ソロテント選びの現状候補 2010上期
立ちっぱなしの水質分析という仕事と、歩き回る見回り仕事のせいか、足の傷に湿潤療法は不適と判断。早くも中止となりました~。
傷はほぼ痛みがないのですよ。キツくバンテージを巻いたりして圧力が加わらない限りは、怪我しているのを忘れるほど。けれど急激に成長した汗疹がですね、なにやら痛くて我慢ならず、湿潤療法は中止します。
足に関しては、寝たきりでも暮らせるような環境、すなわち入院しているとか、寝てても家族が面倒見てくれるとかでないと、湿潤療法は無理かも。
話は変わりまして。
古い記事があいかわらず人気のようですんで、タイトルを引きずりつつ、内容を現状に合わせたものにしときます。「ソロテント」でのヒットがずっと減らないので。
以前の記事では、ソロで使うには贅沢すぎるMHWのハマーヘッド2を基準にしていたわけですが、身長180cm超の人間でも余裕で寝られる最大長を持つハマーヘッド2は、寸法的に今でも基準になっています。
色は古いタイプっす。現行形はアースカラーで、かっちょいいんだよね・・・・。
有効最大長249cmというのは破格の寸法であり、枕元に小さなテーブルなどを置いても身長180cm超の人間が楽に寝られるというのは、国内ブランドではありえねー余裕なのですよ、お客さん。
実に背の高い人間のテント選びというのは困難を極めるものでして、単なる緊急的避難としてのテントならそこまで寸法にこだわりませんが、ゆっくりと日頃の生活ストレスを解消しつつ、しんみり過ごしたい野営の夜には、ゆったりと眠りたいもの。
そこへナイトヘブン使用の体験が加わると、ワンウォールは結露と換気、テント内で焚く火の手段などを考えねばならず、万能といえませんね(ナイトヘブンは身長190cm弱まで真っ直ぐ寝られる有効長)。
床がないスタイルのテントそのものは、私が過ごす野営スタイルと合っているのですけれど、盛大な結露からシュラフ等を守る手段が必要なので、シュラフカバーやらなんやらの話になっちまいます。
しかも高身長の人はシュラフもロングサイズだったりするんで、当然に使用するシュラフカバーも長いものになるわけですが、どうもカバーはメーカーさんから副次的な存在と目されているらしく、ロングサイズのシュラフに合うカバーが少なかったりして。
そういうおのれの身長に起因する選択が当ブログのテント選びでは欠かせない要素であり、そこへ加えてストイックさより気楽さを優先するノリもあって、高身長ながら里山野営派ののんびり加減になっちまってます。
んで、テント素材についても本当はこだわりたいのだけど、それにこだわってると選択がえらく狭くなってしまう現実が世の中にはありますので、だいたいは「ほどほど」で終わることが多いのでした。
で。まず今期に注目してるのは、シェラのゾロ1ですね。
最大有効長2438mm。つまり約244cmを誇るソロテント。幅86.3cmという寸法をどう考えるかは人それぞれながら、自分が使うマットのサイズを考えるなら、私には過不足なしと思えます。
重量は1.93kg。なによりポリエステルを全面的に採用していてこの重量というのは貴重です。
ポリエステルは経年劣化が少ない点でタフであり、たいてい重くなってしまうものですが、インナーにメッシュを採用しているとはいえ、ここまで軽く仕上げてもらえたのは朗報かと思います。
色使いが気に入らないのと、MHWのような覗き窓がフライにある点で私は躊躇してしまいますが、これで\26,250(当バカブログ調べ)というのはリーズナブルなのではないかと思いますよ。
国内取り扱いがあるうちに調達しておこうかどうか迷うのは、日本においてソロテントの需要が極端に少ないらしく、なかなか定番として扱ってくれる店が少ないからです。
長期のバカンス取得が可能で、かつその余りある時間を生かした徒歩中心の旅といったスタイルは、我が国になかなか得られない立場ですから、国内におけるソロの需要は、もっぱらバイクツーリストか、あるいは登山者だったりするのですね。
