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東北はおもしろいのだ

 週末の夜はNHK。なんつって。

 「ワンダフル東北」っていう45分の東北限定番組があるですよ。ダサいタイトルは、NHKさんってことで勘弁してやるとして。
 これがね、たまにネイチャー系のシブいネタを拾うんですわ。東北の各放送局がみっちりと時間をかけて取材したネタだったりすると、まず十中八九、視聴者の期待を裏切りませんな。

 ちなみに今夜は津軽のリンゴ農家を舞台に、冬から春にかけての半年を追い、大自然に生きる中での人間の営みっつー感じで、美しくまとめてましたっけねえ。
 リンゴ園の夜の番人、フクロウを織り交ぜたところがよかったですね。里に下りてきて営巣するフクロウが、リンゴの木をかじるネズミの仲間を雪の夜にハンティングしてる場面は圧巻。民放じゃここまでガッツリ撮れねえだろっていう粘り腰を感じました。
 フクロウに助けられ、受粉はハチに助けられ。老夫婦が営むリンゴ園は、自然のシステムの中にハマって今日も和やかなのでした。そんなシメでして。

 以前に和賀山塊の奥深くにあるという伝説のブナ巨木を追いかけたのは、確か秋田放送局担当でしたか。あれもシブかったっすねえ。
 なんで伝説かというと、実は和賀山系は登山者にあまり人気がなく、かなり深い山なのです。日帰り登山をしようとするなら、日の出前から動かないと無理。
 ほとんど人の足跡がない地区なのですよ。たぶん白神山地より人の手が入っていないと思います。誰も歩かないような深い山なので、目撃者も少なく。
 最近の巨木ブームで存在が明らかになっても、ちょっとやそっとの根性じゃ行けない場所にあるんですよ。

 こういったローカルのネイチャー系は、もうNHKの独壇場ですね。時間をかけてじっくり取材できる強みとでもいいますか。オフクロんちの大画面で堪能させていただきました。
 東北だけでしか放映されていないのはもったいない番組ではあるものの、実にすごいとこに自分は住んでるんだな、と感慨新たなものがあったりしました。

 矢島高原に広大な菜の花畑が広がってるというネタは民放ローカルでやってました。これは不毛の火山灰土壌を改良すべく、本年限りで潰される菜の花畑。
 自治体で音頭をとって開墾したまでは良かったのに、実は畑になんかなりゃしない土地だったというスタートで、それをなんとかしてやろうと四苦八苦した結果が菜の花畑なのでした。
 秋田の動物園で処分に困ってた糞をもらい受け、それを鋤き込んでやって、とどめに菜の花の種を蒔いて、それをまた鋤き込んでやるという作戦。つまり今年限りの菜の花畑なのでした。

 こういう限定品って日本人は弱いでしょ。都会に発信してやったらいいネタなのにと思いますね。
 でも秋田県人は、これまた日本人らしく、同じ奇襲作戦を繰り返して失敗するタイプなので、変に話題になっちゃったりしたら、毎年菜の花畑にしちゃうかもでした。その年だけだから付加価値になるってもんです。

 残雪の残る鳥海山を背景に、見事な菜の花畑でしたねえ。北国の高原では、今頃菜の花なのですよ。

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コメント

就職で愛知まで来た秋田人です。


そうなんすよね。東北は楽しいんですよね。
秋田いる時は早く出たいなんて思ってたんですけど、いざ出てみると淋しい、みたいな。
Aターン検討中です。

投稿: しょうが焼き | 2009年5月23日 (土) 23:38

おもしろいんですが、仕事となると急につまらなくなるのも東北ですもんね。
就職口がない。あっても待遇はあまりよろしくなく。人間関係が煩わしかったり。
私はたまたま待遇がいいところに在籍することができていますが、実力などではなく、まったくの偶然でして。
仕事と収入が成り立たないと、ほかのものがついて来ないのが人生ってもの。そのへんが解消できるなら、東北ってホント、いいとこです。
永遠の田舎であってもいいと思うくらいです。そのおかげでおもしろいものがあって、野生と共生している暮らしもあるのですから。

投稿: ビヨ | 2009年5月24日 (日) 09:37

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