羽毛のシュラフ
事情を知らない読者は、私がGX200を買ったのだと思ってるかもしれんが、昨年のうちに購買欲はかなり減退し始め、パソコンのプリンター新調や余計な買い物をしたので、しばらくカメラは買えない予定だ。
なんつっても現在使ってる900ISには予備機まであるから。両方ともイカれちまわないと次に手を出せないかもよ。B/Wフィルム使い出して、突然ライカマウントのレンズを買ったりすることはあるかもしれんが(^^;
話題はおもむろに変わる。
「余計な買い物」なのだが。本当に余計なのかどうかはまだ判断つかないが、ようはこういうことなのである。
買っちゃった。ナンガのシュラフ。モノはオーロラ600DXのロングサイズ。色は黒なんだけども、ケースはなぜか派手な赤なのであった。
小学生の頃からホムセン安物シュラフ一筋の私が解説するのも大変おこがましい行為ながら、詳しくない読者のために少しシュラフの解説をしとく。
シュラフには昔ながらのマミー型(ミイラ)と布団様の封筒型と呼ばれるものがある。ゆったりと眠れるのは封筒型。布団と似た構造のため、違和感なく寝やすい。
封筒型は、アウトドアという異環境で落ち着かないタイプの人向けであり、ゆったり眠れる代わりに嵩張るのが常で、隙間だらけなので保温性が低い。ファミリーキャンプ向けとされる理由である。
一方のマミー型はいわゆる「寝袋」そのもので、利点は畳むと小さく軽くなることと、身体にフィットした形なので保温性が高い点。
徒歩移動やバイクツーリングのように荷物をあまり大きくしたくないケースには、マミー型がむいてるとされる。このへんは個人の好みの問題なので決めつけらんねーけどさ。
私は昨年導入したモンベルのSSバロウバック#4でマミー型に心理的抵抗がないことを確認し、封筒型のものは防寒補助にした。
シュラフを重ねて使うというやり方はけっこうな保温効果があるようで、昨年秋に試してみたら、気温5℃近くまで冷え込んだ秋の夜であっても、バロウバック#4とホムセン化繊封筒型を重ねたら汗をかくくらいだった。
で、モンベルのものには保温温度帯によって型番がついててわかりやすいので、例にしたい。
私のやつは中綿が化繊のやつの#4。この数字がなにを示しているかといえば、メーカーサイトによると、通常使用で3℃まで。無理して-6℃までということになっている。
この意味するところは、外にいる時と同じ格好で寝袋に入れば-6℃までかんばれるかもしんないということらしく、普通の感覚の人が寝ようとする格好では寒くてたまらんという噂だ。
実際、私が10℃以下5℃以上の気温の夜に使った体験からしたら、上はTシャツとフリース、下はスエットで、寒くて夜中に目を覚ます状態であった。
このへんの寒さに対する感覚というのは、その人の体格や栄養状態などによって大きく変わってくる性質のものらしいから、シュラフの耐寒性能というのは、正直な話、実際に試してみるしかないのであるよ。
モンベルの化繊#4を使った私の感覚では、10℃を切ると寒い。つまりメーカーが公表している参考温度よりもおよそ+10℃くらいの環境で使うつもりでいると吉ということになる。私が個人的感覚で選ぶモンベルの場合は。
メーカーによって参考に示している使用温度にはおそらくバラつきがあると思われる。だから使ってみなきゃ実際のところはわからんというのが正直なとこだ。
モンベルの公表値にプラス10℃を目安に冬場のシュラフを考えていくと、死なない程度の想定気温を-15℃あたりにしとけば、当地の低山野営で凍死することはあるまい。
-10℃だと里山でも普通にそれ以下に下がるケースがよくあるので、とりあえず-15℃というラインを仮に設定してみた。
ということはモンベルのシュラフだと-25℃までがんばれる仕様のものを選ぶといいことになるが、そうなると#0か#1というものを選ぶことになり、化繊仕様だとやたら大きく重い荷物
になる。んで羽毛のものはかなり高価になる。
どうせ積雪期は間違いなくクルマ移動なのだから、嵩張って大きくなる化繊の中綿でもいいか。
そう考え、もうモンベルの化繊のやつでいいや!とポチろうと思ったんだけど。ナンガの羽毛がなぜか安いのはどういうわけだ。
イスカやモンベルの陰に隠れる形で知名度が低いナンガだが、実際に使っている人からは評判がいい。国内では一二を争うアフターサービスの良さもあって、一定の支持を常にユーザーから集めているメーカーらしいぜ。
モンベルの化繊#0のロングを買うつもりなら、多少は使用温度帯が上がるものの、ナンガの羽毛が買えちゃう。もっと安く出回ってるD社の羽毛もあるが、あれは評判悪すぎて手を出す気になれん。羽毛抜けまくりはシラケちゃうんである。
というわけで私が選んだオーロラ600DX。ヘビーデューティ仕様かと思ったら、これでもナンガのシュラフの中では安いほうである。メーカー希望価格は、\33,075(税込)にロング仕様で+\1,575。もちろんずっと安く私は買ったのだけど。
「オーロラ」とつくシリーズはオーロラテックスと呼ばれる通気性防水素材のようなものをアウターに使ってるタイプで、売り文句は「シュラフカバーが不要」。
つまり冬場の幕営時につきものの結露がタレてきても平気っていうことらしいよ。洗濯したらそのコーティングがどうなるのかは、メーカーサイトを見てもよくわからなかった。
600はダウン量である。725FPのマシンピック/ポーリッシュホワイトダウンだと書けば、そっち方面に詳しい方はだいたいおわかりいただけるか。
