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今年一発目の野営 その4

 -4.5℃キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!という感じの、今シーズン最寒である当地。きのうも午前中は沿岸部で吹雪きましてね。ええ、もちろんきのうは外回りの仕事で、マンホールを開けたり閉めたりしておりました(-_-;)
 今日は建屋を何件か巡る仕事でしたけど、ジャンケンに弱い私は建屋外構、すなわち外を点検する係がやたら当たる当たる・・・・。

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 移動はお殿様席でしたんで。後ろの席から撮ってみました。これ、海沿いの片側二車線の立派な道路を走行中。
 なんだかわかんないっしょ?吹雪いてんですよ。このくらい前が見えなくなる吹雪き方でして。不必要に速度を出す親方も、さすがにこの状況にはおとなしく50km/h走行でした。

 こんな日に野営してたらたまらんでしたね。県南沿岸部はかろうじて最高気温がプラスになったらしいですが、全県的に真冬日で、しかもこんだけ海沿いで吹雪いてりゃ、さぞや過酷な野営になったかと(^^;
 などとヌカしておきながら、密かに移動中に野営地を観察してたりして。先日の野営条件が冬期レベル1だとするなら、もうちょっとステップアップしてレベル2ってな野営地ですけども。今のままなら間違いなく雪中野営になりますね。

 というわけで、話の続き。カテゴリーはアウトドアではなくローカルに変更してます。

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 海から吹き付ける強い風の中、海岸に一晩放置されてたアウトバック号は、フロントウインドーのウォッシャーを作動させた瞬間、ブ厚くコーティングされていた塩が溶け出して、なんぼワイパー動かしてもきれいにならなかったくらいでした。クルマ洗ったほうがいいな。

 いつもなら、ここで温泉でひとっ風呂となるわけですけど、早朝未明のキリタンポ鍋の後に何度か寝てしまいまして、撤収を始めたのが9時半頃だったんですよ。
 裏を返せば、そのくらいの時間まで太陽光でテント内の温度が上がらなかったわけですね。当地の冬は快晴なんてことはなく、まず曇ってますから、太陽が顔を出しても日光の威力は弱いのでした。

 で、温泉にゆっくり漬かって身体を暖めるのは当然のような状況であるものの、まっすぐ帰宅せず、カメラ片手にブラブラしてみたい欲求があるため、湯冷めを警戒して温泉は泣く泣くパス。
 万が一にも温泉の温度が好みよりも低かったりすると、それをきっかけに風邪を呼び込んだりしますのでね。
 そんなに熱い湯が好みというわけではない私であっても、ヌルくて閉口する風呂はよく出会うのですよ。

 温泉をパスしたので、野営地から撤収して、そのままクルマでゆっくりと漁港周辺をロケハン。

 県南沿岸最南の象潟から金浦~仁賀保あたりは、かつての火山活動や隆起沈降によって複雑な地形になってます。
 松尾芭蕉が「奥の細道」で訪れた最北の地が象潟でして、当時は松島に劣らぬ九十九島の景勝が、地震のおかげで一夜にして隆起し、海が退いて陸地に島がたくさん残ったわけです。
 そのため、複雑な地形になっている場所もあり、九十九島の名残が金浦港にもあって、複雑な形の港町なんですね。

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 30分くらい歩いてみましたけど、撮影感覚がすっかりなくなっており、おいしそうな港町だということは無意識に感じ取っているのですが、それをうまく切り取ることができず、かなりもどかしい思いをしました(-_-;)
 とくにDP2の41mm相当の画角をまったく身につけておらず、使いにくくて難儀しました。完全に撮影感覚をなくしております・・・・。

 ちなみに今回はメモ用のGRD2、そしてDP2と、XP2sを装填したEOS7をお供にしておりました。DP2はうまく使えないわ、銀塩はさっぱりカット数が進まないわで、なんだか悲しかったですなあ。

 金浦漁港はおいしいロケ地だということだけ学習し、その北の仁賀保へ移動。仁賀保の町は歴史が長く、以前通りかかった時に「なんだか秋田らしくない町だな」と感じましたんで、ちょっと立ち寄ってみたかったんです。
 町内を流してみると、意外にも町はこぎれいで、活発さを内包したかのような街並みなんですね。下手したら衰退しまくってる大曲市街地より活気がありそう。

