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物欲と選択、もしくは勢いと熟考の違いについて

 久しぶりの連休だなぁ。なにしろ夜勤体制ですと、有給休暇を取得しない限りは連休というものが存在せず、3連休なんて、もうかなり大胆な有給休暇取得ってなことになりまして。

 で、4日に1度の公休日があるものですから、土日に仕事してても特に手当が乗るわけじゃなく。なにもおいしいことはありません。「4日に1日、ちゃんと休んでるでしょ?」という会社側のご意見なのですね。
 当たり前のような、世間は5日で2日の休みだべさ?と考えてしまうと、8日で2日の休みってえのはなにか誤魔化されてるような(^^;

 あー、そういうことは考えちゃいけません。世の中ってのは不公平にできてるもんなんです。持てるものはどこまでも持ち続けるし、持てないものはどこまで行っても持てない。世の中にはたった2種類の人間しかいないようですからなぁ・・・・。

 話は変わって。

 みなさんが思ってるほどは稼いでいないビヨさんなので、物欲をたぎらせすぎるとロクなことになりません。
 まさかGRD2の出費が今になってもまだ響いているとはなぁ。巡り巡って、今月も財政は低調推移っす。

 単なる純粋な物欲で手を出してしまったGRD2でして、ポチった後に「やー、買い物失敗したかも?」と後悔しないではなかったのですけれど、使ってみたらこれがなかなかのパフォーマンスでして、リコーさんの言いたいことはわかりますよぉって感じで救われました。

 私の場合の純粋な物欲ってえのは、それほどそれを必要ではないし、壊れるまで使い倒すビジョンもなにもなく、単に興味本位で手を出そうとしている姿。それが純粋物欲。

 銀塩カメラなら、EOS55ってのは純粋物欲にかなり近いものでした。手元に使い倒してるEOS5があるってえのに、なぜ55に手を出すかな。

 デジタルならライカD-LUX3が完全に純粋物欲でしたっけ。半値以下で中身は同仕様のパナLX2という存在があるのに、わざわざライカブラントのものに手を出す必要はまるで存在しなかったというのに。しかもガッカリした挙句に壊しちゃうっていう。最悪ですな。
 その点、シグマDP2は待って待ち焦がれて所望したカメラであり、このくらいのパフォーマンスは最低でもあるべよ?と事前に想定した許せる最低ラインを軽く凌駕する写りなので、個人的には満足しちょるわけです。

 FOVEONセンサーそのものに恋焦がれ、使いたくて仕方ないまま数年。DP1が若干肩透かしに近い仕様で、こりゃシグマさんに期待してはダメなのかと落ち込もうとしていたところに、ドーンとDP2でんがな。

 本命は28mm搭載機ながら、それでは手元の銀塩機と思いっきりバッティングしてしまい、二者択一発想になりがちな私としては、FOVEON搭載のデジタル機か、はたまた銀塩機かと困りそうな感じ。
 それなら40mm相当レンズ搭載ってことで、銀塩と使い分けができてちょうどいいんでないかなーと。そう考えたわけです。ロッコールで40mmは少し慣れてるはずでしたし。

 「DP2と心中する」という私の文章表現は、物欲で選んだのではなく、よくよく考えて検討した末に出した結果であり、真面目に撮るデジタル機は我が家にこれしかないよ、という意識を手短に表現しちょるのですよ、奥さん。

 「デジタルこそ脱一眼」というのも、ダラダラと長年撮ってきた中で出した結論が、私には大袈裟なカメラは必要ないという事実からでして、一眼レフ不要論というようなノリとはかなり違うことをお断りしておきます。
 一眼のメリットは十分に承知してますから。デジタルになって優位性はいささか劣ってきたと私は感じていますし、だからこそマイクロフォーサーズのような商品が成り立っていると思うのですが、レンズ交換ができることを私は(現在のデジタルの絵なら)なんにも便利に思っていないのでした。

 だって銀塩みたいなレンズの味なんかデジタルにはないっしょ。「いや、ある!」と力説する人は世の中に多いとは思いますけど、それってデジタルにおけるレンズの味であって、長年私らオッサンが親しんできた銀塩レンズのアナログ的な味とは根本的に違うものでしょ。

 デジタルにおけるレンズの性能の良し悪しは理解しているつもりですが、こと「味」となれば、デジタルでレンズの味を語るなんざまだまだ早いわ。そう感じているのでした。
 もっとイメージセンサーの技術が進まなきゃ、とてもですがレンズの味やらブランドの違いなんてものは出てこないのじゃないかと思ってます。現行のイメージセンサーでレンズを売りにするのは、10年早いかなと。
 デジタル用のいいレンズは今でもたくさんあるはずですが、浪花節的写りのレンズや興味深いレンズってのはほとんどないのじゃないかと思いますよ。

 ですんで、レンズ性能でDP2に手を出したわけじゃありません。いや、なかなかヤルのうと搭載レンズに対しては感じてますが。
 やはりFOVEONが吐き出すRAW画像ですね。そこに圧倒的なアドバンテージを感じていたわけでして、その期待を裏切らない素質の良さがあるからこそ、これなら真面目に撮るカメラたり得ると私は受け取ったわけです。

 デジタル特有の気軽な撮り方ではなく、銀塩のような気合の入れ方で使いたくなるカメラなのですよ。DP2ってのは。
 かつて国産舶来問わずRF機を検討し、ライカM5だと結論を出して、その10年後に調達して自分の選択が正解だったと確信したのと同じく、本気で吟味したDP2も後悔しないチョイスになると思ってます。

 漫然と撮ってもそれなりにきれいに写ってることを目指した、銀塩コンパクト機からの流れそのままの思想である凡百のデジタルカメラとは、シグマDPはかなり違うのですよ。
 むしろFOVEONセンサー豪華一点主義の扱いにくいカメラであり、銀塩機で例えるならヘキサーあたりですかね、ああいった雰囲気のカメラなんです。誰にでもオススメできるようなカメラじゃありませんが、思想に共鳴できるならいい相棒になりますよ。そんな感じ。

 DP2を使うとですね、初めてコダクロームを使った頃を思い出すんです。ハマると感激の写りでしたものね。コダクロームは。

 FOVEONセンサーとは長くつきあってくことになりそうです。

Img_4625_2

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コメント

ほぅ、そんなに良いですか。
そりゃ気になりますねぇ。
ビヨさんに影響されてヘキサーにハマった私としては
じゃあ!と行きたいところですが。
私も同様に懐がお寒い状態ですので。
旧機材を売るかどうかしないと無理ですなぁ。
もっとも売れるような物はないかもですしね。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2009年10月 9日 (金) 22:59

「良い」ってのとは違いますぜ、旦那。
ヘキサーだって使いやすいカメラというわけではないし。
なんつーか、撮った結果に味がありますね。そんな感じ。

投稿: ビヨ | 2009年10月10日 (土) 21:38

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