元写真屋
早くも街にはクリスマスソングが流れ始めてますなぁ。年末商戦は早く手をつけた者勝ちという売り手の法則が万国問わずあるそうで、これから1ヶ月以上、にぎやかな雰囲気が続くのでしょうねえ。
1年のうちで私が最も嫌う季節がやって来たということですね。ええ、仏教徒ですからクリスマスもサンクスギビングも私には関係ありましぇん(T T)
浮かれたツラしてるやつは、一人残らずみんな死んじゃえばいいのに。
人として大事なものをどこかへ捨ててきたとしか思えない最近の私はともかくとして。
元の仕事を説明するのが面倒なので「写真屋」の一言で済ませることがほとんどのせいか、「おい、写真屋!」なんて上司に呼ばれることさえあり、カメラオタクというよりもは商売人として見られたほうがまだいいか、なんて思わなくもない私。
ただでさえ職場には「あいつはカネを持ってる」という大きな誤解が蔓延しているようで、実は10歳ほど年下の子と同じくらいの手取りしか給料をもらってません。独身のジジイは天引きされる額が大きいので、手取りは一人暮らしギリギリって感じ。
そこへきてカメラオタクなんていうイメージが先行しちゃうと、稼ぎをすべて撮影機材に注ぎ込んでる人みたいじゃないですか。現実とは正反対もいいとこなのでした。
で、県を定年退職して天下った上司から「なんでEOS7D買わねえんだよ。いいカメラじゃねえか。買えよ!」と半ば脅迫のように迫られた私でしたよ。
EOS7Dのどのへんがいいカメラなのか、私はよく理解していないわけで、動画が撮れても私は使わない機能ですし、視野率100%のファインダーってのは、実はそんなにこだわるほどのものでもない(私の使い方では)ことに、EOS-1Vを使ってとっくに気がついてます。
むしろファインダー倍率が高い点は美徳だと思いますね。デジタル一眼レフはふざけたファインダーが多すぎますもん。
撮影される画像の再現性すら期待できないファインダーが常識としてまかり通るというのならば、せめてピントの山だけはつかみやすいとか、倍率が高いとか、なにかしらの努力があればね、購買欲が少しはそそられるというもの。
各メーカーさんは「一眼レフのメリットとはなにか?」という銀塩時代から変わらぬ問いに対する答えを追いかけていただきたいものです。
でも7Dにキヤノンさんは余計な機能を搭載してくれたようで、ファインダーに透過型液晶を仕込んでるらしいですな。
透過型液晶といえば思い起こされるのはコンタックスTVS。あのファインダーは完全な失敗だったと見え、TVS2ではまったく別物のファインダーで、最初からこうならば・・・・、と感じた方も多いはず。
あの液晶よりもはおそらくはるかにマシであろうと簡単に想像はつきますが、マニュアルフォーカス時代のスクリーンと比べて話にならないレベルがデフォルトである現行の各一眼レフに、見え具合をスポイルするようなものをあえてファインダーの光路に置くセンスはどうなのかと私は感じるわけです。
当バカブログ調べで、EOS7Dはだいたい15万くらいの調達価格。ボディを握って寸足らずというありがちな結果になれば、自動的にバッテリーグリップねえのかという話になり、出費は増えることと思われます。17万コースか。
そこまで出して未だ発展途上であるデジタル一眼レフを買うことに意味があるかどうか。疑問なのでした。
これがもしペンタックスユーザーだとするならば、私はおそらくK-7を調達することに疑問を抱かないと思います。おそらくここ数年のペンタックスで当たり間違いなしであろうと。
カメラやレンズに関しては検査的数値などより実写重視の私ですので、実用性がかなり高いと予測できるK-7は安心して使えるカメラだと思うのですね。
でもキヤノンの場合は次々とライバルに伍す機種を出せる体力があり、単なる他社対抗のためのボディも出す余裕があるもんですから、単純にメーカーさんのトークに踊らされるわけにはいきません。
将来的な自分の装備の方向ですとか、そういったものも加味して計画的に狙い撃ちしていかないと、無駄な買い物をしかねないのですよ。
おそらくキヤノンはフルサイズの敷居を下げることはしたくないはずで、ニコンもそうでしょ。クラス分けのハードルを設けることはカメラ市場では大切なことですから。
かといって、コンパクト機~マイクロフォーサーズクラスでイメージセンサー比のボディサイズを小さくする動きが顕著になれば、大御所も知らないふりはなかなかできないかと。
それまでは現状のクラス分けの地図の中でやれることを、キヤノンとニコンは突き詰めるんじゃないかと私は思ってます。
やがてはAPS-Cサイズイメージセンサーが気の利いたコンパクト系のデフォルトになるのは間違いないと思います。どのくらいの時間がかかるかまではわかりませんが。
シグマDP2を使うとですね、FOVEONの説得力のある絵という要素を除いても、やはり小センサーとAPS-Cサイズのセンサーは絵が違いますもん。
だからといって小サイズセンサーの存在を否定するものではありませんが、絵の説得力は、デジタル時代になっても原版の大きさを無視できないと私は思うのですね。
そうなってくると、フルサイズ搭載機の敷居が下がり始めるのではないかという期待が私の中にあったりします。