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 けれど難点が。訪問者が気軽にクルマを停めておけそうなスペースがあまりにも少なく、どうやら宿泊とワンセットになりそうな空気なんですなあ。
 ちょっとその公園を探索したいと希望しても、駐車場というものは存在せず。住民の方なら自宅から歩いて行けばいいわけですけど。クルマの来訪者は不自由しそうでした。

 仁賀保の町でお昼になっちゃいまして、トイレにも行きたかったんで西目の道の駅に移動。ついでにここで立ち食いソバを食おうと思いましたら、かなり値上げしてんですね。
 かきあげソバで400円オーバーってのは、ちょっと高いですぜ。福泉でソバつゆ作って、立ち食い用のソバ使ってんでしょ?テナント料が高いの?採算ヤバい?などと、いろいろ心配しちゃいました(^^ゞ

 このまま帰宅してゆっくり休むというのも選択肢のひとつでしたが、なにしろ出不精のインドア派である私なので、せっかく遠出したのだからもっと寄り道してみたいな~、などと、まるで女子高生の初デートみたいなノリだったりしました。
 本荘市街を通過しちゃったら帰宅したくなるはずなんで、その前にどこかと考え、由利高原鉄道沿線の駅を見物しに行っちゃおうかなと。

 旧国鉄矢島線が三セク化した由利高原鉄道は、矢島線開通そのものがそれほど昔ではないため、シブいオブジェに出会える確率は低いのですけども、確かシブい駅舎が存在したはずだと記憶の中からあやふやな情報を引っ張り出して。
 矢島線の前身は民鉄の羽後交通横荘線の西線であり、途中の前郷駅までは大正時代の古い路線なんです。
 その中でも薬師堂駅は秋田県内鉄道駅の中でも屈指のシブさで、大正11年の建築。見物しに行くしかないっしょ。

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 ・・・・。取り壊しになりそうだという噂は耳にしてましたが。すっかり建て替えられてましたよ。そうだよな、顧客サービスという美名で、古い建築物はどんどん壊す秋田県人気質だものなー。
 これならまだ隣の子吉駅のほうがシブいってもんですぜ。

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 シブい建築物は、その存在を認知したら速攻で撮りに行かなきゃいけませんね。とくにここ秋田では。

 秋田県内のいろいろな町のどこもがまったく街並みに個性がない理由というのは、古いもの=悪という価値観に縛られているとしか思えないんです。
 町の成り立ちからしても、便がいい土地に街が作られているため、フラットな土地にただ街並みが広がってるだけというパターンが多いんです。

 個人的な持論からするなら、フラットで広い土地に作られた街ほど没個性な街並みはなく、どう見ても東京近郊の地方都市です、という雰囲気以上でも以下でもない「日本全国どこへ行っても見られる街」でしかありません。
 個性を持つ街というのは、けっこう土地的に制約がある街のほうが多いように思えますね。起伏がたくさんあって単一的になりにくい街。古くからの私鉄の存在が大規模土地開発を妨げてる街。
 そこに歴史の長さというエッセンスが加わると、散歩していて楽しいことが多いですよ。新しいものから古いものまで混在していて、新鮮なんですね。飽きないんです。

 まだ話は続きます(^^ゞ


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コメント

ご無沙汰しておりました。
薬師堂駅は、私も大好きな駅でした。
雪舞う中で下車する女子高生を撮影することを願っておりましたが(変態?)、
非常に残念です。
あれだけ渋い駅を壊して、雰囲気は意識しただろうけど、
面白みのない普通の駅を作ったわけです。
オープニングセレモニーの際に、関係者が誇らしげな顔をしていたのが、印象的です。
「これでいい街になっただろ?」みたいな。
ビヨさんのいう通りだと思います。

投稿: 6x6 | 2010年1月16日 (土) 07:45

顧客サービスとして、隙間風の入るようなボロい駅舎は
よろしくない、という考え方は理解できるんですが。
大正11年建築の駅舎となれば、静かに広まりつつある
鉄道ファン層に訴えるもの=人を呼べる要素が
あったと思います。
羽後町の宣伝戦略を見習うべきじゃないかなぁ。
古いものは利用し、ないものは新しく創造しちゃってんですから。

投稿: ビヨ | 2010年1月16日 (土) 12:27

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