ちなみに最低使用温度は-30℃、快適使用温度は-14℃とある。たぶん外にいる時と同じ格好で潜り込めば-30℃までがんばれるかもしんないということであろう。仮に+10℃と思っても、-20℃までかんばれれば、当地の積雪期の里山ならなんとかなる。
価格面と使用温度を考慮し、同じ温度帯でも化繊と羽毛じゃ暖かさが雲泥の差だという先達の教えを受け入れ、年末年始を夜勤で過ごした手当も給料に乗るだろうと皮算用した私は、オーロラ600DXのロングタイプをポチったのであった。
モンベルで同じ価格で売られているものは化繊仕様であり、同じスペックなら羽毛のほうが小さく軽く持ち歩け、使用時には化繊より暖かい。モンベルの羽毛仕様を買おうとすると、ナンガの定価くらいの出費を覚悟しなきゃなのだった。
寸法に関するヒントを書いておく。ナンガのロングサイズはモンベルのものより長いようである。というのも、ナンガのロングは足元がかなり余ってるのだ。モンベルのロングはちょうどいいサイズなのに。
カタログ上では185cmの身長までカバーするナンガのロングだが、たぶん183cmの私はナンガならレギュラーサイズでイケるんじゃないかと思う。ギリギリのフィットで冬用シュラフならちょうどいいくらいかもしんないよ。
もしまたナンガのシュラフを買うことがあれば、次はレギュラーサイズを試してみたい。たぶんオッケーだよ。
届いたらすぐ使いたくなるお子様の私は、早速夜勤に持ち込んでみた。いちおーでも暖房がある場所で実験しても意味がない気はしたが、ものすげー吹雪いてる夜で、車泊で実験する気になれなかったのよ(^^ゞ
やっぱり羽毛はすげーなと思ったのは、パンツ一丁で潜り込んだのに熱くて眠れないこと。結局シュラフのジッパーを全開にして掛け布団状態にしてみた。
暖房がなくなって冷え込んでいく鉄筋コンクリートのおかげか、何度か寒くて目が覚めるのだけど、その都度シュラフに潜り込むようにして暖まって眠る。でも暑くて脚やら腕やら出して、寒くなって目が覚めるの繰り返し。
つまり室内で使うにはなんぼ冷え込んでてもオーバースペックのようなのであった・・・・。
フフフ。しょうがねえ。お外で使ってみるかあ。たぶん今月下旬以降の厳寒期にね(^^;
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コメント
シュラフカバーなくても大丈夫?もう調達済みなの?羽毛は、ちょっとでも濡れちゃうと寒くてやばいよ。
あとは、ホッカイロに頼るんだろーなぁ
座布団みたいなヤツあるじゃん、でも、低温やけどには、くれぐれも注意してね。
投稿: Tago | 2009年1月19日 (月) 12:48
シュラフカバーはね、モンベルのロングでさえ収まらない短さの安物は、前から使ってるよーん。ナンガのロングは絶対に収まらないハズ(^^;
床に水が溜まらない限りは浸水して来ない程度の防水性はあるので、露天に寝るんじゃなきゃとりあえずの役には立つカバーかな。
これでまた最低1年はシュラフ&マット方面へ投資できない予定。高価なシュラフカバーなんて、とてもとても・・・・。
投稿: ビヨ | 2009年1月19日 (月) 18:34
やっぱりやりましたな^^
-15℃で熟睡できるんですな?
気になる仕舞寸法を教えてくだされ。圧縮バッグなんかもあるのでしょうか?
さ、さ、テスト、テスト^^/
投稿: bean | 2009年1月19日 (月) 21:42
雪中キャンプでクセモノなのがどうしても中に入っちゃう雪
中が暖かくなると水浸しになるんだよね
最近はスノーフィッシングシェルターでのワカサギ釣りやるけど、もともと床はないんだけど水溜まりに穴あけて釣ってる状態になっちゃう
オススメは風のない真冬日かな
投稿: Tago | 2009年1月19日 (月) 22:07
old-beanさん >
収納寸法は公称で18φ×30cm、重量は1,250gとなっておりますが、これはレギュラーサイズのもの。
ロングサイズの場合は羽毛20gアップ以外にアウターだって増えてますから、単純に考えれば大きく重くなってるはずです。
最初からついてくる袋に手で詰めていい感じで収まるので、圧縮するならサードパーティ製のものを使ってグイグイとイケるかと。
Tagoさん >
ははあ。結露のことばかり考えてた。身体についた雪がテントの中に入っちゃうってのは、考えてみたらよくあることだよね~。
しかも低気温下だから自然に乾くわきゃないし、暖房器具でもなきゃ濡れっぱなしになっちゃうよね。勉強させていただいたぜよ。
投稿: ビヨ | 2009年1月20日 (火) 08:41
こんばんは、ナンガ オーロラDXを現在購入予定です。
サイズ選びでアドバイスをいただきたいのですが。
当方身長180の中肉です。
カタログ数値だとロングなのですが
ほんたわさんが183でレギュラーでいけそうなれば
私もレギュラーかなと??
アドバイス頂ければ幸いです。
ちなみに私の住まいは山形ですが、県内はどの店も在庫なしの取り寄せでした。
投稿: jhajha | 2010年9月27日 (月) 22:14
んー。ナンガのシュラフは大きめなのではないか、という印象です。
ただレギュラーサイズを試したことが現状でありませんので、
なんともいえませんなー。
183cmでロングを使って、足元にかなり余裕があるのは事実です。
投稿: ビヨ | 2010年9月28日 (火) 07:14