再び失敗山刀について
ちょっと書いちゃ続かなくてボツにすることを繰り返しがちな休日。集中力がまったくありません(^^ゞ
例の山刀なんだけど。この方向で鞘へ入れると、片手でワンアクションで抜くことができませんね。ストラップのスナップをはずしてから抜く。ツーアクションです。もしくは両手が必要。
で、握りを180度変えて差し込むと、右手の親指がストラップへ届くようになります。
こういった具合ですね。右利きが片手で抜くには、このスタイルが楽なわけです。で、親指をそのまま下へ流してやると・・・・。
こういった具合にストラップがはずれます。西洋じゃ「サムブレイク」なんて呼びますね。拳銃のホルスターにあるスタイルで、親指(サム)一本でストラップのスナップを解除できることからこの名がついています。
なんでそんなもんが我が家にあるのかという突っ込みはともかくとして、この脇の下に吊るタイプのホルスターも、親指でスナップを解除して銃を引き抜きます。
よく見ますとスナップから伸びた金属の補強板が付加されていることがわかります。これのおかげで使用者の指の太さやクセに関わらず、親指1本でスナップをはずせるわけですよ。
ただしこれは右利き用。左利き用は左右反転で逆のスタイルになることは言うまでもありません。
たいていの国で拳銃を携帯するためのホルスターは、自分の命を左右するほど切羽詰った場面で活躍することが想定されているため、機能性の極致ともいうべき存在です。たかが山刀であっても見習うべき部分は多いと思いますよ。
以前に、(右利きなら)バックパックの左肩下へ下向きに装着する山刀、あるいはナイフのシースがあってもいいのではないかということを提案させていただきましたけど、アウトドア系とミリタリーサープラスは切っても切り離せる存在ではなく、いいヒントがたくさんあると思うのですね。
例えばガソリン燃料のストーブは、米軍の通称GIストーブにルーツのひとつがあることは言うまでもなく、ミニマム火器として名高いエスビットがドイツ軍用をルーツとするのも常識です。食事用のコッヘルの類も軍用品が発想のベースにある製品が少なくありません。
目的が戦闘ではないという一点を除き、野外における兵士とアウトドア趣味は重なる点が多いんです。いや、ディアハントなどをする国々なら、兵士とあまり変わらないのかも。
話をトヨクニの山刀へ戻しますが。片手で抜けるようになったとみなさん思うでしょ?
左の腰に装備したことをシミュレートしてみると、ほーら裏表が逆ってか。逆なのを承知で装備するしかないっすね。腰ベルトの内側へ装備する、みたいな。
つまり、この鞘の固定ストラップは、左右が逆なのですよ。個人的にそう思ってます。
| 固定リンク
「アウトドア2010」カテゴリの記事
- 野営すんの忘れてた(2010.12.15)
- 買いませんけど(2010.11.19)
- 物欲は尽きぬ(2010.10.12)
- メッシュタイプのバーナーについて(2010.09.03)
- 準備しちょります(2010.08.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
MGC?
いや、マガジンの形状でなんとなく。
投稿: エンゾー | 2010年5月17日 (月) 12:58
うん。手慰みはMGC。
旧マルシンのやつは保存用にきっちり温存中www
投稿: ビヨ | 2010年5月17日 (月) 19:04
鞘はこれと共通でしょうか?
(トヨクニ土佐鍛山遊剣鉈120青2鋼)
ttp://www.toyokuni.net/shop/netshop-details.php?ino=5113&sno=2
↑の写真では、例の革バンドはリベット的な物でベルトループに1箇所止めてあるようですが、もし同じような作りなら、リベットを中心に革バンド自体を強引に180度回転させて、スナップの位置関係を入れ替えられそうな気が・・・。
現物を見ていないので、なんとも言えませんが。
投稿: ビールマン | 2010年5月17日 (月) 19:51
鞘を見れば見るほど左利き使用に見える(^^;
投稿: ガキ | 2010年5月17日 (月) 20:00
おかげさまで右利きサムブレイク仕様になりましたよ。よかったなぁ(^o^)
いや、それどころじゃないのは重々承知してはおりますけれども(^^ゞ
ストラップの皮の強度が心配だったのですが、酔っ払いの勢いで
実行してみたところ、すんなり逆仕様になってくれまして。
これならイケる!とサムブレイク。立ってやりゃよかったんだよなぁ。
投稿: ビヨ | 2010年5月18日 (火) 19:26