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地名と地滑りについて

 うんちくシリーズ(^^;

 当地のお隣の県、山形県鶴岡市大網の七五三掛地区で起きている大規模な地滑り。私もニュース映像で現場を見ましたが、1時間最大4mmで動いてる時があるってんですから、1日で10cmくらい動くかもしんないという計算になりますね。かなり激しく急な地滑りです。

 このニュースでなんとなーく頭に引っかかったのが、七五三掛という地名。「しめかけ」と読みます。
 なんか引っかかるぞー。んー、なんで引っかかるんだろうとしばらく考えてもピンと来なかったので、その日は晩酌して寝てしまいましたが、久しぶりになんの行動予定もない週末でゆっくりしてたら思い出しました。

 「七五三」で「しめ」と読ませる地名は、実のところ全国にけっこうありまして、由来は各地様々あるものの、伝統的な地名に使われている七五三の意味は、たいてい①地質的に砂利などの粘り気がない土地、②湿地、③(しめ縄絡みで)聖地、の3つのどれかとされています。
 砂利の土地と湿地ではまったく性格が反対の土地になりますけど、農業的に使い物にならないという意味では共通していますね。
 山形県の現地ではボーリングをして水抜き対策をしているようですから、表面は排水性の高い地質だとしても、地下水は多い土地なのでしょう。

 地名ってのは意味があって名付けられているわけでして、とくに古くからの地名はその土地の特徴をよく表しているものです。私が地名改変に反対する思想なのは、そういった意味があるからです。
 「わかりやすい文字」とか「行政区分に便利」なんていう理由で、特徴的なオンリーワンの地名が消えていくことに無意味さを感じると共に、合併で合成地名を駆使してわけのわからない自治体名にしちゃうお手盛りさも嘆かわしく感じるわけです。

 首都近郊で強引に開かれたような分譲地であれば、地味でダサい地名を回避して「希望が丘」だの「すみれ台」だの、根拠不明のイメージ地名にしたくなるのが資本主義社会というやつなのでしょうけど、役所命名地名まで古い地名を潰して「中央○丁目」で通しちゃうってのはどうかと思いますね。
 当地でも古い地名を潰して中央で押し通してしまった地区があります。一部には地名改変を拒否して旧町名で通してる地区もあると聞き、自分の住まう地名への単なる愛着かもしれませんが、どういう理由にせよ古い地名には歴史と意味があるのですから、極力保存していきたいものです。

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