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書き直しの再掲だ(6/12分)

 なんだかわかりにくい文章にコメをつけていただいてしまったので、あらためて書き直ししてみたいと思う。6/12分な。

<以下再掲+追加>

 私がブローニーのカラーネガに対し現像が不安だというのは、あくまで田舎の話である。需要が半端に少ないので処理拠点は少ない。そうなると処理先を選べないからだ。
 店頭で現像所と処理拠点を指定しても、その通りに手配してくれるかどうかというのは別問題であり、必死にお願いしたのにもかかわらず、一番送ってほしくないところに送られた、という経験が私はある。もちろん現像結果は疑問を抱かせてくれるものであったが。

 信頼している自家処理店でブローニー現像をしてくれるなら、なんも不安に思うことはなかろう。また、今までなにも不安を感じなかったという人も、あえて心配する必要はないと思う。
 私のように田舎暮らしで、しかも銀塩事情が日々悪化しているような環境の人の話なのであるよ。

 まず、単純に処理本数が減ってきている処理拠点そのものの心配がある。現像機というのは、一定の最低処理本数を前提に作られているところがあるから、それ以下の処理本数だと現像液のバランスが狂う。
 このへんは処理する側も承知しているから、場合によっては期限切れで売り物にならない未露光の生フィルムを空流しすることもあるし、あるいは地区の処理拠点を減らして処理本数を維持することもある。

 例えば、東北地区にブローニー現像が処理できる拠点が5ヶ所あるとしたら、これを3ヶ所に減らすことで処理拠点の現像本数を相対的に増加させる。
 仮に5ヶ所合計で1日200本処理だったものが半分になってしまったとする。5ヶ所平均で100本なら、おそらく20本を切ってる拠点があるものと推測できる。それなら拠点を3ヶ所に減らせば、1ヶ所平均33本前後という換算になるだろう。

 客に納期で難儀をかけたとしても、基本的に銀塩処理はミスが許されない世界なので、確実な線を狙うとともに、もちろん経費削減も意味してる。処理拠点を開設していることでかかっている経費ね。

 また、135とブローニーが兼用の現像機の場合、135とブローニーの処理比率が気になってくる。
 というのも、おそらく135、あるいはAPSの処理本数が大幅に上回ってるのが大半の現像機だと思われるけれど、フィルムの幅からすると、いつも現像機の中を流れてるフィルムの通り道はスムーズなんである。でもたまにしか通らない幅広のブローニーの通り道は、通行量が低いということになる。

 フィルムの通行量が少ないということは、通り道に異物があることに気がつく機会が少ないということであり、乾燥しやすい通り道なのでカスの類が付着しやすいともいえる。
 つまりたまにしかブローニーを通さない現像機は、異物をフィルムに接触させる可能性がゼロではないということである。

 「ウチはキッチリとメンテしてるから大丈夫」という現像機もあるだろうが、実情はそう簡単なものではない。いきなり結論を書けば、いくらメンテしてもダメな現像機はダメなんである。
 このへんはアナログの世界で、なんもメンテしなくても平気な現像機もあれば、いくら部品交換しても傷が入る現像機があったりもするのだ。

 だから「現状で問題ないなら心配すんな」なのである。処理本数の低下に関する問題は、客が気にする前にとっくに店で気にしてるから、ユーザーサイドであまり考える必要はなかろうと思われる。
 現像機の補充液をケチって水道水をぶち込むだけ、というような論外の店は、現状でとっくに潰れてるはずなんで、心配はいらないと思う。

 商売してる人の邪魔をするような物言いで恐縮だが、今後もユーザーとしてブローニーで銀塩を楽しむなら、友人知人の「傷を入れられた」「現像ムラがある」という情報には敏感になるべきだ。その情報にはなんらかの理由が必ずある。

 論外と思わなければならないのは、現像ムラ。もはや終わってる。ただし素人目には現像ムラに見えても、実はユーザーのぞんざいなフィルムの取り扱いが原因ということもあるので注意されたい。
 APSのフィルムで多発したんだが、5月以降に熱変質で現像ムラのような帯が出る場合が少なくない。金属製ボディで起こりやすいと意識してほしい。

 つまり熱を帯びたボディに近い側が変質してしまう。横位置の画面なら上下にそれぞれ帯が入る。
 これを現像ムラだと力説して写真店にネジ込むと、すごく恥ずかしいことになる。よくよく自分の使用状況を省みる必要がある。ほんの数分でも直射日光下にカメラを放置して高熱環境に置かなかったかとかね。

 フィルムに傷が入る理由はたくさん考えられるものの、実はユーザーが傷をつけていたというパターンが圧倒的に多数派だ。
 ホコリの多いライトボックスでフィルムを裸のままグリグリ動かしたりすると、一発で傷が入る。
 でも安心してくれい。傷が入ってるとクレームをつけても、現像前に傷が入ったのか、あるいは現像後に傷が入ったのかは、傷の部分を調べればすぐわかるから。恥をかきたくなかったら、自分の使用環境をとりあえず反省してみること。

 現像前の傷ならカメラ内部の異物を疑うべきだ。厚板に砂が噛んでたっていうケースは多すぎ。
 現像中の傷は、もう現像機を疑うべきだが、現像後でも処理拠点が犯人の場合があるから注意。

 現像後のフィルムは長いまんまなのだ。あらかじめ切断してから現像するわけではない。ブローニーなら4コマとか3コマとかあるけど、いずれ現像してから切断すると同時にネガケースへ入れる。
 この作業の際に傷がつく可能性はゼロではない。ましてや、おそらく低賃金のパートさんやアルバイトさんがやってる場合、テキトーにやられちゃうと怖い。傷を見逃して、ますます傷の原因を成長させる可能性があるからだ。
 おっかねえのは、同時プリントの場合はネガを長いまんま焼いてから切断するんで、同時プリントでは傷がないのに、なぜかその後のネガに傷が入ってるということが平気で起こり得る。

 そういった現場の作業の流れを知ってないと、クレームをつけるにもなかなか的確なクレームはつけられないと思ったほうがいい。不誠実な担当者が重なってしまうと、事実と違う報告書が発生する可能性もあるしね・・・・。

 そんなわけで、銀塩が先細りということは処理本数の低下を招くのは必然であり、それに伴う様々な不安というものは確実に存在している。単純な処理本数の低下だけではなく、それにともなう経費節減とかが絡んできた時の怖さね。

 昔はその道のベテランが処理して当たり前であった銀塩写真は、アルバイトとパートがメインになってしまった。
 どれだけお客さんの身になって処理できるかというのは、単にベテランとパートの差ではなく、職業上の気持ちの持ちようだということを私は知っているけれども、パートさんもそれを統括する社員も安月給の酷使状態であることが多い。モチベーションを保てるかは疑問だ。

 繰り返すが、現状でなにも不安がないなら、心配しないほうが楽しく銀塩ライフを送れる。対処療法的にはなってしまうが、問題が発生してから考え込むしか今は手がないのではないかと思うよ。
 いちおーフィルムメーカー、といってもフジ写しかなくなっちゃったけども、メーカーにはフィルムの傷などを調査してくれる部署があるはずなので、どうしても納得がいかなかったら相談してみるのも手である。

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