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再録 キヤノンA-1

 再録モノです。以下再録。


Camera02

 AE-1は悪くないカメラであった。シンプルながら使いやすい。だが、カメラ未開人にとっては、やはり多機能AE機というものに興味が涌いてしまう。
 AE-1を物足りなく感じるようになった私は、こづかいやら昼食代を切り詰め、A-1のボディだけを購入することに成功。修学旅行のこづかいまで節約したんだもんなぁ。
 レンズはAE-1にくっついていた50mmのF1.8。ボディ2台にレンズが1本ってのもアレだわな(^^;

 5モードAEというのは当時としては驚異的で「カメラロボット」という通称をいただいていた。まあ5モードといっても、実際はプログラムAE、シャッター速度優先AE、絞り優先AEの3モード機であり、実絞りAEっていうのはキヤノンの古いFLレンズをAEで使うためのものだし、ストロボAEはキヤノン純正ストロボでなきゃ使えない機能であった。

 フル電気仕様ということで、当時はひ弱な電池食いカメラというイメージが強くつきまとい、名機としては尊敬してもらえない存在であった。
 だけどけっこう丈夫なカメラなんよ。何度も落下させたし、+45℃から-15℃くらいまでの環境で使用したが、6年間ノントラブルで稼動したのだからたいしたものである。レンズが先にイカれたくらいである。

 ファインダー内の露出表示はLEDを使った完全デジタル表示であったけれど、慣れるとよく見えて便利であった。夜間や薄暮時にもきちんと読める。当時は透過指針式が多数派で、画面が暗くなると指針が読めなかったんである。
 また2秒セルフタイマーの搭載が斬新で、ちょっとしたスローシャッターならばケーブルレリーズが不要であった。

 だけど電池はやっぱり食う。4SR44が\800から\4,000まで一気に値上がりした時期のカメラだけに、電池を食うイメージがなおさら強い。使っても放置していても1年がバッテリーの限界であったので、私はもっぱらアルカリの4LR44を愛用していた。
 あるいは電圧が低下した4LR44をバラし、中の4つのLR44のうちの2つだけを取り出して使ったものである。2つだけは電圧が落ちていなかったのである。これをまた4つセロテープでくっつけて使っていた。当時の学生さんは貧乏だったのだ。

 マニュアル露出が大変やりにくい、というのは今でもキヤノンAE機に共通した欠点であった。AEで使え!というメーカーのメッセージがいやでも理解できる。
 その点、同時期のAE機ながらニコンFEやリコーXR-2などは追針式メーターも搭載して秀逸な操作性になっていた。AEって万能じゃないからね、マニュアル露出の余地がないとつらいよな~。

 なんだかんだでA-1は私にとって初めての愛機という安心感を与えてくれ、T90を購入後も予備機としてキープした。あまりにもボロボロだったので、不安になってA-1をもう1台購入したくらいである。
 貧乏して後から調達したA-1は売ってしまったんだけど、初代は一生モノであろうと思っている。カメラが素晴らしいのではなく、青春を過ごした相棒として手放せないのだ。
 モータードライブMAも売却し、逆にパワーワインダーAを調達した。あのトロい巻き上げのパワーワインダーAが、なぜかやたらにA-1には似合うんである(2004,02,14)


 以上、再録。中学3年から使ったA-1。フルモードAE機を手にして、逆にマニュアル露出へ興味を抱く結果になったカメラながら、我が青春の相棒と呼べるカメラはA-1とT-90でした。とにかく使い倒しましたっけねえ・・・・。

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旧機材系・再録」カテゴリの記事

コメント

ちょうどぼくがEMを持ってウロチョロしていた頃
ですね。
ビヨさんと同じぐらいの先輩が年季の入ったA-1を使ってて、
憧れだったなぁ。。。


その先輩には暗室作業とか写真の基礎を教わったのでした。
そういう意味でもビヨさんと共通してるかな?

投稿: Kizao | 2009年7月15日 (水) 21:25

遅ればせながら,びよさん復活おめでとうございます.
#またプラモの話でもしてください.

ところでSuperShooterはいいですよね.私も子供の頃に猛烈に憧れました.後にすっかりおっさんになってから手に入れた時はすごく嬉しかったことを思い出します.

ただ当時はAvモードでAEロックと露出補正を多様するスタイルだったのでなんだか使いにくかったことも思い出しました.銀塩はもうやめてしまいましたが,今でも綺麗なボディのまま眠っています.かなり憧れて手に入れたカメラなので今後も捨てることはないでしょう.

投稿: すが | 2009年7月15日 (水) 22:24

A-1、わたしにとっても憧れのカメラでした。
高校に入った時に、写真部の部長が我々新入生の生徒手帳用の写真を撮影してくれたカメラがA-1でした。

「いつか自分も」と思いましたが、経済的な事情からAV-1と標準レンズを買うのがやっとでした。

念願のA-1入手は、ほんの数年前。でも、「憧れ」を手に入れてしまった事で願望が昇華してしまい、あまり使ってやっていません。

投稿: ビールマン | 2009年7月16日 (木) 01:32

Kizaoさん >
私は「ダメな先輩」でしたから。悪いことばっかり教えてる悪い先輩。現像の手抜きの方法とか、酒の飲み方とか(^^ゞ
あの頃は考えなしに撮ってましたけん。
 
すがさん >
模型はしばらくお休みっす。模型を作るにゃ、まず身辺の整理整頓から。ゴチャついたゴミ屋敷では模型に集中できませんのです。
露出補正に頭が行くようになると、A-1は使いにくいですね。私もそれでT-90へ移行しました。ただキヤノンはAE万能主義路線を派手に推し進めている時期でしたんで、なかなか露出補正を使いやすくしてはくれませんでしたっけね。
 
ビールマンさん >
AV-1に35mmレンズ固定でシブい写真ばかり撮っていたヤツを知ってます。今だからわかることですが、写真は機材じゃないんですよね。いつもカメラを持ち歩く根性とセンス。これに尽きます。

投稿: ビヨ | 2009年7月16日 (木) 18:53

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