バイクという移動手段があるのなら軽量テントに神経質になる必要はあまりなく、むしろ居住性や設営の簡便さ重視の志向になりがちです。
また、登山系は逆に携帯性とタフさが重要視されたりしますんで、居住性は二の次以下。ただでさえ需要が少ないというのに、バイツクツーリストと登山者のニーズは正反対といってもいいものですから、なかなか納得がいくソロテントが国内ブランドで登場してくれないのも仕方ないのかと個人的に思ってます。
国民の平均身長っていう話もあります。最近の日本の若者は背が高くなったとはいいますし、たまに身長183cmの私でさえ「おお、なにやら圧迫感を感じる」と思うくらい囲まれるシーンはあるのですが、それでも日本人の平均身長は2007年データで170cmちょい。
このデータは若者から年寄りまでの平均ですから、テントを利用する人の年齢帯と合ってるかどうかというのはありますけど、昨年の17歳就学男子の平均身長でも170.8cm。こんなもんなのでしょ。
そのためか国内ブラントにおけるソロクラスのテントは、とにかく小ぶりなんです。高速道路のSA便所における男性小用便器でさえ、ここ10年でずいぶん位置が高くなったというのに、テントは生活必需品でないせいか、どうも高身長の人間のことを考えてはくれないみたいです。
そこで海外ブランドのテントに目がいくわけですよ。米国は175cm(意外と低いな)、ニュージーランドで177cm、ドイツで180cmですよ。やたら大柄な人が多いと西欧で認知されているオランダが182cm。そりゃ海外のテントに目がいきますわ。
シェラに続いては、定番のMSRハバ。
もはや「枯れた仕様」といってもいいくらい定番ですけれど、軽量ソロクラスの仕様を切り開いた名品といえるのではありますまいか。
細かく素材の厚さを使い分け、メッシュインナーを中心とした構成は、軽量化への意識を強く感じるものです。
以前は贅沢品ともいえたハバですけれど、昨今の円高のおかげで安くなってきています。当バカブログ調べで\30,000~34,000ですんで、一時の価格より割安感はあると思いますね。
強度的に問題があるという噂が絶えないものの、かつては憧れた方も多いと思われるハバです。幅が狭いもののきっちりと前室を装備し、インナーをフレームで引っ張って内部容積を大きくしようというスタイルは、現在でも色褪せません。
なにより「あのMSRのハバ」といった意識があります。アウトドアブランドでMSRというのはひとつの地位を築いてますんで。黄色いフライだと蜂が寄ってくるとか、個人的に気になる部分はあるにせよ。
ちなみに2人向けのハバハバも\37,000前後まで国内価格が落ちてきていますし、ハバの高級バージョンHPも4万円台前半。思い切ってHP仕様というのも手ではありますね。予算に余裕があるのなら。
今回も選択肢のひとつとして掲載してしまいますが(^^ゞ
タープテント社のスカルプ1。まず日本では流通が期待できない米国小メーカーのソロ向けテントです。
日本で「タープテント」というと、タープとテントの中間のようなスタイルを指すことが多く、業者さんに説明してもなかなか理解してもらえないブランドであります。
しっかりツーウォールで、しかもテント低部にサブポールが仕込まれていて、床から高くウォールが立ち上がっているのを画像からご理解いただけることでしょ。
こういった仕様なら、公称床寸法を目一杯利用できることが簡単に推測でき、218×81cmをフルに使え、身長180cm超の人間も心配無用っすな。これで1.25kg。軽いぜ。
前室炊事派の私としては、少々心もとない大きさの前室であることが気になりますし、フライを簡単にバーナーの炎で溶かして泣きそうな予感が躊躇してしまいます。
メーカー直販がメインの販売方法で、$295とはいえ輸入するとなればいろいろと経費がかかりますな。入手のハードルは低くありません。
