GR DIGITAL 2 その5
かつての政治家って、簡単にテレビに出ませんでしたよね。記者インタヴューは迷惑そうに振り払い、憶測を呼ぶ政局であっても裏舞台を一切見せず。あくまで体裁だけで押し切ってしまい、公人としての政治家の仮面だけしか外に出してなかったような気がするんです。
それが最近の政治家さんときたら大衆ウケを意識しすぎで、リップサービスが良すぎ。ビッグマウスを叩いていたら大変みっともないことになったどこかの知事さんは規格外としてもですよ、見せすぎですね。今の政治家さんは。
政治家にとって大事なことは、国民に対してフランクな姿勢だとアピールすることではないし、自らのキャラを売ることではありませんね。「政治家としてなにをしたか」でしかありません。
一瞬でも防衛省長官をやれば葬式に自衛隊の儀杖隊が来る、という理由だけでなりたがるアホなど、論外でしかないわけで。「なにになったか」ではなく「なにをしたか」なのにね。
話は思いっきり変わります。とりあえずGR DIGITAL 2を総括してみようかと。そういう話でして。
絵作りの古さ。これが最大の弱点のように思えます。RAWオンリーで使ってみましたが、どうも色の出方がですね、デジタル機創成期を思わせるような按配で、キリリとしたレンズ描写だけに大変もったいない気がします。
世間で噂されるほど高感度時のノイズがひどいとは思えません。これもRAWオンリー使用での感想です。ノイズよりも色調のコントロールがどうにも古臭く感じてしまいます。
WBについて好みで動かせる初期設定が装備されていなければ、もうモノクロオンリーで使っちゃおうかという気になってもおかしくはありません。
事実、GRDはモノクロ固定で使ってらっしゃる方が少なくないようで、その気持ちはよく理解できます。
モノクロ固定でも使うということを、このカメラに対する否定とは私は思っていません。むしろ「モノクロに固定してでもこのカメラを使いたい」という前向き感覚と意識しています。
初代から2代目に進化しただけではなく、ファームウェア更新によるカメラ機能の補強もあり、元からパッケージングに優れたカメラであるところへ、細かい配慮が行き届いた仕様になっているからです。
「これでもうちょっとWBが賢ければ」「せめて色合いをもうちょっとなんとかしてくれい」というリクエストが出るのも自然なことながら、そのへんが解決されたなら文句ナシでしょ。単焦点レンズでオッケーの人なら。
画質というか、絵作り。まずそれが最優先というユーザーさんが多く選ぶカメラでしょ。そこにリクエストが及ぶのは、カメラの性格から必定かと。
次点で手ブレ補正機能の搭載とか、動作速度の向上、あるいは速いAFの採用なんてあたりが来るかもしれません。
ですが、いいカメラですよ。愛せる存在という点では、デジタル機の中でも最右翼かもしれません。
銀塩GRを意識して作られただけあって携帯性は抜群ですし、剛性感があるボディの作りも道具としての存在感を高めてます。
アブク銭のあるカメラファンなら、冗談で使ってみてもいいと思いますよ。ただし現状のGRD2で撮った絵は「しょせん2年前に発売されたカメラか」と受け取られるかもしれないレベルです。
でもですねえ、電気デバイスに頼らない部分でのカメラとしての作りは、なかなかよろしいのでした。基本の骨格がしっかりしているというか。
デジタルの絵作りにあまり期待していない私だからかもしれませんが、絵作りに文句があっても今後使い続けると思います。そういう気にさせてくれるなにかがこのカメラにはありますね。GRD3に期待、というところです。
なお、電源オフ時のカメラ挙動不審については、再現性を確認できたのでご報告しておくと、私の場合は外部ファインダーを装着している時に発生します。昔ながらの金属製ファインダーですので、おそらくカメラ側ホットシューの電気接点にイタズラしているのだと思われます。
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