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フィクション

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(転載画像w)

 子ネコかと思って拾って育ててたら、保護動物指定の豹だったんだってさ~。仕方ないから山に放しに行くってよ。
 小さい時から頭がやたら大きくて、どう見てもネコじゃなかったはずだと思うんだけど。

 薄々わかっててもなー、腹減らしてギューギュー鳴いてたら、かわいそうになってなんか食わせてやろうと思うのが人情かもしんないね。弱ってたら保護してやろうと自宅に連れて帰ったかもしんないし。
 そういったいろんな意味を含めて、まさか豹だとは思ってませんでした、ということで(^^;

 米国あたりじゃ普通にピューマ飼ってる人なんかもいるらしく、以前にテレビで見たら普通にでっかいネコ状態。
 あまりジャレつかないでほしいと考えてしまうのは、普通のネコに噛まれてもけっこう痛いのを知ってる人。歯を抜いちゃうのはかわいそうだけど、かじられたら確実にでっかい穴が開いちゃうよな~。

 ところで、くだんの豹もネコ化してるんだろうか。捨てに行ってもすぐ帰って来ちゃうんじゃなかろうか。途中で人間に出会っても、ギュウギュウ鳴きながら近寄ってったりして。
 我が家のネコの育て方をしたら、間違いなく人間に話しかける豹になってる。人間に意思を伝えようと努力する豹になっちゃって、山に放すなんて無理だな(-_-;)

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 話は変わる。

 今週の『日本史サスペンス劇場(日テレ系)』で忠臣蔵を取り上げるらしく、意地悪な私は放送の前に史実としての忠臣蔵を全部バラしてやろうかと思ったが、私の知識が中途半端だと恥ずかしいのでやめとくよ(^^;

 というのも、歴史というのは常に書き換えられていくもので、新事実の発見やらなんやら、日々歴史の記述は変わってるのだ。
 学校の授業で習った歴史というのは、あくまでその時点での歴史的見解というだけに過ぎないものだ。学校で習う歴史は「史実」ではなく「見解」でしかない。
 だから歴史好きは常に最新の情報を拾おうとするところがあって、裏歴史なんかにも注意を払う必要がある。
 残された歴史的資料の矛盾なんてものは、多角的なアングルで何度も眺めなければ実情が見えて来ないこともあるし。

 そのへんを一番ダイレクトに反映させているのはNHKで、大河ドラマでも最新の歴史の見解をよく取り入れている。
 例えば『利家とまつ』。暴君の例えとしてよく引き合いに出される佐々成政の扱いが、最新の歴史見解に変えられていた。実際は暴君などではなく、領民の面倒をよく見る名君であったことが明らかになったからである。
 「勝てば官軍(ビクトリー・ジャスティス)」は万国共通の歴史記録の見方であり、佐々成政が必要以上に悪く書かれる理由というのは必ず存在していると考えるべきで、それが明らかにならない限りは、悪く書かれた佐々成政が一人歩きすることになる。

 例として佐々成政を取り上げてみたが、三国志なども同じである。日本で人口に膾炙されてるのは正史の『三国志』ではなく小説としての『三国志演義』が下地になったストーリーである。
 正史では正統政権とされる魏の曹家が主役扱いになっているのに対し、演義では負け組の劉備と諸葛孔明が主役になったヒーローものである。

 同じく現在みんなが知ってる『忠臣蔵』も、歴史としての浅野家騒動ではなく、『仮名手本忠臣蔵』というフィクションなのである。

 松の廊下は実際に存在したが、松竹梅の繋がりで名づけられただけの廊下で、襖に松の絵が描かれていたわけではない。
 金欠の大石内蔵助は祇園で豪遊できなかったし、堀部安兵衛の高田馬場18人斬りも、実際はただの助太刀で3人を斬ったに過ぎない。
 お揃いのユニフォームで討ち入ったわけではなく、できるだけ地味な格好で目立たないように吉良家へ向かった。しかも四十七士のはずが実際には46人しかいない。ビビってトンズラこいたヤツがいる。
 そして逆ギレとも形容すべき理由で、寄ってたかって隠居してる年寄りを集団で惨殺した。それが忠臣蔵なのだ。

 テレビ番組でどのくらい忠臣蔵を裸にするつもりなのかはわからないけれど、フィクションとしての忠臣蔵と史実はかなり様相が違う。それだけは確実なのだ。

Bakacat3

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コメント

私は忠臣蔵には興味無いんだけれど。
さいごの逆切れで惨殺ってのは私も思いますねぇ。

仇討で良い話になっちゃってるけど。
やられた方はたまんないですからねぇ。
毎年年の瀬にあの話をドラマ化するのはやめてほしい
仇討を美化して美談にしたお話ですよね、あれって。

まぁ、ファンも多いから視聴率とれるんでしょうね。

投稿: ぴゅんぴゅん | 2008年11月17日 (月) 20:22

TVで「赤穂塩と吉良塩の江戸における激しい市場占有争い」まで触れるかどうか。
「当時は踏み倒し当然だった藩札を徹底的に回収した赤穂藩は関西商人に評判がよかった」を、仮名手本忠臣蔵が現代まで生き残った理由のひとつにするか。
 
いずれ、主君が逆ギレなら家臣も逆ギレ。実際はひでえ話なんですよね~。
あんなマンネリのドラマより、リアル忠臣蔵をドラマ化したらいいんですよ。吉良側から描いてw

投稿: ビヨ | 2008年11月17日 (月) 23:13

宮部みゆきの「震える岩」が、忠臣蔵の新解釈としては面白かったなあ。お上が、浅野の乱心で片付けていれば、討ち入りなんぞは起こらなかったと。なるほどなと、当時の武家社会の建前の構造からは納得がいった。

投稿: くれーん | 2008年11月18日 (火) 22:34

忠臣というより、再就職デモに失敗した人々、というイメージが四十七士にはありますねえ。
どんな理由があったとしても刀を絶対に抜いてはいけない場所で刃傷沙汰に及んだ殿様。おまえさえいなきゃなって。そんな感じ。

投稿: ビヨ | 2008年11月19日 (水) 20:43

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