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防砂林の威力について

 たまにスクリプト読み込みを許可してみたら、イ・ビョンホンでの検索が多いことったら。チンコがあいかわらずリストに載ってるのは困りものだが。検索でチンコが引っかかる記事がどれかは承知してはいるものの、削除すんのも気が進まなくてねえ(´・д・`)ヤダ

 話はまったく方向を変える。

 私の職場はモロに海沿いに位置しており、通勤経路は松林の中を走るようなものである。防砂林ね。かつては防砂林しかなかった場所が開発され、工業地帯のようになっており、そのもっとも奥まった海沿いに我が職場があるのだった。

 当地に育った今の中年は、たいがい郷土の偉人として小学生の頃に石川理紀之助と栗田定乃丞を教わってる。石川翁は農聖として。栗田は防砂林の普及に尽力した地方役人である。
 防砂林とは、砂浜からほんの少し奥に入った場所に松を大量に植え、海風によって陸地へ運ばれる砂を松林でストップさせる目的で、江戸時代初期から各地に普及した方法だ。

 私は秋田市のほぼ中心部で暮らしている。海から直線距離で5kmほど。標高数十mの丘陵を経ても、冬場はクルマに潮風が当たった痕跡がベッタリ残る。海側に当たるクルマのボディが真っ白になる。そのくらい海風がキツい。
 防砂林があっても、なのである。これで防砂林がなかったら、潮風だけじゃなく砂まで飛んで来る。砂だらけの都市になっちゃう。

 実は、防砂林の効果をまざまざと見せつけられる風景を、私は毎日見ている。どういう理由かわからないものの、通勤経路上の防砂林が一部伐採された。そこからの流砂と飛砂が路上へ大量に飛散し、そこだけ道路が砂場になっちまってるのだった。
 立派な松林ではない。まだ若い松が幅20mほどで植えられているだけなのだけど、あるとないとじゃ大違いであることが一目瞭然。

 防砂林は松があるからというだけではなく、落ちた松葉が枯れて地面にクッションができ、下草もわずかながら生えてくる。松を引っこ抜いちゃうと、そのすべてがなくなってしまい、簡単に砂が流れ出す。
 たまたまその道路は関係者(主に役所と公共事業関係者、および釣り人)しか通らないため、実証実験かなにかをしているのかもしれないが、「先人の知恵をナメちゃいかんよ」と歴史オタの私は思ったりした。

 科学的に立証されていないから。そんな理由で今でも伝統技法などをナメてる若い研究者がいるらしいと聞く。まだまだブルーヒップだねえ。素直にそう思う。
 意味のない無駄なものを伝承するほど日本人はアホではないのである。とにかく研究者と名がつく立場なら、古に学ぶことを一度はしておかないと、身近に転がってる簡単な解答になかなかたどり着けなかったりする。
 そういった意味でも、歴史というのはきちんと学んでおかないと、大人の常識ってやつさえわかんなくなっちまうもんだぜ?

 意表を突いた歴史オチ。ただ、大人として専門のことだけやってりゃ許されるのは学者さんだけ。世のエグゼクティブと呼ばれる身分なら、自分の国の歴史や文化を正しく把握してなきゃ、国際社会じゃ誰も相手してくんないよ。
 西欧じゃ歴史と文化はエグゼクティブの必須だかんね。海外の方からなにを質問されても滔々とルーツから述べられるくらいじゃないと、誰も尊敬なんかしない。
 つまりジョーシキなんだよ。ジョーシキ。本来なら歴史というのは誰もが知ってる常識であるべきなのだ。

 でも、下手にみんな歴史を知ってると、かつて征服してくれた国にみんなで敵愾心を持ち続けたりして、いいことばかりじゃないのも一面ではあったりするよ。

Guzen1192

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コメント

おおおお、この木すごいねぇ。
美しいラインだわ。
って、まあ合成というかレタッチなんでしょうけれど。
腰のあたりの歪がなかったら
分からないかも。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2009年3月17日 (火) 07:48

拾いモノにつき詳細不明w

投稿: ビヨ | 2009年3月17日 (火) 18:49

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