というような長々とした説明を口頭でしたところで、絶対に理解できるわきゃないくだんの上司の愛機がペンタックスだと知ってましたんで、「EOS7DよりK-7のほうがいいカメラなんでないですか?」とコメントしてみたところ、「あんなもん20Dの焼き直しで小さくしただけだろう。わざわざ買うほどのものではない。」とのお言葉。
そういう認識かぁ。じゃあなにを語ってもこの人は私の感覚を理解してくんねーだろーな、と判断した私は「高価なカメラなんかいりません。あたしゃたいしたもん撮りませんから。デジタル一眼レフだって必要ないくらいで。」といういつもの逃げ口上に走ったわけですな。
そしたらですね、急にヘソを曲げられてしまい。どうやら「どうせたいしたもんを撮りません」の一言が気に入らなかったらしいんですね。
そうなのです。職場で私は写真屋なのでした。私が謙遜のつもりで口にした言葉も、いわゆるシロートさんからしたら「あいつに見下された」と感じたのではないですかね。
ようは「俺よりたいしたもんを撮らないくせに、カメラ選びで偉そうなことヌカすな」と逆説的に受け取られたみたいなんです。
もちろんそんなつもりは毛頭ありません。このところなんにも撮らなくなった私を読者のみなさんはよくご存知のことと思います。これだけ撮るのをサボってたら、仮にまた撮り始めても訓練が大変ということも。ただでさえロクなもんを撮ってないんですから。
そんなわけで、実に我が職場は「物言えば唇寒し」なのだなぁと、あらためて感じ入った次第。
無口な人扱いですよ。今の私は。学習しましたのでね。余計なことは口にしちゃいかん会社だと。営業やってたなんて誰も信じてくんないと思います(^^;
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コメント
私の会社も似たような雰囲気。
ただ、無口になれないヒラの私。
保守派のスナイパーにいつも監視されてるんでしょうね(笑)
投稿: ガキ | 2009年11月 6日 (金) 21:22
ただいま青森・秋田・岩手あたりをフラフラしております。
今日は岩手泊。
EOS7D、いいカメラなんですけど、等倍&100%の視野でも
ピントのつかめなさ加減だけは従来のEOS中級機となーんも
変わらないそうです。まあ、キャノンにその辺を期待する
のが間違ってますが。それを除けばいいカメラではないか
と思われ。
投稿: エンゾー | 2009年11月 6日 (金) 22:20
> ガキさん
ある程度は世間の企業というものを見てきておりますので、非常識な部分がよく見えちゃったりするのですよ。
一般的に言われる「○○な会社はダメ」という古今東西変わらぬ法則もありますしねえ。
言い出したらキリがないですし、事実だから会社側も耳が痛いと思うんです。
真理を突く人というのは、たいていの組織で上から嫌われるものですよw
> エンゾーさん
おんや。北東北周遊ツアーですかい。この寒くなる時期にw
仕事絡みなら「あの会社に行ってみー」くらいのアドバイスしかできませんwww
投稿: ビヨ | 2009年11月 7日 (土) 08:32
昨年、引退したと思ったら「自分がいつ死ぬか」を考え始めてしまった父親に、気合を入れるつもりでPENTAX K20Dレンズキット&アクセサリを(そのときは15万ほどもしました)押し付けた私でございます。その後の値下がりには血の気が引くような思いでしたが(こういうふうに、ちょっと日本語がおかしくなるくらい)、まぁ、後悔はしてません。k-7が出るまで待てば良かったとは思いましたが。
GR-Digital(初代)で満足している私にも、ミノルタα-7とCANON EOS-7のファインダーの違いは、わかります。単純に思います。ミノルタのほうが見やすいって。エンゾー様がブログでおっしゃっているように、MZ-3のファインダーもけっこう見やすい気がします(昨日、FA43と一緒に使って改めて実感)。私のごとき素人の見解としては、ファインダーよりも画素数とかノイズレスとかAFとかのほうが、やっぱ購入予定者のクイツキが良いだろーしなーなどと勝手に考えていますが、私が一番思っているのは「イメージモンスターなのに、なんでフルサイズじゃねえんだよ」ということです。
フルサイズになったら、「スーパーイメージモンスター」なんでしょうか・・・。私にとっては、EOS-7Dは、GR-DIGITALをわきに追いやれるだけの存在ではありません(買うにしてもお金はないけど)。
投稿: hk | 2009年11月 8日 (日) 22:44
MZ-3はAF機にしては見やすいファインダーですよね。私も同感です。
EOS7Dくらいオカネを出すなら、もうちょっと楽しそうなカメラを買えそうな気がします。それが本音(^^ゞ
そうなるとEOS50Dでもいいかなぁと思うし、50DでいいならKX3でもいいか、となっちゃいましてね。
年内にKDXが戻ってきたら、やっぱ一眼レフ買わないって話になるはずですし。
シグマDP1がねえ、映像エンジンの積み替えとマクロ域強化という手に出たら、一眼はどうでも良くなりそうではあるものの。
私も考えますよお。もう人生の折り返しを過ぎたなぁって。残りの人生でなにをしようかと。
投稿: ビヨ | 2009年11月 8日 (日) 23:15