GX200の理由
いやー寒いね。氷点下が続かれると寒い。これで最低気温が下がり始めると、深夜に水道が凍る心配はあるし、道路もカチカチに凍って慢性渋滞、家の中にいても暖房器具のない部屋には行きたくなくなる。
悪魔の暖房器具と呼ばれるコタツなんざあろうものなら、もうコタツに根っこが生えちゃって、コタツから出られなくなる危険性が大きい。
ホコリが舞って部屋の掃除が面倒だという理由でコタツは廃れつつあるのだけど、冬場の過ごし方としては、ドテラ着てコタツミカンが定番だよなあ。
個人的にはミカンより模型作っちゃいそうになるんだけどもネ。冬場っつーのは模型作る環境としてはいいんだよね。灯油暖房で室内の湿度が上がって塗装に影響がある点さえ除けば。
おお。模型ってばよ、鉄道模型を投げたまんまだなー。週間なんとかってやつ。本格的に放置するんなら、たぶんオフクロんちの小屋に保存しに行くと思うけど、まだそれをやらないところを見れば、少しは作業を続けようという気持ちがあるようだ。
今でも車長の短い車輌の模型をたまに物色してるしね。小さなレイアウトで見劣りしない車輌は、どう考えても短車長。んで街っぽいロケーション想定なら電車でもいいかなーって。架線を張るのが面倒ってば面倒だけどもさ。
でもね、個人的な郷愁からしたら、やっぱ非電化路線。ディーゼルカーがチマチマ走ってる田舎くせーロケーションが好み。
在京時代にあちこちローカル電化路線を歩いたもので、ショボい電車路線を知ってる。古い電車の姿もシブいと感じてるだけでもあったりする。
話は思いっきり変わる。
私がなんでコッソリGX200を買おうとしていたか。それについて書くとやたら長くなりがちで、何度も書いちゃボツにしたし、このまんまシカトしちゃおうかという不埒な考えも度々脳裏に浮かんだ。そんなわけなんで今回はそれについて書いてみたいと思う。
だいたいにおいて私のデジタル機チョイスパターンはいつも同じ。安い機種が物足りなくなり、いわゆる高級コンパクト機クラスに目が行き、迷った挙句に入手した機種が「しょせんデジタルには多くを期待してはいかんのか」という結論をもたらす。
世の中の銀塩好きは、コンパクトデジタル機にどういうスタンスで臨んでいるのだろうか。単なるメモ機と割り切る?それとも銀塩テイストをやはり求めてしまう?
愛用のIXY-D900ISはメモ機として文句をタレては申し訳ないほど、小さく安く便利にまとまっている。「惜しげもなく使い倒せる」というやつである。おもしろいかどうかとなると別問題ながら、とりあえずの用は足りているのであった。
けれどもねー、使っていて気合が入るわけはなく、撮り方もなんだか気が抜けたような感じで、せっかく被写体を見つけても間抜けなアングルで撮ったりしている。デジタルの気軽さが悪い方向へ出ている典型だよね。
で、いつもながらの堂々巡りになる危険性をすっかり忘れ、私は次期コンパクトデジタル機を物色し始めた。懲りない性格である。
ただしメモ機という存在ではなく、一本勝負ができる、もくしはしたくなるカメラ。そうなれば各社の高価格帯コンパクト機が候補になるのは自明の理。
パワショG10、パナLX3、リコーGR2D、そしてGX200と4機種を候補にしてみた。ニコン機を候補に入れなかったのは、あいかわらずニコンダイナミズムとでも形容すべきセンスに欠けるデザインをこのクラスに採用しているからだ。
家電店でP6000を触ってガッカリ。余計なものを積まないで小さくまとめていれば、画質はかなりのレベルなのだから、硬派的選択肢に入ったかもしれんというのに。
まずはパワショG10。家電屋の店頭で触ってみたら、世間の評判ほどデカいボディではないことを認知。ゴテゴテしてる外見の印象も、現物は意外にスッキリ。私がかつて使っていたパワショG3と比較したら、もう小さくてしょうがないくらいだ。
アドバンテージとしてはキヤノンの安定した絵のレベルがある。DIGIC3以降、大きくハズして泣くことはなくなり、安い歪曲丸出しのレンズでもコーティングには手を抜いてないらしく、逆光でも神経質になる必要はない。
