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再録 Ricoh GR21mmF3.5 for GR21

 血痕放置自動車の件。ネット上でほとんど報道されてないね。ローカルTVのスポットニュースは、大雨警戒と血痕自動車ばっかりなのに。

 夜間は閉鎖されるSCの駐車場に残されたクルマ。携帯電話とサイフが車内に残され、ボディにはベットリと血痕の跡。履物だけが外に残されてて所有者は行方不明となれば、どう考えても暴力的な連中の連れ去りだべさ?
 警察が現場封鎖して鑑識を入れたのも当然の状況。んで騒ぎになっちまってるから、拉致った連中も困ってるだろうねえ・・・・。

 近所の話なので不気味。田舎だからのんびりしてりゃいいのに、どーもこの界隈はたまに過激な事件が起きるんだよなぁ。殺人とか放火とか。
 そういう人たちがたくさん暮らしてる地区ってことでしょうか。確かに近所にはヤバそうな住民がいるもんなぁ。いろんな意味でヤバそうな人が。農村に引っ込んだらいいんだべか?

 話は変わりまして。

 ネタを思いつかないので、今回は久しぶりに再掲へ逃げたいと思いますよ。お出かけは来週の週末の天気に期待するとして。以下、再録です。


 世の中にもっと優れた21mmレンズはあるに違いないが、GR21という稀有なカメラに搭載されている価値は計り知れない。カメラを含めた携帯性からしたら、この21mmは最高のレンズだ。

 GR1に装備されたGR28mmレンズは、私的な感覚からすると少々柔らかい。不思議な奥深さがあるのは魅力だが、好みというわけではない。
 対するGR21mmレンズは、28mmに比べると少し硬めに出るようで、私の好みに近い。派手に出るフィルムは使いたくならない感じである。

Gr21_5

 思えば、バブル機でもないのに、リコーさんはよくぞGR21というカメラを発売してくれたものである。
 21mmという非日常的な画角を持ったレンズを搭載したコンパクトカメラなど、カメラマスコミで話題になったとしても、そんなに数量が売れるものではなかろう。メーカーさんだってそれは知っていたはずなのに。
 しかし21mmレンズを搭載したコンパクトカメラを使うという行為は、写真を趣味とする人間にとって、想像するだけでも刺激的なことだと思う。

 実際、GR21だけを持ち歩くのは思い切った行為だし、時にはフィルムがなかなか進まない。
 街の中ならまだしも、農村では本格的に撮り進めない。21mmくらい画角が広いと、個人テリトリーの範囲が広くてバリヤが硬い田舎では、なかなか被写体に近づけず、散漫な絵になりがちであったりする。
 それでもGR21は楽しい。小さな秘密兵器を携帯している感覚なのだ。まるで特殊なスパイカメラを持ち歩いているような高揚感がある。
 子供の頃に駄菓子屋で手に入れた水に溶けるメモ用紙。あるいは超小型のICラジオ。そんなものに興奮していた頃を思い起こさせてくれるのは、高級コンパクトと呼ばれるカメラの楽しさだ。

 この寸法のレンズとしては、とても優秀な描写だと私は思う。四隅の描写はほんの少し落ちる。周辺光量も落ちる。GR28mmに比べたら露出の過不足に敏感な神経質さもある。
 けれどディストーションの目立たないビシッとした描写は、なかなかほかのメーカーではできない端正なものだ。

P676rvpgr21

 21mmという特殊な画角だからといって我慢するようなストレスはないのである。これはGR21に搭載されたものもそうだし、限定発売になったLマウント仕様でも同じ。超ド級サイズの高級仕様レンズが許される一眼レフ用レンズとは違い、コンパクトさと写りの両立が基本のLマウントレンズには、かなりの価値があると表現してもいいだろう。

 私がライカMマウントの21mmを選ぶとして、長期の海外取材にでも出かけるとするならば、おそらくプレミア価格をものともせずGR21mmのLマウントを探すことと思う。
 趣味でヨロヨロ撮っている普段の私ならば、コシナの21mmで結構だと考えるが、撮影したものにある程度の自己満足とクオリティを求めるなら、選択肢はGR21mmレンズしかない。

 エルマリートはあまりにも高価で、しかもデカい(ライカMのレンズとしてだが)。スーパーアンギュロンはM5にくっつかない。本格的に動かなくなるまでM5は私のライカメイン機であるに違いないから、M5にくっつかないレンズは論外なのである。(2004,08,03)

 
 

