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スルーしたくせに蒸し返す

 秋田市内は雪が積もることもなく、夜中には一時的に真っ白な景色になっても、翌日には元に戻ってる。
 そんな按配なので、年賀状を刷ってくれろとオフクロに懇願され、そんじゃ農村まで走るべかとなり「もう雪は融けたよ」というオフクロの言葉を信用してみたら。

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 そうか。道路の雪が融けたって意味ね。県南はえらい降ったみたいだもの。ローカルニュース見てたら、もう普通に雪寄せしてたもんなあ。
 今年は雪が多いのか少ないのか。まったく降らないと翌夏に水不足で困るわけだけど、あんまりたくさん降られると、農村との往復で疲れちまうよ。雪寄せしなきゃなんなくて。

 話は変わる。

 12月8日となれば、なにやらミリタリー系のネタを書きそうなもんだが、今年はあえてスルーしてみたよ。
 夜勤に入ってると日付の感覚が薄れてるってのが正直なとこながら、それでも新聞に掲載される雑誌の広告とか見てると、そっち系の話題が増えるんで、今年も12月8日が近づいてきてるんだと認識できる。

 どうも当時を礼賛するような記事が年々増えてきてるように思えるのは、単なる気のせい?
 それはきっと戦争を肌で知る年齢層、そして全体像を知ることができた立場にいた人が少なくなっているということなのかもしれず、代わりに戦争を知らない軍隊の長がおもしろい論文を書いてみたりする世の中になってる。

 山本五十六論で盛り上がるのも良かろう。当時の零戦や戦艦大和をネタにするのも悪くはない。ただ、いいところはいい、悪いところはダメとはっきり認知しとかなきゃ。
 大前提として、国家予算の四割をも軍事に注ぎ込む異常国家日本(北朝鮮を笑えない)だったことは事実だし、GNP比で10倍以上の国家である米国にケンカを売るという、逆立ちしたって勝てるわきゃない立場で突撃したことを忘れてはなるまい。
 しかも米国単独でさえそれだけ無謀な挑戦になるというのに、英国や蘭国にまでケンカを売ってるんだから、ツッパリの中坊だってもうちょっと考えるよってくらい、愚かなチャレンジャーが我々のすぐ近い世代の先祖なのだ。

 「太平洋戦争・こうすれば勝てた」というような間抜けな記事が今でも存在してることに呆れる。なにをやっても勝てやしなかった戦いだというのに。
 「こうすれば避けられた」ならわかるが、それとて中国大陸からの撤兵が大前提の話しかなく、膨大な国家予算を注ぎ込んだ中国大陸収奪計画をリセットする度胸など、当時の誰も持ち得たはずはなく、またリセットした後の収拾もつけられなかったであろうことは想像に難くない。

 日本と米国がいずれ太平洋上で激突することは当時の世界情勢からすでに必然であったのは確かだが、それを軍事力でしか行使できなかった当時の日本人も米国人も、現代の目から見ると愚かとしか思えない。
 もちろん愚かさでは日本人のほうが上であった。長続きする中国戦線にどっぷりとハマってしまった日本のGNPは、1938年をピークにしてそこからは下降していくだけであったのに、1941年には対米開戦しちゃうんだから、風邪引きが無理して会社に出社して肺炎を患って葬式出したようなもんである。

 そういった大局の流れを承知の上で、当時のミリタリーネタを記事にするなら良かろう。けれど、なにか寝言というか夢の中の話というか、無条件に礼賛するような傾向が最近強くなってきているように思え、ミリオタである私でさえ、かなり鼻白んでいるのであった。
 自虐史観やお詫び行脚もアホじゃないかとは思うが、聖戦ってのもバカじゃないかと私は思う。みなさんが思ってるより、私は右寄りじゃないのだった。

 日本人のダメさ加減が一気に発揮された戦いが、あの戦争だと私は受け取っている。細かいことを知れば知るほど、つくづく指導層はアホばっかりだったと思うんである。
 最近の政治家も幼稚な人間が多いようで、歴史は繰り返すんだな、と素直に感じている。

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コメント

自虐史観という言葉が好きじゃないのですが。
最近は良くつかわれますね。

こないだのTさんの論文は自尊史観とでも
言えばいいのでしょうか?

私はこないだテレビで聞いた
自省史観という言葉が好きになりました。

冷静に反省すべきところはするし、いい所も0ではなかった
というのならわかるのですけれど。
まぁ、何をどう言っても侵略国家であった事実は消えないと
思うのですが。
殴った方は忘れても殴られた方は忘れないものですしね。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2008年12月10日 (水) 13:38

マクロからミクロまで、きちっとした一定の価値観で評価せねばならないと思うのですよ。あの戦争については。
歴史の流れといったものを押さえつつ、政治史も軍事史も、そして市民の生活レベルでも、それぞれの立場でなにを考えてなにをしたのかと。
そこからすべてが始まるんじゃないかなーと私は思います。
  
歴史というものは過去の出来事だから、未来に向かって生きる自分には関係ない。そんな論調が最近目につきます。
環境が変われど、人間ってのは同じような選択の繰り返しで生きてきてるわけで、人間の本質ってえのはそうそう変わらないものなのに。
 
原因や理由を明らかにしていくのが歴史というものでして、その場面でなぜその選択をしたのかという理由と状況を理解できるなら、反面教師になるネタはたくさんあると思うのですよ。あの戦争には。
 

投稿: ビヨ | 2008年12月10日 (水) 18:50

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