かなり効くISを搭載し、このシリーズの美徳であるNDフィルターを内蔵。一時はRAWすら積まないお気楽路線へ流れたかに見えたが、本来のコンセプトである「こだわりたがり派への回答」に戻っている。
28mmスタートのズームレンズを積み、バッテリーをリニューアルして、キヤノン機の美徳たるバッテリー持続時間に考慮したフシがある。その気になれば延長チューブにフードを装着することもできよう。真面目に撮れるかもしれない可能性を主張している。
されど。キヤノン機の一番の泣き所はレンズ歪曲であると私は思ってる。かつては映像エンジンが未熟で使い物にならないレベルだったが、キヤノンデジタルコンパクト機全体としてレベルがずいぶんと上がり、考えナシにレリーズすることが可能なレベルになった。
けれどもレンズ歪曲だけは解決するつもりがないようで、これはキヤノンだけではなくどのメーカーもあまり変わらない。コンパクト機は歪曲があって当たり前という線で世間に認知してもらおうというセコさが業界にある。
それなら伝統的レンズ名を名乗るなと。私はそう主張したい。とくにニコンさん。ニッコールってやめれ。どう考えても単なるニコンレンズだろ。せめて歪曲を解消してから名乗るべきだろ。いちおー普及機と差別化してるクラスなんだから。
というわけでG10はレンズ歪曲でガッカリすることが目に見えてるのでボツにしてみた。安い普及機なら許す。でも「こだわりの上級機」を売るクラスでは許す気になれない。
勢いで買っちゃっても、いずれ歪曲で泣いて「やっぱりデジタル機に多くを求めちゃなんないのね・・・・」という結論に至り、やはりデジタル機は普及機で十分であるという結論に自分を導きかねない買い物になりそうだ。
ガッカリしたくないからね。例えデジタル機であったとしても、カメラに対してガッカリしたくないのだ。
家電メーカーのカメラなんざ使わない。そう心に決めた私ながら、パナのLX3は24mm相当からのワイドズームを積んでいたことで、興味がないわけがなかった。
かつて私は24mm単焦点搭載の(銀塩)コンパクト機が登場しないものかと熱望したものであった。20年も前の話である。
一本勝負としては無理があるかもしれない24mmながら、常用域のワイド側ギリギリだと私は思ってる。非日常的な絵になる20mm域とは明確な差がある。
けれども「しょせん家電メーカーはなんもわかっちょらん」という意識が抜けない私は、最初から粗探しの目でLX3を見ていた。自分に興味を持たせないためである。
LXシリーズに共通の背面ジョイスティックの操作に疑問。そんなに使い勝手がいいとはいえないことをD-LUX3で経験している。手ブレ補正もシロート向け程度の能力しかなく、あってもなくても同じだと思ってる。
スイッチを入れた時にひょっこりと飛び出す小さなレンズが間抜けで、明るいレンズだと謳ってるわりにそれはなんなのよ?と感じる。明るい=大口径という固定観念が抜けない私なのだ。
各社カメラのスイッチが入った状態の絵を宣伝に使ったりするが、LX3だけはオフの絵が多い。使ってる様がかっちょ悪いってのはどうもね。
ただ3:2の画面を真面目にフォローしてる点には感心した。背面液晶も横長のものを搭載し、3:2で使う気持ちにさせてくれる。また、3:2の画面で使っても24mm相当の画角を維持している点もいい。
画素数なんざどうでもいい主義者の私は、基本的に写った結果オーライなのだけど、どうもパナの写りが好きになれず、ハード的な興味が越えることはなかった。これまたガッカリすることが目に見えていたためボツ。
リコーGR2Dについては、価格の下落で「買わなくちゃ!」という気になってるだけである。とはいえ、ずっと興味があった機種なのでかなり下調べはしてる。一定以上の納得と期待は持っている。
決定的な不安点は、レンズ格納方式。あれが原因としか思えない画面左右での描写の違いが私をガッカリさせた。それじゃこだわりのレンズの意味がねえじゃん。
繰り返すが、安いカメラなら許す。あるいは安いコンセプトのカメラなら許す。でもGRレンズを売りにしちょるのに、そのレンズに当たりハズレがあるというのはどうなのよ?
