本年初野営2009 (3)
白状しておきますと、実はプライベートで脳内ストレスが昂じまして。その解消もあって野営へ出かけたのですよ。
オンラインでは皆様の優しさやらなんやらを常日頃感じているのですが、オフラインとなりますと、人間の持ついろいろと汚い部分を見せられるばかりって感じで、田舎はみなさん善人ばかりというわけではないのでした。
むしろ田舎は人間が単純にわかりやすくなってるだけあって、汚さがストレートに見えるとこがあるように思えます。
同じ単純さでも、都会に住まってる頃の仲間達は、純粋という点と若さという点で単純なのであって、みんな気持ちのいい連中だったよな、と今にして懐かしく思えたりしますです。
今年はみっともない愚痴を書かないと年頭に誓ったのをすっかり忘れたまま、話を野営話に戻すとして(^^ゞ
今回はナンガのシュラフとプリムスのバリフューを実戦投入することが目的だったりしました。
北国の春。しかも内陸地域。なんぼ日中は暖かくても、夜はそれなりに気温が下がるのだろうと簡単に予測がつくわけでして。
今までの装備ならモンベル化繊#4にホムセン封筒型を重ね、その上に安物シュラフカバーという3重になりそうな按配。氷点下はないと思いましたが、一ケタ台までは気温が下がるのは間違いなし。
灯油ストーヴは昨年に燃焼持続実験をしてそれなりに信頼できると感じた私でしたが、火器に関しては実際に現場で使ってみないとわからないところがあると思ってますので、これまた未知数。
はい、アウトドア好きから怒られるような火の焚き方してます。下草が焼けるぞと絶対に突っ込まれますよね。
私も「バーナーパッドバーナーシートって必要だったのかもしれんなー」と、敷物の必要性を感じたのですが、そのへんは自己責任であろうと解釈し、とりあえず点火してみたのでした。
そしたらですね、意外にもまったく火が下草に移らないのですよ。ストーヴの熱で地面の中のバクテリアがどーのというレベルまでは我が思考は追いつきませんが、少なくても下草を焼くことはありませんでしたね・・・・。
灯油なのでプレヒートは上記カットのようにダラダラと炎を上げてなきゃならないし、点火する時もガソリンとは違ってなかなか火がつかなかったりしました。
直火で簡単に火がつかない点が灯油の美徳ではあるのですけど、こりゃチャッカマンみたいなのがないと点火が面倒なのかと思わなくもなかったっす。
炎が安定するとこんな感じで青火燃焼。頼もしい音で燃焼しちょります。燃焼音は静かとはいえないですね。
静かな野営地で使ってますんで、音が響きます。周囲にテントが乱立するような混んだ野営地なら、みんなが寝てるような時間に使うのは躊躇するかもしれません。
昨年秋の連続燃焼実験から火をつけてないバリフュー。最初は普通に青火燃焼してましたが、そのうち息をつくようになり、やがて赤い炎を吹き上げるようになりました。煤が出やすい灯油の特性から、カーボンが内部に詰まってきたのかもしれません。
バリフュー付属のメンテ工具の中に針がありますんで、それでバーナーの燃料噴出口をちょいと掃除してやったら、また普通に青火燃焼してくれましたが、完調とはいえないですね。まだ息をつきがちで。
このへんは灯油ストーヴのメンテナンスとしてノウハウがありそうです。勉強しときます(^^;
ネイチャーストーヴにくべる暖房用豆炭には簡単に火がつかないので、オフクロが昔こうやってたのを思い出してバリフューの上に載せてみました。
ええ、危ないことやってるのは承知の上。少なくてもガスストーヴやガソリンストーヴでやるより数段危険性は低かろうという判断です。
ただ、これをやるとネイチャーストーヴの脚の部分が真っ赤になって、ひん曲がります。やはりきちんと焼き網でも載せてやるべきですね。
こんなことばっかりやってるんでネイチャーストーヴがどんどんボロボロになってくわけですが、構造がシンプルなおかげで、どこかがひん曲がってもまだまだ使える頼もしさ。
火器としては評価が低いSサイズのネイチャーストーヴとはいえ、私には野営に欠かせない道具なのです。
豆炭を燃やすネイチャーストーヴをテント前室に据えて暖房の代用としてみました。燃費のいい灯油火器を暖房代わりにしようとしましたが、何度か燃焼状況を確認してポンピングしたり燃料バルブを操作すんのが面倒。