 以上、旧本家からの転載分です。

 今の私はヨロヨロと撮ってる身だし、海外取材なんてあり得ない身の上ですんで、プレミア価格のGR21mmレンズを調達しようなんて思いません。
 しかも手元のGR21にくっついてるレンズが、どうも曇りが出たようで真ん中がぼんやりするんですね。
 そういう体験は初めてのことで、なにも防湿庫へ丁寧に機材を保管しているわけではない私ですが、ほかのレンズでそういう体験をしたことがないので、もしかしたらGR21のレンズはヤワっちいのかもしんないと考えています。

 コシナの21mmもけっこうなパフォーマンスだと聞き及んでおりますし、実際に撮影されたカットを拝見してみても、このくらい写れば御の字だと感じます。
 21mmくらいの画角になれば、もうレンジファインダーの連動がどうのこうのというより、どうせ寄れないシステムなので、被写界深度と画角にモノをいわせてドーンと撮るパターンが多くなりそうです。目測というかピント固定というかですね。
 そう考えていくと、我が家には目測式の15mmと25mmがありますんで、趣味で撮る分には21mmまでは揃える必要性がありませんね。どうしても使いたきゃ、コンタG2Dを引っ張り出してきてB21mmを使いまさぁ。

 っていうか、実は今回予定していた獅子ヶ鼻では、リバーサル装填カメラをG2Dと想定しておりましたよ。
 フラットな測光特性で痛い目に遭いそうなリハビリ状態の私ではあるものの、あれやこれやと露出を変えて撮ったら、36枚撮りをアッサリ消化できるかもですよ。
 M5では使う気になれない望遠にね、S90mmがある点でG2Dも捨てたもんじゃないんです。我が家では。G2Dならがんばってピントを合わせてくれるしね。

 G2Dを持ち出す際にナーバスになるのは、あの重さですな。大きさのわりに、実に重いカメラです。G1だと重いとは感じず、塊感という意識ですが、G2は重いんですよ。なんでだろ?

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コメント

リコーのGRシリーズはビヨさんもオススメなんだけど
結局手を出せずじまいです。

コンパクトで良いカメラなんだろうなぁ、、とは
思いつつも結構いいお値段であることもハードルの
高さにはなっておりますけれどね。

コンタのコンパクトとリコーのコンパクトには
ひそかな憧れを持ってます。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2010年6月27日 (日) 23:51

G2DからG1(改)に乗り換えたクチでーす。やっぱですね、G1は「理想を形にしたもの」、
G2は「不満を補ったもの」で、生い立ちが違うので、G2はどうしても大きくて重く
トータルバランスも微妙に悪くなってるんですよね…悲しいけど(T-T)。海外の
G1ユーザーが、びっくりするようなすごいモノクロ作品を量産しているのを見て、
「ピント精度が悪い」とか機械のせいにするのやめようと思い、G1でいいやと
開き直ったのが買い換えたきっかけでした(^_^;。G2に未練もあるけど。
でも、いずれにしてもGレンズは美味しいので、今は良い時代ですね。

GR21は、結局手が出ませんでした…

投稿: エンゾー | 2010年6月28日 (月) 01:30

そういえば、最近ビヨさんがGRの21mmで撮ったカットを見てないですねぇ。

当時、やっとの思いで手に入れたGR-LENS(28mm)、僕も使ってあげないとなぁ。

投稿: Kizao | 2010年6月28日 (月) 01:44

> ぴゅんぴゅんさん
いえいえ、GRシリーズをオススメしたりなんかしませんよ。
銀塩GRはAFのあやふやさを理解して使うべきだし、デジタルは
映像エンジンとホワイトバランスが甘すぎる前提で使うべき。
むしろコンタックスT3のほうが考えなしに使えて優等生。
優等生がかわいいかどうかというのは、また別問題ですがね(^^;
 
> エンゾーさん
ホント、コンタックスGシリーズに関しては、最初のG1に
尽きますわ。あれが完成形。
90mmは諦めなきゃにしても、ほかのレンズをAF駆動させるのに
困りませんもの。Gツアイスという稀有なお買い得レンズの
プラットフォームとしちゃ、G1(改)に不足はありません。
GR21は、もう好きモノの高価なオモチャですけん(^^ゞ
 
> Kizaoさん
GR21は、たぶん置物コースですよ。一本勝負ができるほどの
汎用性はレンズになく、どうしても特殊カメラの域を
出ません。
これが単体のレンズなら話は変わってきますが、ことGR21に
関しては、完全に私の自己満足カメラでしたので。
21mmなどの広角域に関して合理的なのは、やはりレンズ
交換可能なカメラですぜ。私はそう思います。

投稿: ビヨ | 2010年6月28日 (月) 19:15

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