MSRのハバは定番すぎて、もう一捻りとなれば、マーモットのEOS1Pですか。
マーモットブランドが吸収合併されちまった件は無視して。ハバと違う点としましては、室内の幅ですね。広い部分で1016mm、狭い部分で838mm。
0.7mオンリーの長方形であるハバよりも余裕はありますが、こちらを上半身にして寝てくださいという仕様は、私のようなゴロ寝中心派にとって苦しいっす。寝た時に右手側に前室が位置する仕様。私は逆の方がいいな~。
価格は\33,600(当バカブログ調べ)。素材が40Dナイロンで押し通しており、重量的には1.45kg。ハバとの差別化は室内有効幅くらいが目立つとこですね。インナーはメッシュ仕様だしさ。
ほかにも世の中にはテントがたくさんあるものの、今回は候補をこんなもんとしておきます。
ソロクラスで納得のいくテントは国内ブランドで少なすぎ。もう10cm背が低けりゃライペンで選び放題だし、ゴアテックステントという選択肢も出てきますな。でも背の高い人間にとっては選択外にせざるを得なく。
ビビィの類は寸法的に収まりそうとはいえ、ワンウォールの居住性の悪さと、あまりにもタイトすぎる空間の苦痛、そして荷物をすべて屋外へ出しておかなければいけない仕様となれば、カメラ携帯大前提の私には無理ってもんです。
ビビィの利用形態としては、超軽量のメッシュオンリーであるバグビビィをワンポールテント内の虫除けとして使う前提かと思ってます。
HEX3がメジャーな存在ですけど、マイナーなHEX4なら幾分寸法が大きく、使い勝手もいいように思う瞬間もあります。我がナイトヘブンと用途が重なるんで買いませんけどね。
いちおー購入計画として、今期はソロテントの更新予定はありません。よほどのことがなきゃ買いませんぜ。
冬向けにソロ代わりになるテントを買おうかどうか。その程度の必要性ということで、今期はナイトヘブンとハマーヘッド2ということになる予定です。あくまで予定ね(^^ゞ
| 固定リンク
「アウトドア2010」カテゴリの記事
- 野営すんの忘れてた(2010.12.15)
- 買いませんけど(2010.11.19)
- 物欲は尽きぬ(2010.10.12)
- メッシュタイプのバーナーについて(2010.09.03)
- 準備しちょります(2010.08.25)

コメント
素人臭い質問で申し訳ないのですが、「床がない仕様のテント」って、
テント内で地面がむき出しってことですか?
投稿: エンゾー | 2010年5月24日 (月) 15:19
ええ、わかりやすい表現ではその通りでございます。
床の有無で区別する分類がありませんため、「床がない仕様」
という表現になってしまいます。
軽量化を狙ったテントの類は、床をなくすこともひとつの
方向でして、家屋でいうなら屋根と壁しかない状態です。
その場合はフライ+インナーという構成は考えられず、
1枚布、すなわちワンウォールなので軽量コンパクトになります。
1枚布ですので内部の湿気はすべて天井へ貼りつくことになり、
結露との戦いといった側面があったりしまして。
ただし地面が露出しておりますため、火器の使用には気楽な
側面があり、とくに私が愛用しているネイチャーストーブなどは
テント内で平気で使えちゃったりするのですね。
そこから発想を進めていくと、テント内の暖房器具として
薪ストーブを使っちゃえということにもなり、そうなると
最近流行の背の高い三角錐型ワンポールテントを活用する
手があるわけです。
床がないので虫や蛇の乱入は警戒せねばなりませんが、
テント内へインナーを別に作るとか、いろいろ手はあります。
私が選んだナイトヘブンはそのあたりに気を配っていて、
裾が内側へ織り込めるだけの余裕があり、防虫加工済み。
洗濯しちまったんで防虫効果は薄れてると思いますが、
裾が長いと簡単に虫は入って来ず、流行のワンポールより
その点では気楽っす。
投稿: ビヨ | 2010年5月24日 (月) 19:05