バリフューの灯油燃焼は神経質なところがあって、燃料供給量に気を使うのですね。しかも灯油燃焼臭がテント内に篭って臭えのよ(^^;
けれど灯油は熱量が大きいイメージがあって、前室とはいえ焚いてるとテント内の温度がすぐ上昇します。温度計で確認したところ、10分くらい焚いてりゃ5℃くらいすぐ上がりましたっけね。
「シチューのようなもの」にはコーンを投入して穀物摂取の代用にしてみましたが、今は便利なものがあるんですね。紙パックのコーンがあるんですよ。
酔っ払ってると刃物がないと開けられませんが、手で切り開くこともできる仕様。これで\100ですから、ご家庭の主婦なら安いのがすぐわかるでしょ。
相棒はこいつ。ホムセンラジオのくせして、電波をやたら拾ってくれる頼もしいラジオなのです。青森・秋田・岩手の3県の県境が近い山間だと、秋田の局よりYBC岩手のほうが聞きやすかったりして。
おお、ナンガのシュラフについて書くのを忘れるところでした。-31℃までがんばれる仕様というのは、そのくらいの気温の時にウロウロできる服を着てシュラフへ潜り込んだ時、と私は受け取ってますんで、自分の想定使用状況と照らし合わせてみて、おおむね半分、-15℃限界くらいに思っておいたほーがいいように考えてました。
であっても今回は氷点下をまったく想定してないわけで、オーバースペックなのではないかと密かに危惧。夜中に暑くてシュラフから脱出しようとして、汗で身体冷やして泣きみたいな。
結果を申し上げると、今までにないくらい熟睡しちょりました。夜中に最低4回は目を覚ます私の野営からするなら、夜勤明けという若干睡眠不足状態を加味したとしても、夜中に1度目を覚ましたっきり。それも夜に鳴く鳥がうるさくて目を覚ましたパターンでして。
翌朝もヘタクソなウグイスの鳴き声で起こされて。「早朝練習してます!」と主張するかのような気合の入ったウグイス。でもヘタクソなのよね。
早置きさせられたってーわけ(^^;
下はパンツ一丁。上は薄手のフリース。その状態で朝まで汗もかかず寒い思いもせず熟睡できたさぁ。
特筆すべきは、暑くもなければ寒くもない状態であったこと。これって個人的に大事なのですね。防寒系の装備の場合、妙に暖かすぎるモノというのは、対応温度帯が狭い場合が多いのですよ。あくまで経験上の話なんですが。
自衛隊がまだ警察予備隊であった頃の防寒ミトンを私は所持してますけど、これが外気温に関わらず常に一定のひんやりした感触なのです。暖かくはないけど冷たくもない。ウサギを裏返した毛皮なんですけどもね。
妙にホカホカするより、内側は常に一定の温度でキープできる防寒装備ってーのは、かなり優れたものだと勝手に思ってます。そのうち氷点下でも試してみねばなりませんね。ナンガの羽毛シュラフ。
ここまで書いたとこでキヨシローが死んだニュースを聞きました。そうですか。キヨシローが死にましたか・・・・。
ひとつの時代が終わりましたね。「古い世代のひとつの存在」でしかなかったかもしれませんが、突っ走った日本産のロッカーが亡くなったという事実。私の心の中でなにかが欠けたような気がしてます。
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コメント
昔の豆炭はとってもいい香りがしましたが
最近のはどうですか?
投稿: ガキ | 2009年5月 3日 (日) 16:17
シュラフが期待以上の性能だったみたいで。
これから楽しみになりましたね。
やっぱり良い物は良いんですねぇ。
私は化繊の安物を持ってましたが。
草千里で3月に寝て凍死するかと思いました。
それ以来シュラフは使ってません。
キャンプも夏だけだからタオルケットと小さい毛布で
なんとかしています。
マミー型のシュラフは寝苦しくって俺はダメですが
慣れでしょうかね。
投稿: ぴゅんぴゅん | 2009年5月 3日 (日) 22:31
豆炭はひたすら一酸化炭素臭かったっす(^^;
シュラフは「慣れ」でした。私の場合。実は普段アパートで寝てるスペースも狭くて。日常がそんなものなので慣れちゃいました。
以前は絶対眠れませんでしたが、もうマミータイプだろうがなんだろうがへっちゃら。
化繊より全体的にソフトな存在の羽毛ってのもあるかもしれません。
投稿: ビヨ | 2009年5月 4日 (月) 10:48