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コンプリートに向けて 2日目

 このところ冷蔵庫内に食材が増えてしまい、いずれ食わずに捨てることになるのはもったいないと腹に入れて処分してたら、ハズレを引いたらしく、深夜から食中毒にも似た症状になり、今日は勤めを休んじゃったよ。
 これだからズボラな中年一人暮らしは危険なのだよなあ。面倒になると食べないで酒飲んで誤魔化しちゃうしねえ(^^ゞ

 さて。野営話ばかり書いてるとみなさんが引くと思う。そろそろ話題を切り替えようか。というわけで、野営2日目に向かった廃村の話を書く。
 でも筆があまり進まないのよねー。最後の最後に私は自分に課した禁を破ったからである。

 廃村を訪問して、なにかしら取材めいたことをしようとすると、ある程度は他人様の土地に足を踏み込むことは正直ある。そんな場合でも私は必要最低限の侵入と短時間を心がけてきた。
 ましてや規制線のようにロープが張られていたり、立ち入り禁止の立て札などがあろうものなら、素直に撤退してきた。
 はなから土地の持ち主の許可など得ていない個人的訪問なのだし、本来なら道となっている部分すら私道の場合があるかもしれないのである。遠慮してもしすぎるということはあるまい。そう考えてきた。

 普段の生活においても、私はかなり遠慮がちな生活を送ってる。このブログなどの文体が硬く、たまにはきっついことを書いたりするため、さぞや派手な人柄なのだろうと思われがちなのだが、実際には質素で消極的な性格である。
 遠慮、あるいは他人に譲る。そんな行為が多く、無遠慮にズカズカと他人の領域へ踏み込むことは避ける。
 それで損をしていることは数多くあるのを承知していても、性分として「お呼びでない」を徹底して避けてしまう。

 子供の頃の体験が私をそうしてる。それについてはいつか書くことがあるかもしれんが、今は書かないでおくよ。

 ところが目標としてきた数々の廃村訪問をとうとうコンプリートできるというエサが目の前にブラ下がっていたため、ええい!行ったれっ!とばかりに規制線を突破してしまった。場所は金山である。

 もしも土地所有の方がこのブログを目にすることがあったら、そんなバカが知らぬ間に散策していたと思っていただきたい。
 足跡すら残さぬよう気をつけて、なんら触らず引き上げてきても、私有地に無断侵入した事実は消えないのを、帰ってきてから痛感している。

 筆が進まぬが続けよう。東由利の山の中に位置する廃村の金山は、もしかしたら最後に残った大物ではないかと感じ、7月に場所を特定できずに敗退してきた話は前に書いた。
 また、その時にコメントを寄せてくれた6×6さんの書き込みにより、私がそんなに見当違いをしていたわけではないことを知った。

 結果的に6×6さんは私に余計な知恵をつけてしまったことになり、好意を無にしてしまった後悔が私にはある。
 被写体を目の前にして興奮して突撃するカメラマン根性に対して否定的な見解を書く私なのに、自分もあまり変わらない人種なのかもしれないと今は思ってる。

Img_1427_2

 7月にこれを撮った理由は、本格的に見捨てられた廃村でない限り、神社や墓地は今でもきちんと保全されていることがほとんどだからである。
 廃村において放棄される順番として、集会所→住宅→作業小屋→田畑→神社→墓地、であることが多い。ゆえに山中に突然ときれいな墓地や神社が出現したとするなら、その近辺にはかつて人の暮らしがあったと推測できる。

 この鳥居の反対側が、金山であった。

Img_3173_2

 狭い道ながら、遠慮がちにクルマを停めてみた。

Img_3175_2

 チェーンやロープが張られていたわけではないが、明らかに他者の侵入を拒んでいる様子が誰にでも理解できるはずだ。規制線である。

Img_3176_2

 この奥に金山がある。

 金山を訪問した。とりあえずこれで目標コンプリート。足掛け6年である。長かったような、短かったような。その最後に、後味の悪い行為をしてしまった。全然スッキリしない。

 

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コメント

こんにちは。
金山見つかってよかったですね。
また私のコメント覚えてもらっていて嬉しいです。

実は、ここの管理者を知っておりますが、ビヨンタさんの今回の訪問(これまでの活動を含めて)を不快に思うような方ではないですよ。
自分の場合、趣旨をいったら、ふたつ返事で「いつでも行っていいよ」と許可を貰えました。

問題は、完全オープンにすれば興味本位だけの人も来れば、
土地を荒らす人も来ることだと思います。
だから誰の訪問でも許すということはないでしょう。

ビヨンタさんの場合、テーマを持って長年やってきたことですし、
そのスタンスは今回の文章からもわかります。
ここまでやられたんですから、胸を張ってよいと思います。
コンプリートおめでとうございます。

投稿: 6x6 | 2008年10月10日 (金) 10:47

慰めのコメント書き込み、ありがとうございますm(__)m
 
「秋田」「廃村」のキーワードでトップにヒットしてしまうサイト管理人としては、興味本位の人をも煽る可能性は常々感じてます。
訪問される側(旧住民の方)が迷惑に感じられるケースも少なくないのではないかなど、再訪した廃村の「規制線」が強化されてたりすると感じますし。
 
そういう部分もあって、自らに戒めっつーか、傍若無人な行為はしないようにしてきたんですが。
コンプリートに目が眩んで、規制線を越えて無断立ち入りしてしまいましたよ・・・・。
そこで撮った画像を掲載して、第三者のいらぬ関心を呼んでしまったらどうしよう。そう考え、画像掲載を躊躇しています。
 
ただ今後は再訪したい廃村ばかりに赴くことになりそうなのが救い。自らに課すノルマはなにもないわけですから。
撮影行動としては、むしろノルマがあったほうが撮り続けられるんですがね・・・・。

投稿: ビヨ | 2008年10月10日 (金) 18:26

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