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不思議なこと

 再開早々、そんなネタはおやめになられたほうが・・・・。そんな読者のつぶやきが聞こえてきそうですが、ちょっと不思議に感じることがあって。

 国会で「北方領土問題等解決促進特別措置法改正案」という長い案件が審議され、北方領土は日本固有の領土と明記する方針らしいっすね。
 それにロシア下院が反発して非難決議を採択したとか。そりゃ採択するでしょうよ。私がロシア人なら賛成しますわ。

 北方領土に限らず、実力行使だろうがなんだろうが、実効支配したもん勝ちなのが領土というものであると私は思ってます。
 武力に訴える。あるいは政治力を駆使した。どのような手段であっても、占領された側が泣き寝入りしたらそれでおしまい。そういう性質のことだと思います。

 現代社会では、さすがに武力行使で占領ってのは国際的に大顰蹙モノではありますが、北方領土が旧ソ連によって占拠されたのは、武力で他国の領土を占領してもまだ許される時代の出来事であり、60年も過ぎてしまえば実効支配の大義名分がとっくに成り立ってると思うのですね。
 現代でこそ強国や西欧諸国、国連などの国際的コンセンサス無くして勝手な領土占領は不可能とはいえ、そういう時代の話ではないのです。

 というような北方領土に関する個人的な見解なんざ、今回はどうでもいいのですよ。

 いつも不思議に感じていることとは、旧ソ連やロシアで北方領土に関して多少軟化したような様子が日本のマスコミで報道されると、なぜか政治家が強硬な領土返還発言をしてみたり、国会で変な決議をすぐやりたがることなのでした。
 ロシアという隣人の性格を知らないわけでもありますまい。米ソ二大強国から脱落したとはいえ、大国には変わりがないのですよ。
 一政治家が過激な発言をしただけでも相手は態度が硬化するのが目に見えているというのに、国会で急いで決議しなきゃならん話ではないでしょ。

 韓国の指導者が来日する直前に、竹島に関する条例を可決しちゃうどこぞの地方議会も同じセンスでして、気の短いビヨさんじゃありませんが、相手からしたら「ケンカ売ってんのか?」となって当然かと思います。
 ロシアの大統領と我が首相が会談する直前に、なぜ国会で可決せにゃならんのか、私にはまったく理解できません。高卒だからかもしれませんが(^^;

 そこでふと思うのは、もしかしたら日本の政治家の皆さんは、北方領土や竹島が返還されないほうが都合がいいことあるんじゃないですか?

 返却してもらいたいものがあるのに相手の姿勢が強硬な場合。みなさんならどうしますかね。いきなり裁判沙汰という方もおられるでしょうが、まず普通は相手の姿勢を窺いませんか?それからこちらの態度と方針を決めて。
 んで時間をかけて懐柔したり、利益をチラつかせたりして、相手の痛いところを探りますわな。グラついてきたな?というところでドンとおいしい譲歩案を出し、これを蹴ったらエサはあげないよん、というところまで追い込まないと、強くはなかなか出られるものではないと思うのですね。

 国家といえど、しょせん動かしているのは人間なわけですから、人付き合いと同じだと思うんです。外交は。
 ただ国家のつきあいは相手を丸呑みしたり信用したら確実に痛い目に遭うというだけのことで、たちの悪い業者とばかり商売していると思えばね、どう動いたらいいかはわかりそうなもんなのに。

 日本という国家がナメられる理由のひとつには、相手のメンツというものを国交に取り入れないからではないかなぁ、と思うことがあります。
 政治家のみなさんや偉い官僚の方々ってのは、普段から普通の人付き合いをしとらんのでしょうね。「職業」とか「地位」で人付き合いされてるのでしょ。「気持ち」とか「メンツ」なんて無視して。
 民間の国際企業のサラリーマンのほうが、よほど上手に海外で人付き合いしているというのに。

 というわけで、たぶん政治家のみなさんは北方領土が返還されないほうが都合がいいんだと私は思ってます。なにか利益があるのでしょうね。
 考えたくはありませんよ。他国に長年占拠されている土地があるという不幸の裏に、利権があるなんてね。

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コメント

すごい、真面目な記事ですね。good
島国日本が理解してないのは「国境」の意味。世界史を高校で学んで、戦争の度に国境線が動くことは知ってても、そういった国境にはさまれ国として営む国民の感性や政治信条みたいものを知らなさ過ぎます。
漁船の領海侵犯もそうですが、国境は国の主権にも関わることなのに、日本人は気楽に考え過ぎているとしか思えない。

投稿: Yoshi | 2009年9月 2日 (水) 19:07

> 漁船の領海侵犯もそうですが
 
お互い様というところがあるのだと思いますよ。民間船の領海侵入に関しては。
本気で取り締まると、ケンカを売られているのだと勘違いする国もありますしね(^^;

投稿: | 2009年9月 3日 (木) 13:14

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