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ジジイの寝言

 腕時計の金属バンドが日に日にスカスカしてくるのは、痩せていってるということなのだろうと悲しく自覚しております。これ以上痩せてどうすんだか(-_-;)

 さて。このところ写真関連ネタで連投することが多く、きっと自分は撮りたくてしょうがないんだろうな、と承知してはいるものの、どうも週末の天候に恵まれない昨今の当地。その欲求不満をブログへぶつけているのかと自己診断(^^;

 で、古い人のほざいてる寝言と受け取っていただいてまったく構わない話。

 単焦点レンズ重視のKizao師匠は、今でも思想としてキープしてらっしゃってるようですけれど、かつては一眼レフカメラ=レンズ交換可能機のレンズの揃え方として、トライアングル理論というものがあったのですよ。

 例えば50mmレンズが標準レンズと位置づけられていた時代なら、50mmを軸にして、広角側と望遠側をどう選ぶかという話で。
 50mmレンズしか使ったことがなく、どう選んだらわかんねえよ。そういった場合、焦点距離を単純に半分、もしくは2倍にするという考え方がありました。すなわち広角側は28mmか24mm。望遠側は100mmという選択。

 スポーツ撮影などにおいての望遠レンズ偏重の必要性がなく、身の回りのものを撮るスナップというジャンルでは、24-50-100という選択もそんなに無理はありません。
 また、焦点距離を半分/2倍にするのは極端なので、2/3と1.5倍にしておくという保守的考えもありました。広角側を28mm、望遠側を85mmにしておくという考え方。

Img_2419_2

 実際、広角側における28mmレンズというのは、スナップ撮影のメインストリームというような位置づけになっていて、広角レンズで1本となれば選ぶ人が多い焦点距離です。
 かのGRシリーズもGR28mmレンズを基本として展開しており、実際に慣れると大変に使いやすい画角であります。
 また、望遠側の85mmというのも、ポートレートレンズとして被写体たる人物(たいてい女性)と絶妙な距離を置いて撮影できるとされ、各社明るいレンズに力を入れたものでした。

 今から20年前の私は、35mmF2レンズをこよなく愛しており、たまたま使っていたキヤノンのNFD35mmF2は、私の期待に応えてくれる地味ながらいいレンズでした。
 どうも50mmレンズの画角が狭く感じ、もうちょっと広くてもいいのにと思って選んだレンズが35mmで、これが自分の撮影感覚にハマったんですな。

R065ec

 常用として35mmレンズを中心に置いた場合、さて前後をどうしようかと。広角側を選ぶのに難儀して、とりあえずトキナーのAT-X24-40mmF2.8という、当時としてはかなりエグい仕様と写りと価格のズームを使ってみて、24mmくらいは欲しいなぁと感じました。
 当時のキヤノンは24mmレンズに力を入れていて、価格的ピンキリでいろいろ選べたという事情もあって、NFD24mmF2にヨダレを垂らさないでもなかったっす。

 でも常用広角域をズームレンズでカバーしてしまいましたので、それじゃもうひとつ外に単焦点レンズを置いてみるかぁとNFD20mmF2.8を調達。これがハマりました。ワイド側の限界はこのレンズでオッケーと。
 当時の感覚としては、もうひとつ外側の17mmF4より、まだ開放F値が稼げる20mmF2.8のほうがよかろうと思ってのことでしたよ。
 なんも、今ならレンズの暗さなんてなんにも気にしなくなってますが、若い頃ってのはいろいろ考えすぎるんですなぁ。

R073rhp_2

 望遠側については、それまでに航空機撮影であれこれと手応えを感じていたため、スナップ撮影レンズは100mmに決め打ち。
 135mmという地味な焦点域は、密かに本格的望遠レンズの入り口なのですね。メーカーさんも近距離撮影なんかあまり考慮しなくなります。半径3m以内を撮る仕様ではなく、むしろ短めの望遠レンズという扱いになってきます。
 その点、100mm単焦点というのは明るいレンズでもコンパクトなサイズに収まり、かつある程度は近距離まで迫れる能力を持っていますんで、スナップには最適かと。

R235ec

 という具合に、私はあれこれと使って20-35-100というトライアングルを完成させ、現在では常用が28mmになってはいるものの、20-28-100という感覚。
 20mmレンズってーのは超広角レンズの入り口であり、ここから先は特殊用途という意識が私に強く、何カット撮ろうが使えるのは1カットが限界と思ってます。
 超広角レンズは使っていて楽しいのですが、すべてが超広角で撮られたカットが並んだ不自然さってのは、人間の視野感覚からしてボツだと思ってますんで。超広角はワンポイントで使うもの。

 私は趣味で好きなようにやってますんで、あれこれと無駄な買い物をしつつ学習してるわけなんですが、そんなことしなくても好みのレンズ焦点距離を絞っていくやり方はなんぼでもありますよ。
 そのひとつが、カメラ雑誌に掲載されるフォトコンテスト系のコーナーですね。ここを穴が開くほど見倒す。いいカットを見るというのは構図の勉強になりますしなぁ。

 今はデジタル処理しようがレタッチしようがなんでもありなので、正確なレンズの写りを探るには、昔より数段難儀になってはいるものの、自分のイメージに近い画角ってのはわかるはずです。
 かつてあったフォトコンテスト誌なんてのは、勉強になったもんです。当地では見かけなくなりました。

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コメント

この記事が勉強になりました^^ゝ

投稿: kohtamu | 2010年10月16日 (土) 18:41

何でなんでしょうね。ある種の刷り込みなのだと思いますw
例えば、Fマウントだとダブルトライアングル+αな構成です:
AiSで20・35・105、Aiで24・50・135、非Aiで28・55。
この20・35・105のトリオは、正しくビヨ師の影響です(^^ゞ


気がつけば、僕も28mmが一番使うレンズになっていますね。
街中のスナップには絶妙な画角だし、F8@3mにしておけば
1.5m~∞までほぼパンフォーカスで撮れるのがとても便利。
それでも、レンズ一本だけ残せと言われれば35mmのF2.0を
迷わず選ぶかなぁ・・・

投稿: Kizao | 2010年10月16日 (土) 22:55

> kohtamuさん
なーんも、頭の中が古い人の寝言だがらw
デジタルになったば、換算焦点距離だのなんだのって、
わげわがんねぐwww
 
> Kizaoさん
オラはレンズ1本というより、レンズ込みでTC-1かなぁ。
個性と愛嬌があって、しっかり主張がある、めんけーカメラっすから。
後世に残すべき個性の写りなら、ヘキサーのレンズかなぁ。
あのレンズの開放の乱れ具合がね、なんともいえず上品な
乱れ具合なのですよ。
そのへんはツアイスとは違う上品さですね。

投稿: ビヨ | 2010年10月18日 (月) 18:43

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