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民俗資料づくしな泊まり行

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 なんともトラッドな室内配置に苦笑してしまった朝。上にあるのは神棚じゃねえっすよ。払田柵の門の模型。

 というわけで、旧仙北町に位置する柵の湯に宿泊した私。夕食の時間まではなんとかがんばって気を保っておりましたが、その後は蓄積疲労がどっと出て、もうお年寄りを放置したまま爆睡体勢w

 どうせ検索になんぞ引っかかるまいとタカをくくり、この柵の湯について記述すると。「やめておきなさい」の一言ですな。
 ひどい宿ではありませんけれど、基本的に温泉や宿について知らない人達が作って運営している宿なのだなぁと、至るところに甘さが目立ちます。

 下駄箱がわざわざフロントから隠れた位置にあり、いくらでも他人の靴を持っていける環境。かといって履物を館内へ持ち込むための準備はゼロ。宿泊客向けにスリッパなし。
 お布団敷き時間の案内はなく、気がついたら敷かれている布団の周囲には、客の私物が散乱。
 食事は見た目は豪華ながら、薄味と減塩の区別がついてないらしく、すべて足りない味。ダシが利いてるからこそ薄味でもおいしくいただけるという意識ゼロ。秋田の料理人に多い勘違いだけども。

 宿泊料金を知ると、そこまでの対価を私は支払いたくないと思いましたね。きっとこの宿を建設した自治体の人も、運営している会社の人も、自分では旅をしない人なんだろーなーという感じ。オカネをかけなくてもできることはいくらでもあるのにね。
 きれいで立派な作りとは裏腹。ただし朝の和風バイキングだけはかなり充実していると誉めておきますよ。バイキングでこれだけ充実している宿はそうそうありません。地物もフォローしてるし。

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 事前にはまったく期待していなかった宿に隣接した資料館の類。ところがけっこうおもしろかったのですね。

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 古民家が移築されているのですけれど、この古民家はかつて獣医さんのお宅だったということでして、昔は牛馬の需要が高かった農村地帯ですから、獣医といえどお医者さんの羽振りはかなりよろしかったようなのですよ。
 伝統的な田舎の大きな農家に見えて、随所にオカネのかかった意匠があって、オカネもさることながら趣味人であったのだろう家主の趣味もうかがわれます。

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 で、なにより。ここへ常駐している係の人の知識たるや、もはや仕事で覚えたレベルではなく。文化に対する造詣が深いので、解説が納得モノ。
 そのおかげで、この家がどのくらいシブい家なのかがよくわかり、私と同じくらいの年齢とお見受けしたけれど、すげーなと感動。
 ただ見学しただけではわからない古民家の魅力は、解説の人がいるから数段深まるわけです。

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 隣りには民俗資料館があって、やはり農業関係の資料が多いのですけれど、昔の写真などがふんだんに展示されてましてね。それを見ながら現物を見てアルアルモードのお年寄り連。
 私の世代ですと、けっこう「それ見たことがある」といった感じで、ついていけるんですな。ましてや私のような歴史オタは楽しく。ひとつひとつの展示物の用法を納得しないと先に進めない困った男w


 

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