心したいメンタリティが秋田にはあり、それが斬新な発想の持ち主や、個性を潰している原因ではないかという論なのですが。
周囲と同じでなければ、お互いに安心しないという感覚が強いように思えます。個人的な感想では。だから周囲と違うことを批判し排除したがる。それがいじめに繋がってる側面があるのではないかと、ぼんやりと考えてはいるのですよね。
たかがTwitterでもそのへんは変わりません。どうせネット上でのことだからと、虚言を弄してでもおのれの安泰を図ってみたり、それに乗っかるわけ知り顔が登場してみたり、本人らは安心してんでしょうけど、第三者から観察させていただくと、しょせん地方のノリの縮図なのだなぁと感じます。
なにやら私も勘違い野郎として認定されてるグループがあるようで。おまえらにどう思われようと俺の知ったことではない、とは思うものの、あちこちに尾ひれがついて噂が流れて行ったらイヤだなぁというのはあります(^^;
狭い団体での内ゲバとか、高い志のはずが低レベルの結果で慢心してしまったり、あるいは個性的な発案を潰しておもしろくもない計画を採用したり。
本人らが自己満足してるだけに終わってる行動が、当地にはあまりにも多すぎ。時間もカネも無駄使いですな。
当地において曲がりなりにも話題になり、しかも軌道に乗って成功しつつあるムーブメントは、たいてい地元単独の企画ではありません。必ずといっていいほど首都圏の人材が絡んでます。
地元で活動してがんばっている人たちの邪魔をする気は毛頭ありませんけれど、シロートに毛が生えたような地元スタッフでがんばるからには、並大抵のがんばりでは済まない覚悟を持っていただきたいと思います。そうでなくてはホンモノの成功は見えて来ないと思いますよ。
なんていう具合に偉そうなことを書くと、必ず匿名で批判のコメントが書き込まれる件。ええ、当地は多様な価値観の存在を許さない土地柄なんですwww
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コメント
自分の言いたかったことが文章になって載ってるw
まったく同意権です。
私は青森在住なのですが、秋田と青森は似てますね。
「津軽の足引っ張り」まったく同じ言葉まであります。「個人」が生きにくい土地柄なんです。
いやぁ ソロテントの記事を探していてたどり着いたのですが、同じように考えてらっしゃる方がいてちょっとうれしかったです。
もうちょっとして道路閉鎖が解けたら竜ケ森にでもお邪魔します。秋田はソロ向きのキャンプ場が沢山あってうらやましいです。では。
投稿: ひっこ | 2011年5月12日 (木) 17:31
津軽は秋田と似たところがあるようで。言葉もなんとなく通じますよね。
今年は津軽方面に出かけてみたいと思ってますよ。
といっても弘前や黒石周辺の探索からスタートになりそうですが。
秋田県はキャンプ場にものすごく恵まれてる土地なのです。
地元民はそれが当たり前だと思ってるんですけどもネ。
都会の真似して変な規制を敷かないうちに、楽しんでおきたいものです。
投稿: ビヨ | 2011年5月12日 (木) 18:27