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しつこく1/350について

 きのうの記事について補足。「光学ファインダーが欲しい」のは、一眼タイプのカメラに関してであって、コンパクト機はそこまで求めてはおりません。役に立たない、形だけの光学ファンダーならいりませんから。

 そんなわけで、リコーGRDとシグマDPに光学ファインダーがなくても我慢できます。いざとなったらホットシューに外部ファインダー載せちゃえばいいんだし。

 最近のEVFはかなり見え具合がよろしいので、光学にこだわらなくて良くなってきたのかもしんない、と思う一瞬はあるものの、やはり一眼タイプはきちんとファインダーを覗いて撮りたいっす。
 KDXはライブビュー機能なんざありゃしませんが、光学ファインダーを覗いて撮るわけですから、なんも気になりません。エントリークラスの一眼レフは、ピントの山がつかめればとりあえず可。

 さて、話は当ブログで超不人気ジャンルである模型(^^ゞ

 龍驤や隼鷹のシブさをちょっと書いてみたりして、しょせん人気のある艦船は俺の好みとは違うのだなぁ、というオチなのですけど、1/350の艦船模型はハセガワの他にタミヤとフジミも出してるんですね。
 精密さよりも作りやすさのタミヤ。独自解釈と手抜きのフジミ。そんなイメージを私が持っているのは、きっと古い認識なのだろうと思いつつ、各社Webサイトを見て回ってみると、メーカーさんの性格はあまり変わってないみたいね(^^;

 フジミは金剛を出してんのかぁ。日本の戦艦の中じゃ一番活躍したフネだから、人気あっても当然の存在。

Kongou_1

 でもなぁ、オラっち同じ金剛型でも比叡のほうが好きなんだよねー。あの塔型艦橋が醸し出す情緒が好きで。

 日本の戦艦なら、不人気の極み、扶桑が一番好きでして、あのゴチャついた上部構造物はとても模型映えすると思うのですよ。

Yamashiro_fuso_haruna

 (手前から、山城、扶桑、榛名)日本初の超ド級艦だったのに、防御能力不足が問題視されて活躍できませんでしたが、無理矢理感のある造形が魅力で。
 ダメ戦艦をなんとかモノにしようとして、あちこちいじり回して改装し倒した結果なので、なんともいえない無理矢理感があるんです。

Naka

 巡洋艦なら、どうしてどのメーカーも5,500t型に手を出さないかな。頭数じゃ一番多かったってーのに。
 シンプルなラインの艦体に、細々と上部構造物が並んで。迫力こそなんにもない姿ではありますが、大正モダニズムと形容しますか、なかなかシブいと思うのです。
 キスカ撤退作戦に参加した多摩なら、昨今評価が高くなってきている木村昌福との兼ね合いで、話題性もあると思うのですけど。エッチングパーツも映えると思うんですけどねー。

 駆逐艦の場合、どうしてもそのストーリー性から雪風が日本駆逐艦のホームラン王でやんすな。

Japanese_destroyer_yukikaze3bh73052

 幾多の凄まじい海戦にことごとく参加し、最後は大和特攻にも随伴したというのに、終戦まで生き残った驚異の武勲艦として、その優しい名前の響きも相まって人気。ハセガワもタミヤも1/350で出してます。開戦時の姿が廃番になったようで寂しいものがあります。

Yukikaze_1

 次点で人気は秋月型あたりですかね。大きめの艦体で作り映えしますし、特10cm高角砲を搭載した4基の砲塔が独特のフォルムで、当時としてはかなり先進的な思想によって建造された部分も、日本人のプライドをくすぐるのかと。

Fuyuzuki

 でもですねえ、やっぱり日本の駆逐艦といったら、特型より前の細い艦体を持ったシリーズがシブいと思うのですね。

Yuunagi

 画像は神風型駆逐艦の夕凪。艦橋前の甲板が低くえぐられており、ここへ前部魚雷発射管を設置しているところがフォルムの特徴で、第一次大戦時のドイツ水雷艇も同じようにここへ発射管を置いてますが、真似したのかどうかまではわかりません。
 特型駆逐艦が登場するまで、日本の駆逐艦というのはこのスタイルが基本でして、太平洋の荒波の中でも、艦首を乗り越えた波浪が艦橋へ直接ぶち当たらない構造とのこと。

 中でも神風型駆逐艦のネームシップである神風は、かなりドラマ性のある戦歴を誇った艦で、最後は南方唯一の作戦可能艦として生き残った武勲艦。
 旧型扱いされて地味な任務に黙々と従事していたのに、戦勢不利となって第一線に引っ張り出され、連合軍潜水艦と死闘を重ね、終戦時まで無傷で生き残りました。
 戦後、復員輸送艦指定され、御前崎で座礁した海防艦国後を救助しに出動し、自らも座礁して放棄されるまで、21年に渡って現役を張ってました。

 小スケールの1/700だといまひとつパッとしないフォルムですが、1/350ならけっこう映えるんじゃないかと思いますよ。大正期の艦にありがちなゴチャつき具合が、作り応えを生むと思われますしねえ。
 地味な戦歴ながら、武勲艦として雪風にも負けてないと思いますよ。神風も。

 あー。でも艦の名前がカミカゼだと、ちょっと教育委員会とかPTAから睨まれるかもしんねえっすね。社民党とか共産党から怒られたり、わけのわからない抗議団体が会社の前に来たりして。

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模型」カテゴリの記事

コメント

くわしいねぇ、さすがミリオタを自認するだけのことはある。
感心しながら読みました。
神風型って知らなかったけど良いデザインですね。
昔350円シリーズって戦艦のプラモデルがあって。
弟と良く作りました。
愛宕だったかなぁ、艦橋の形が面白かった記憶が。

でもやっぱり大和のデザインが好き。
呉の大和ミュージアムで凄いでっかい模型見たけど。
やっぱかっこいいです。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2010年3月10日 (水) 20:22

大和は日本艦船の中の三冠王じゃないですか。それだけに
いろいろとネタにしやすい対象で、模型もこと欠きません。
といいたいところですけど、あまりにメジャーすぎる
存在なので、たいてい最初に模型化されてしまい、
その後の金型技術の進歩に取り残され、結局は古い
キット扱いされちゃうこともあって、模型的にはあまり
おもしろくないことが多いっすよ。
 
1/350の大和ってば、おっきいだろうな~。

投稿: ビヨ | 2010年3月11日 (木) 18:33

もっとこういう話聞きながら酒飲みたいです。
楽しい一時ありがとうございました。

投稿: 通りすがり | 2018年7月16日 (月) 13:09

某ブラウザゲームの影響で、まさかのフネが艦船模型として登場したり、旧日本海軍の艦船や海戦史に興味を持つ若者が増えたりと、歴史に興味を持つ人が増えたのは素直にうれしいことだと思います。
「過ぎ去った過去よりも未来に興味を持つべき」なんて人がまだいますからね。未来を知るには歴史を知らないとどうにもならんという認識が広がってくれればと思います。
 
ジジイになったらゆっくり模型を作ろうかと企んでおりましたものの、目がよく見えなくなってくるという加齢症状を想定しておりませんでした。ハヅキルーペ(ry

投稿: ビヨ | 2018年7月16日 (月) 22:24

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