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あなたは種苗交換会を知っているか?

 気のせいか、我が家の母艦が最近ネット接続が変。こんな時はスパイウェアを疑いたくなるものの、スキャンしても特に異常はなし。でも気持ち悪いですよね~。

 話は変わって。

 「種苗交換会」ってご存知ですか?字ヅラの通り、農作物の種や苗の情報を交換するコンベンションみたいなものでして、簡単に表現するなら農業の祭典。
 農機具メーカーはこぞって新商品を展示しますし、ちょうど稲刈りが終わって暇になる農家のみなさんが集いやすい今の時期に開催されている催しです。
 これ、どうやら秋田県だけで開催されているらしく、ググってもヨソの県では確認できませんね。催しの名称が違うのかもしれませんけど。

 こういった種苗交換の意義というのは、歴史を遡ると鎌倉時代あたりまで行けちゃうのではないかと思いますが、特に江戸時代から意味のある行為になりました。
 というのも、江戸時代は基本的に国境を越えた移動は禁じられており、用もないのに農民がウロウロしちゃいけない社会構造でした。
 そんな中、特権として往来自由であった富山の薬売りが、密かに新種の種や苗を携えて旅していたというのは知られざる真実でして、往来不自由の時代にしっかりと全国へ新種の農作物が行き渡っていた秘密はコレです。

 以前に、あきたこまちマンセーと唱えているのは役所や農協だけで、農家側ではひとめぼれの秋田による生育の可能性を独自に探っている状況を書きましたが、農民のメンタリティというのはそういうものなのです。より良い結果を出せる品種はなんなのか。
 そういう考え方を現代的にフィットさせると、付加価値農産物の探索とか、農家は決して座してぼんやりしているわけじゃないのですね。

 そういった歴史のある日本の農家のノリを現代にまで続けてきているのが、秋田県の種苗交換会といえましょう。
 市制施行120周年の意味があって秋田市での開催になったようですが、「渋滞してひどかったよー」なんて同僚から耳にするくらい、人出があるものなのです。種苗交換会というのは。
 それでも秋田県だけで続いてるマイナーな催しであり、たまたま歴史的な価値を知ってる私なんぞは、ちょっと冷やかしに行っちゃおうかなぁ、なんて考えたりしますが(まだ体調が本調子じゃなく出撃しませんでしたが)、普通の市民はあまり興味を持たないご様子。

 その種苗交換会にですね、例の「ノギャル」が来てたらしいのですよ。渋谷米の姉ちゃんたちですね。まさか種苗交換会までフォローすんのかよ。すげーな。
 渋谷米の田んぼを管理してた農家の兄ちゃんといっしょに、トークショーをやったりしてたらしいですよ。

 正直、ウケ狙いと半分バカにしてた私ですが、こいつら半分マジだな、と思いましたですね。
 なにげに食ってる米というもの。ロクに知らなかった農家の実際。そういうものを体験し、自分の食といったものを考えると共に、食料自給率に興味を抱いてしまったり、自分の将来を農業に賭けちゃおうかという思考まで出る始末。
 スタートはなにがきっかけだったかはともかく、ノギャルが出現した時代の背景というものは、どうやら確実に存在しているようなのですよ。

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