龍を飼う男
皆様察しの通り、くるみ台へ行ってまいりました。その件に触れる前に、土曜の更新をサボったこともあり、野営の読書の話題を先にしましょうか。
やっと読みました。『龍を飼う男』。
杏藤知樹氏の前作である『犬の夜』を野営で読み、大変集中して読めたので、ぜひ『龍を飼う男』も野営のお供にしようと心に決めたまではよかったんですが、なにしろ野営へ出かけることがすっかり減ってしまい、なかなか読めず。
何度も自宅で読みたい誘惑にかられつつ、我慢し続けること約15ヶ月。やっと読めました。野営の夜に読むとですね、孤独な主人公に没入できるのですよ。『龍を飼う男』の主人公は孤独というわけじゃないんですが、特異な存在という点で孤独ですかね・・・・。
『犬の夜』の感想にも書きましたが、もうちょっとビジュアル的な細かい描写があってもいいのではないかというもどかしさがありつつ、実際にそれをやってしまったら本が今より厚くなるのは間違いなく。
全然薄い本じゃないんです。今よりも文字を増やしたら、ものすげー厚い本になっちゃうでしょ。なのに、なんとなくアッサリ感があり、それでこの厚さと考えれば、それだけストーリーが濃いという結論になります。
正直、前作の探偵さんはセコい感じがしてあまり好感を持てなかったんですが、いやはや今作では活躍してます。きっと彼なりに鬱屈する過去があったのであろうと匂って。
で、SF的かもしれないのにリアルな場面表現で、ドライなようで浪花節の登場人物だったりします。その浪花節的ノリは、「戦友愛」とでもいうような男のノリに近く、きっと自分を取り戻していく過程なのであろうと思わせてくれます。つまりヒューマンドラマなのですわ。
実際、主人公は記憶喪失状態であり、自分が何者であるかということを知りたがっているのですね。
もっとビジュアル的に細かい描写が欲しいと書きましたけど、それでも十分に光景がまるで映画のように脳裏へ浮かびます。
とくに龍の描写。SFXを駆使したスクリーンが頭に浮かびますね。すでに私には龍の具体的なイメージができています。そいつが野営の夜に暴れていたのでした。
ホント、ハリウッドが知ったら映画化したがりますよ。間違っても角川などではなく。そんな『龍を飼う男』。主人公のキャスティングには困るでしょうが(^^;
興味があるならアマゾンでね。私もアマゾンで調達しましたけん。
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コメント
えっへっへー。
サイン本持ってるもんねー。
投稿: エンゾー | 2010年6月 6日 (日) 19:36
なんですと?
あ。景品だったか。忘れてた・・・・。
っつーか、よく誘惑に負けず読まなかったよなぁ。
景品といえど我慢したもんだよ、まったく。
投稿: ビヨ | 2010年6月 6日 (日) 19:42
映画向きだって、ほんと、みんなに言われるのさ。
誰か、ハリウッドにコネがある人いないかね^^;
コロンビア・ピクチャー・ジャパンに送りつけるかww
投稿: くれーん | 2010年6月12日 (土) 23:27
哀愁と浪花節が漂ってる登場人物がね、ヤツらにウケますよ、きっと。
ただなー「映画化にあたって独自の設定」とかやりそうでもあるんだな。
映画より、米国TV連続ドラマのほうが無理ないかも。
投稿: ビヨ | 2010年6月13日 (日) 15:21