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田舎の先行きは暗いな

 でっかいCPUファンを装着する都合もあって、底部に電源を置くケースに換装したわけではあるのだけど、2.8GHzから3.4GHzまでクロックアップしてるのに、CPUは人肌だというのがたまらなくよろしい。
 実は旧ケースでクロックアップしたら、発熱がヤバい感じで反応が鈍くなって往生したのだった。

 とはいえ、CPUはPentium-Dだけどもな(^^; しかもオンボードが945GCでグラボは8400GS。これでも私のPC環境は劇的に昂進したわけで、我が家の環境では御の字である。
 実は945GCが古いとか、8400がもはや評価対象とされてなかったりする現実はあるものの、妙なことをしない限りはこの程度で私は十分。地デジチューナーさえ繋がなきゃ(^^;
 あまりのトロさに疑問を抱いてしまい、ならば自己責任でグレードアップせねばなるまいのう、というのが半年計画で徐々に置き換えていく話になるのだよ。

 話は思いっきり変わる。

 前から田舎における年寄りの暮らしにくさということに私は触れてきた。クルマを運転するための体力的能力に自信が持てなくなると、田舎では買い物に行けないことになり、そのまま餓死しろっつーのかよ、という件ね。

 餓死というのは大袈裟な表現でなく、自家用車がないと一日がかりでバスかなんかで食品の買い出しに行かなきゃなんない。バスが走ってなきゃ鉄道だ。
 だが既存の商店が大規模店に負けて淘汰されている現状では、クルマ移動基本の前提が立地の基準になってる田舎大規模店まで遠いこともままある。駅やバス停から遠い。
 三度の飯のためにヒーヒー言いながら1時間に1本の公共交通機関を乗り継ぎ、帰りは買い物したものを手に提げてまた同じ道のりを帰る。年寄りにはつれえよ。

 現役世代と同じ感覚で考えてはいけない。年寄りはまず体力的に激しく劣化している。本当の田舎ってのは、食料品を買い物するにも片道10kmなんてザラにある。
 現役世代ならチャリで克服できるかもしれない距離でも、ジ様バ様には無理。っつーか、片道10kmのチャリって、若者でも慣れてないとキツいよ。
 田舎の公共交通機関は顧客サービスよりも自社の存続のほうがヤバい状況なので、実に最低限の路線しか組めない。その路線からハズれた場所に住んでたら、もうクルマがなくちゃ話になんない。

 その自家用車だって、ショボい年金暮らしの中から維持費を捻出してる。軽自動車にしたら税金は安くなろうが、ガソリンは使うし消耗品も必要だ。
 クルマってのはカネ食い虫なんである。都会の人がクルマはレンタカーオンリーってのは、コスト意識からしたら大変に正しい。

 秋田県っーのは全県が偉大な田舎ではあるのだけども、それでも30万都市たる秋田市ではある。その秋田市であっても、実は移動手段がなきゃド田舎と同じなのだ。
 古くからの住宅街ではあるけど、近年急激に人口が膨らんだ某地区がある。住んでみりゃ通勤通学に便利な土地なのに、古くからイメージが悪くて敬遠されている地区だ。
 その地区からここ何年かでスーパーが3つしかないのに2店が撤退した。残る1店は本部だから閉めるわけがないのではあるけれど。にしても、人口の割に撤退するのが早すぎなのは、田舎の小さなチェーン店ならではなのかなと思ったりする卸売り出身者の私。

 まあ撤退する側にはいろんな事情があろう。チェーン規模が小さければ小さいほど、出店や撤退にはショボい理由が少なからず存在するものだ。大きくなれば飲める事案でも、分母が小さいと大問題になるからね。
 問題は地域の年寄りである。歩いて買い物に行けて、かつショボい品揃えで一手間かけなきゃ食えないモノしか扱ってなかったとしても、安く食材が買えるというだけで、地域のお年寄りには便利な存在だった店もある。
 なんつったって年寄りは素材のまんまの食材で調理し倒してきた人生なのだ。変に手間をかけて高くなった食材より、シンプルで安い食材のほうが数段助かるし、レパートリーの見せ所ってもんよのう。
 田舎には珍しく素材だけの安売りを長く続けてきたスーパーが撤退してしまい、近所の年寄りは困り果てているという噂を耳にしたビヨさんである。

 ウチのオフクロが田舎の田畑や家屋敷を売却して秋田市へ移住しようかという気持ちをなくしていない話も前に書いたが、なんぼ30万都市へ移住したとしても、しょせん田舎は田舎。「足」がなくちゃ暮らしていけない。
 公共交通機関に頼れなくなってきてる昨今、政府はそのへんをどう考えてるのかね?と私は声を大にして述べたいのだけども、どーも現状のメンバーじゃ頭の上のハエを追うのが精一杯みたいだよね。

 いずれ日本の田舎はこのまま朽ち果てていく。小さな規模では田舎の明るいニュースもあろうが、全体としては江戸時代以来変わらぬ地方軽視の全体主義が日本を支配しちゃってるのよ。
 こういうオチが気に入らない読者は、日本史をガッツリ勉強するようにね。

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コメント

秋田県庁、秋田市役所、市立秋田総合病院の隣にリタイヤした人専用の住宅を建設して住んでもらうのはどうでしょう?とりあえずかわりに田畑、屋敷を提供していただく。こんな時代です、都会でも一軒屋よりMSのほうが楽、維持管理の苦労をみていると親の家を引き継ごうなど・・・都会でも思いません! それと限界集落は都会の中にもありそうです。

投稿: Cabu | 2009年4月20日 (月) 22:07

たしかに秋田に限らずですよ。
山口県でも阿東町なんてところは年寄りばかり。
夜8時にはすべての店が閉店する田舎ですが。
スーパーがあと1軒しか残ってません。
もしこれが撤退したら、、、という状況。
車で20キロ走ればあと2軒スーパーあるけど。
かみさんの父母もまだ車乗れるからいいけど。
車ダメになったら洒落にならないなぁ。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2009年4月21日 (火) 07:33

Cabuさん >
市役所隣の旧NHK敷地はまさにマンション建築に適してますなあ。ショッピングセンター置くには狭すぎ。
ここはひとつ市が音頭をとって低層階に医療施設なんぞを置いてですね、高齢者層をひどく意識した仕様にしてもおもしろいです。
理想論として語られる高齢者専用マンションが、語られるだけでいつになっても建築されない当地としては、市が先陣を切る意味がありそうです。
 
ぴゅんぴゅんさん >
たぶん日本の田舎事情は秋田や岩手あたりが先端を突っ走ってると思うのですよ。放っておくとこうなっちゃうのよ、という意味での先端ですが。
秋田はまだマシかもしんないの。秋田は県境が山脈になってる僻地だけど、岩手は県全体が山岳地帯。救急ひとつで片道2時間とかやってるみたい。
いろんな意味でね、高齢者は田舎で暮らしにくくなってきてるというのに、高齢者は田舎に多いというこの矛盾。
当地では地方選がたくさんあったのですけど、それを問題として唱える立候補者はひとりもおらんかったですね・・・・。

投稿: ビヨ | 2009年4月21日 (火) 07:59

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