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再録 Canon EOS630

 紙パックのリプトン紅茶をよく私は買い求めるんです。テトラパックっつーんですか。コーヒーよりも紅茶が好きなので、お茶代わりにスイスイ。ミネラルウォーターより安く、優しい飲み口がお気に入り。

 その紙パックの側面に、紅茶にまつわるアラカルトが印刷されてて、日本では1971年から外国紅茶輸入が自由化されたんですね。意外に近年まで紅茶は高価な限定輸入品だったようです。
 思い起こされるのは、私が小学生の頃、我が家ではずいぶんと紅茶を飲まされました。親父が緑茶野郎だったので、もっぱら私が紅茶漬け。
 オフクロの趣味だと思ってましたが、よく考えてみると現在のオフクロはコーヒーべったり。なにかポリシーがあって幼少の私に紅茶を飲ませたわけではないのではないかと以前から思ってましたが。

 1971年の輸入自由化で価格が下がった紅茶が、なんとなくリッチなイメージを醸していたのに安くなったのでしょ。そういうのに安易に乗っかる性格のオフクロですから。30数年を経て知る自分の親の安易さでやんすな。

 けれど、紅茶が与えた影響は私に小さくはなく、紅茶をきっかけに英国へ興味を持ち、やがては海外文化に興味を持つようになったわけですから、視野を広げてくれたということになるのでしょ。紅茶様々。

 話は思いっきり変わり、実は機材系再録っていう。以下再掲です。

S_eos630

 なにを突然EOS630なのかと思われる方もおられるだろうが、このカメラは我が家に来てから早3年が過ぎている。なのにほかのEOSの影で黙々と予備機に徹してきた地味な存在である。
 だけど、このところこいつのシンプルさが新鮮に思えてきて、フィルムこそ装填しないものの、手慰みにいじり回しているのであった。

 EOS630は、EOSシリーズ第一世代の620/650のマイナーチェンジ版といった内容のカメラで、EOS-RTの母体でもある。
 当時は動体予測AFが搭載されたというので大騒ぎになり、それまで比較的高い価格で販売されていたEOS620の価値を一気に下げた。EOS630はその後のキヤノン実用中核機のルーツともいうべき存在になった機種でもある。

 私はこの初期のEOSのデザイン、けっこう好きである。直線と曲線がうまくマッチしたデザインだと思っているし、いかにも一眼レフカメラらしいシルエットを持っているところも好きだ。なによりかつてのメイン機T90と操作系配置が似ている安心感もあることだしね。
 ファインダーはその後のEOSシリーズよりずっと大きく見え、これでも当時はファインダー倍率が下がったとか言われていたんだよなと懐かしくなる。

 手抜きできないという意味では、分割測光がまだそれほど熟成されていない時期のカメラであるため、露出補正の必要が頻繁にある。露出補正ボタンが特等席という場所ではないので、現行機と比較してしまうと若干の煩雑さを感じてしまう。
 そしてシャッターショックがけっこう大きい。ミラーの上下動による振動がある。まあT90もこんなものだったかもしれないので、実用上の不自由はないということになるのかな。

 気楽さではkissシリーズ後期型に劣るけれど、一眼レフらしいカメラという点では630のほうがらしくていい。
 ファインダー像の大きさもそうだし、ピントの山もkissシリーズよりまだわかりやすい。液晶の照明を備えるなど、当時の中級機ならではの装備がある点でも、入門機たるkissよりも充実している。

 私は小さくて軽快なEOSが欲しくて630を調達した。だがkiss3の気軽さに負けて630は予備に回してしまった。
 冷静に考えると、露出面で少々難しいことと、内蔵フラッシュがないことくらいがkissシリーズに劣るところで、それ以外は630のほうがマシなのであった。
 AFモードを任意に選べるところ。巻き上げが早いこと。データバック標準装備でフィルム装填日時を確認できること。
 AFの絶対的な精度では後発機に負けるだろうが、中級機はやっぱりいい。たまに使ってやらなくちゃ申し訳ない気がする。

 現在でもEOS600シリーズを愛用している人をたまに見かける。たいがいは630であるようだ。
 630に28mmのF1.8なんかつけてスナップしている人を見ると、EOS600シリーズって軽快そうで悪くないな~と感じる。昔からの一眼レフ的デザインを崩していないからかもしれない。

 我が家の630はオークションで入手したものだが、すぐに故障した。調子が悪かったので失敗したなと思っていたが、まあメーカーへ修理に出して不良個所をきれいにしてもらうのも悪くない。
 だがその後もたまに変な動作をする。どうやらレンズ内のROMとの情報交換にエラーがあるようなのだ。古い非USMレンズをつけるとそんなにエラーは出ないのに、新しいレンズをつけるとエラーが増える。
 困ったことに我が家にはROMが腐ってるレンズがあり、間違えてこれを装着してからエラー癖が出るようになった。電気カメラというのはこういうトラブルもあるのだなと考えさせられる。(2004,02,29)

 以上、再掲。

 元記事を書いた日付を鑑みると、無職全開の頃に書いたものだとわかるわけで、きっと暇だったんで古い記事をまとめて書き直したのでしょうね。2004年2月記述が多すぎ。

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コメント

訳もわからず買った最初の中古1眼です。
使い方が解らず写真屋さんで電池とフィルムを入れてもらいました(^^;

フィルムが入るとドキドキしましたね~(笑)
あの時の気持ちは今でも忘れませんよ。


投稿: ガキ | 2010年1月 7日 (木) 20:41

その最初の気持ちを忘れない限り、きっと楽しい写真生活を送れますよ(^o^)
惰性とか、強迫観念で撮るなんてのは、全然ダメっす。

投稿: ビヨ | 2010年1月 8日 (金) 19:51

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