AFNについて
何度となくコンパクトラジオのネタを書いてはいるものの、なにもラジオ通になろうというつもりはない。
カテゴリー分けとして「アウトドア」で書いている通り、個人的には野営の夜の相棒の話である。そのつもりだ。
ただラジオというのは(広義で受信機という意味をも持たせるなら)大変に物欲を煽るところがあり、オタクになりやすいシロモノである。だから深入りしないように避けている私なのだ。
単なるAM/FMラジオならば、小さくシンプルなものになっているので、ラジオ単体というよりもなにかと複合させることが簡単になってきている様子。代表的なものはクロックラジオである。
また、シンプルに小さく作れることを逆手に取り、デザイナーズブランドのような外見重視の製品が世の中にたくさん出ている。ちょっと探してみたら、意味もなく買い求めて部屋に置きたくなるものがたくさんあって困ったくらいだ。
先鋭的な現代デザインのものがあれば、レトロ調にアレンジしたものがあったりする。安っぽくないシブいデザインの現代アートっていうようなものまである。中国製なんだがな(^^;
まあラジオに限っては中国製をナメられないのは、何度なく書いている。っていうか、いま日本国内に流通しているラジオは、ほとんどが中国製だ。日本仕様なだけである。
絶対的な性能では日本製に劣るはずなのに、需要減から日本がほとんど作らなくなってるため、数年前の日本製に迫る勢いの中華ラジオだったりもする。
需要が減ってラジオの性能にこだわる日本人が減れば、そりゃメーカーさんも作らなくなるわ。
このへんはカメラも同じ。「デジタルカメラなんぞ軽薄でよろしくないっ!」なんてことをヌカす人は世の中にほとんどおらず、とりあえず写ってりゃいいと考える人が大半だ。
紙焼きすらせず、買い換えた携帯電話にお気に入りの画像が移行できるかどうかが最大の関心事だったりする。性能にこだわる人が激減し、利便性と価格重視の軽薄な市場になっちまえば、そりゃメーカーさんだって真面目に性能向上しなくなるわ。そんなもんよ。
話が斜め上に向きそうなので、ちょっと戻してみる。
私が住まう秋田市から最寄のAFN放送局は、青森県三沢市の米軍三沢基地である。ニックネームはThe Edge。周波数は1575kHz。AM放送だ。
出力は公称600W。かなり小さい。これじゃ秋田で聴こえるわきゃないわなー。そういった意味で地形図を掲載している。赤い丸が秋田市。青い丸が三沢基地だ。
調子に乗ってテキトーに細工した日本地図だ。AFNは日本国内において西高東低の按配である。西日本に集中している。
しかも放送局の出力も西高東低であり、佐世保こそ250Wと小さな出力ながら(入り組んだ地形なので無駄に大きな電波を出してない?)、横田は50KW、嘉手納が20KW、岩国が1KWである。
もちろんこれは在日米軍の配置に等しい。西高東低なのである。アメリカンテイストを求めてAFNを聴くのは個人の趣味としても、それは在日米軍という社会問題と表裏一体でもあったりする。
これに関しては今回コメントを避けておくが、ことAFN(旧FEN)に影響を与えられて育った人も少なくないことだろうから、あえて否定的には考えないことにしておくよ。
夜間の離発着訓練で騒音を食らってる近所の人にとっては、なにがラジオ放送かと感じるだろうし、ましてや沖縄はね・・・・。
閑話休題。そんなもんで、我が秋田県で聴取できるのは、距離的に近いのに出力がショボい三沢ではなく、横田の波だというのは納得がいくことであった。ちょっとでも調べてみる
もんだねえ。
でもさー「Far East Network, Tokio!」のコールが聴けないなんてね。オジサンはちょっと寂しかったりするんだ。
今は君が代が流れてないらしいし。夜更かししながらFENをBGM代わりにしてて、君が代が流れると「やべえ。早く寝ないと!」なんて慌てたりしてさ。
そのくせして夜中は夜勤当直兵士に気合を入れるかのようにハードロック~ヘビメタを流したりしてね。
ああ、今は俺がその夜勤当直アリだってか。プロバスケやアメフトの中継、もしくは時事解説の時間は眠くなってきたもんだったけど、深夜のノリノリテイストの選曲は好きだったなあ。
そういった青春時代の名残を追いかけてるに等しいことに、早く気がついたらいいと思う。ビヨの字は。
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