3万円くらいになったらお得感からポチるかも。でもそれは考え抜いて選んだ結論ではなく、単なるお試しでしかない。
消去法でGX200が残ってしまったが。積極的に選びたい理由もちゃんとある。世間でボロクソに評される高感度時のノイズ処理ながら、常時携帯機としてIXYデジタルがある私は、そのひとつ上の存在として買い求めるカメラに高感度はまったく期待していない。銀塩育ちなので、気合を入れる時は最低感度固定なのである。
塗り絵風にベッタリとシャドーを墨ベタにされるくらいなら、まだノイズが乗っててもいいとも感じる。慢性的に画面全体にノイズが乗りまくりならともかく、高感度の時に目立つ程度なら許す。常用機じゃないんだから。
24mm相当からのレンズを搭載し、長い側もアングルによっては望遠風になんとか撮れるかもしれないとこまで伸びてくれてる。いちおー手ブレ補正機構も搭載しているようだ。興味津々の電子水平儀が搭載されてるしね。これが個人的にポイント高いのだよ。
正直、スクエアフォーマットにもEVFにも興味はない。ガッツリ撮りたい時はEVFは不要のものだし、スクエアでわざわざ撮らなくても、後からなんぼでも切り取れるべ。必須の機能ではないのである。
むしろ必須条件にしてもいいかもしんないと感じてるのは、レンズ歪曲補正モード。削られる画角は大変に少なく、効果は大きいと思う。もちろん常時オンで使うことになる。
ノイズが残った絵が銀塩テイスト風になることがあろう。そして私が一番気にするレンズ歪曲への解決策が具体的に示されている。
24mm相当からの画角が使える。GR2Dと同じレンズ格納方式ながら、後発機の強みか画面左右の違いは少ないようである。
レンズキャップを使わなきゃならんことが唯一気に入らない点。パカパカ開く後付けレンズバリアなんざ美的センスゼロなので使う気にはなれず、むしろ延長チューブを装備してレンズ保護すべきかと考えたりもする。
常用機として使うには難点があるGX200なのだと思うが、私が求めているのは常用機のひとつ上の存在。そういう使い方をするならGX200なのである。それがポチろうかどうか迷っていた時の私の結論なのだった。
銀塩野郎のくせに、わりと以前からデジタル機を複数使ったりしていた私は、デジタル機の個人的住み分けってものがある。
常時携帯メモ機に求める内容。銀塩を使うほど気合が入っているわけではないけども、そこそこ気合が入ってる時に持ち出すデジタル機。
そういった点でGX200を常用機にするとなれば、躊躇するよ。もちろん高感度時のノイズがネックになって。G10だって大きすぎると感じるだろうし、LX3も少々重い。GR2Dはズームがない点で躊躇するし。
このクラスはこだわり具合がストライクかどうかというとこなのだと私は思ってる。世間的にストライクかどうかというのもあるし、個人的にストライクかどうかというとこでもある。
いろいろと自分の使い方に合わせて選択していくと、私はGX200を候補に残した。それだけの話なのだが、書くと長いのね。元々はこの4倍の長さの文章だったから(^^;
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コメント
上記4機種の中からと言うことであれば、やっぱ
GX200だよなあと思います。
で、GXシリーズは高感度ノイズもさることながら、
どうも「黒」の処理そのものが下手です。特に
高感度に設定していなくても、黒い部分にノイズが
乗りやすい傾向にあります。
つーか、全体的に粒状感ありありのところが、妙に
銀塩っぽくて面白いです。え?褒めてない?
ま、そんなことはお構いなしに、エンゾーはGX100
を使い倒してるわけですが。これで画質がG10くらいに
なればなあと言ってみるテスト。
投稿: エンゾー | 2009年1月17日 (土) 11:43
Kizaoさんのハリコ見て目が覚めましたぜ。ちょっとすげえっすよね。もっとネガっぽいのかと思ってましたが。
かといってLX3でもなかろうし。購買欲すっかり減退で、たぶん次は920ISの後継機だあ。
投稿: ビヨ | 2009年1月18日 (日) 19:18