ちょっと暖房について考えてみた
早くカメラネタを書かないかとご期待の、そこのチミ。本年前半は新機材調達予定がまったく存在せず、もしかしたら小物をポチるかもしんない程度なので、本気で新商品に注目する姿勢に欠けまくってる身としては、表面をなでたくらいの話にしかならないのがわかりきってるんで、あまり書かないのれす。
むしろ今シーズンは使ってるカメラの話がボチボチと出てくるでしょう。寒くておんもに出たくないだけのことで、撮りたい気持ちだけはとっくに第一汁が出ておりますよ。
営業で例えるなら、新規開拓じゃなくて深耕開拓って感じです。意味わかんねえ?わかんねえ人はそのままでよろしい(^^;
で、今日もアウトドア方面のネタを書いちゃうのですけれど。
冬場の野営における暖房っていうのはどうなのかと、夜勤の間にずっと考えていたのですが(仕事しろよ、おい)。
なにしろ冬場の野営は先月カマしたのが初めてで、最低気温が2℃くらいで、かつ降雪は小雪程度。積雪もなく地面もほとんど湿っていないという、雪国には本来あり得ない好条件下でした。本格的な冬場の野営ではなかったわけです。
メンテに手を抜いていたことが原因と思われる、羽毛のシュラフのパフォーマンス不足に直面し、もしや暖房というものがあったら身体の芯の冷えは改善できたのかと思いましてね。
どうせクルマ移動なのだからと開き直って暖房器具を持参するのはどうか。そう仮定してみて、現状の装備に加える前提なら、煙突が必要なタイプは最初からボツになりますな。
煙突を必要とする薪ストーブは大変にアウトドアテイストが濃い存在ではあるものの、テントの幕体から煙突を突き出す部分の耐熱性が問題になるのは当然でして、なんらかの幕体加工が必要なのは当たり前。
そしてテントの形態も高さがある程度は必要になります。コンパクトなタイプだとしても薪ストーブはそこそこの大きさがあり、ストーブ全体が発熱するわけなので、幕体との間隔をとらなきゃ熱で溶けちゃうわけです。
三角テントが薪ストーブにはベストの相性なのですよ。ティピーだのゲルだのイグルーだの、ああいった形ですね。
幕体の換気口などを改造し、ここへ耐熱素材の煙突窓を設置し、煙突を突き出すわけですよ。
煙突窓も改造も扱ってる店はあります。自分で加工するには、スキルがないと難しいかもしんねえっすからね。
あたしゃ小学校の家庭科の成績がアウトだったタイプなので、縫製関連は最初から無理。図画は優秀でも工作はダメダメでしたし(^^ゞ
我が現状装備にそのまま加えるなら、ポータブルタイプの暖房を選択するのが最適。そういう前提でちょっとネットを見てたのですよ。
実は昔からけっこうあるんです。アウトドア系のガス反射式は、かつてのボン焚きマグネシウムの傘みたいなやつで、カセットボンベ系も昔からストーブはあります。
また、白金カイロの親玉みたいなやつとか、いわゆるバーナーの上に載せて使うタイプですとか。
価格的に低い方向から探していきますと、最初に見つかるのは、湯たんぽを除けば、イワタニのジュニアヒーター。
なんだカセットガスかと侮るなかれ。ちゃーんとヒートパイプがボンベまで伸びてるじゃありませんか。
冬場のガス燃器具でダイレクトに効率を上げるのは、コレだと私は思ってます。燃焼の熱をボンベへ回してやる方法は、大変にアナログなやり方ながら、ボンベのガスがすってんてんになるまで使うことができる効率の良さ。
ユニフレームのこんなのもありました。イワタニもユニフレームもカセットガス派のメーカーさんですんで、ヒーター系の廉価版では2大商品かと思われます。
ですが同じカセットガス仕様でも画像を見れば見当がつくように、ユニフレームのものはイワタニよりかなり小さいです。
ユニフレームはアウトドア志向の商品作りなので可搬性を意識しているのに対し、イワタニは気軽に屋外で使える商品という方向性の違いがあります。
そのへんは燃焼出力にも表れていて、イワタニは1200Kcal、ユニフレームは750Kcal(いずれも普通のブタンガスで)。
なーんだ、イワタニのほうが暖かいじゃん。そういうことになるんですが、出力が大きいということはガス消費も激しいということになり、カセットガスを何本持ってきゃいいんだよってな、もはや野営荷物の体積と重量の話になってしまいます。
野営者が使い捨てのボンベを大量携行する必然性にまで話題が突き進んでしまうかもですよ。私は少し抵抗があるなぁ。
ほかにもカセットガス系のストーブというのは何点かあって。
3番目に載っけたユニフレームのガスストーブが、一番使えるんじゃないかなぁと思いました。赤い四角いやつね。
カセットガス2本装填で、10時間連続燃焼の代わり、出力は800Kcalと低め。もちろん気化促進の仕掛けがあって、重量2kg。
聞くところによると、カセットガス系の暖房器具としては定番中の定番らしく、長く売られていて愛用者が多いのだとか。そのせいかシーズン頭に売り切れてしまい、本番時期には入手困難だそうで。
10時間燃焼ってのはいいなぁ。つけっぱなしで寝るつもりでいる私(オイ)。ボンベ2本で完結してるところが納得で、アウトドア用OD缶へは禁じ手のカセットガス封入がデフォルトの私ですから、カセットガスの在庫は常に持ってますし。
ただ、こういったガス器具の問題点は、実際にどのくらい暖かいのかという点に尽きるわけでして、普段の煮炊き用ストーブの感覚からするなら、800Kcalってストーブ抱えてなきゃなんない程度なのではないかと思ったり・・・・。
やはり行き着くところはそこか(^^;
燃料は灯油。小さな予備ボトルへ予備の燃料を入れておけば、焚きっぱなしとはいけなくても、301で一晩カバーは可能かと思います。もちろん羽毛のシュラフ等、防寒対策を施した上での話。
個人的感覚では灯油の燃焼エネルギーは大きく、炊事に使うとコッヘルが煤で黒くなるとか、燃料の臭いが漂って取れないなどの欠点が語られるとはいうものの、いつでも使える灯油が手元にある北国の生活では、灯油に対するハードルが低いんです。
ただ長時間燃焼が可能な武井のバーナーは、内圧のコントロールがデリケートらしく、圧力計があると助かるのですよ。
そうですか。501は圧力計装備ですか。
| 固定リンク
「アウトドア2010」カテゴリの記事
- 野営すんの忘れてた(2010.12.15)
- 買いませんけど(2010.11.19)
- 物欲は尽きぬ(2010.10.12)
- メッシュタイプのバーナーについて(2010.09.03)
- 準備しちょります(2010.08.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
カセットガス系のストーブは、非常用に持っております。
冬場に災害にあったら、暖房器具の有無は大事だからねえ。だからと言って場所をとる石油スーと部を置いとくわけにはいかないんで・・・
で、今度はシガーをくゆらせるときの暖房器具に使おうかなと^^; ベランダじゃないとすえないからさ^^;
投稿: くれーん | 2010年2月12日 (金) 20:41
一服の度に灯油燃焼ってわけにはいきませんからなぁ(^^;
プレヒートして本燃焼に移るまで、下手すりゃタバコ2本。
やはりガス器具になりますよねー。
短時間だけ暖かくていいなら、火力重視のやつがいいっすな。
投稿: ビヨ | 2010年2月13日 (土) 10:16