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雄物川河川公園にフラれる

 チープナビにプロットしてある廃村を整理しなきゃ。んでないと、訪問済みなのか未訪問なのか、たまにわからなくなる時があって。モーロクしてるな(ーー;)
 というか、紙地図からナビへ探索手段を切り替えたことがモーロクを招いているというか、方角や移動に関する本能を退化させているところがあるかも。

 一時期、本格的に方向感覚をなくしかけたことがあり、危機を感じてナビのノーズアップ機能(ナビの画面上で常に進行方向が上に表示される)をキャンセルしてみたら、ナビ画面で常に上が北に固定されてるんで、いつも方角を確認しつつ走れて土地勘が養われてる気がしてる。

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 チープナビとはいえ、こいつのおかげで私の行動範囲は飛躍的に大きくなったわけだし、新しい道路ができていたとしても強制的に移動している地点を追いかけてくれるんで、地図データの古さにあまり不満は感じていない。
 そして目的地までの方位を常に表示してくれる最短距離ラインのおかげで、ナビでは表示できないマイナー道を突撃していても不安感はない。

 廃村に限らず、田舎ってのは住所の番地だけじゃ到達できない地点が多く、しかもカーナビってのは近所まで案内して終了っていう機種が多い。
 そんな時、ピンポイントで行きたい地点を登録できて、その地点までの方位を常に表示していてくれると、たいていは自力で目的地に到達できるってもんだ。
 だから私はカーナビの地点登録機能を重視している。そういった機能を頭から無視してるメジャーメーカーもあるからね。購入の際にはお気をつけを。

 ダラダラ話を続ける。

 廃村の倉をウロついているうちに、もう時間は17時近くになってしまった。カメラを4台下げた変態カメラ野郎の撤収時間である。

 えーと、4台の内訳は、旧RVPを装填したヘキサー号、EBXを装填したGR21、なぜか持ち出したキスデジ、そしてメモ用のIXY-D900ISである。
 首からはGR21と900IS。ストラップの長さを調整して、カメラがぶつからないようにしている。んで左肩にヘキサー。右肩にはキスデジ。
 メインはどれなのだと問われると返答に困る状態だが、35mm一本勝負のヘキサーを初訪問廃村でメインにするには不安があったのは間違いない。けれどここぞというシーンではヘキサーのレリーズを押したい。
 でも望遠を使いたい時やトリミング的に撮りたい場合にキスデジを使い、またデジタル系はブログ用の画像としても使いたい。手ブレしそうなヤバさの木蔭では900ISに頼るという寸法だ。
 ド広角方面はいつものようにGR21へお任せ。ニコンE5000にお任せしないだけまだマシだと個人的には考えてる。銀塩の度合を増やしているつもりなのだ。

 さて、倉を訪問しただけでもう野営の心配をするヘタレの私は、雄物川河川公園へと向かうことにした。この公園はキャンプスペースを確保していて、町から適度に距離を置いた立地である。
 付近は沼館というかつて繁栄した地区の中心地であったことは前のエントリーに書いた。なにかしらスーパーマーケットのようなものはあるはずだと確信し、そこで食材を買い求めることにした。

 だがその前に今夜の相棒を調達しなければならない。読書の対象である。週刊誌でもいいのだ。週刊ポストや週刊実話となると、ちょっとオヤジ臭く、できれば週刊文春あたりでなんとかしたいところ。
 週刊誌ってのはその存在感の軽さと価格の安さのわりに、きちんと広告まで読むとかなりの読みごたえがある雑誌であり、野営のお供には悪くないんである。
 でも気分的に文庫本、それも小説を読みたかったので、きちんと本屋に立ち寄りたかった。

 ただでさえ本屋が少ない当地のノリからして、沼館に本屋があるのかと疑問を持ってはいたものの、町に入って信号待ちをしている時に視野の片隅に本屋の看板を目にした。おお、ちゃんと本屋がある!
 けれど入り口にはクリーニングチェーン店の告知が大きく張り出され、看板の類がやけに寂しい風情である。もしかしたらこの地区で唯一の本屋かもしれんと思い、勇気を奮って突入してみたけれど。

 久しぶりに見たよ。こんなに寂れた本屋。普通、本棚は埋めるもんじゃね?週刊誌や月刊誌の棚すらスカスカで、空っぽの棚までありやがる。いちおう文庫本も在庫してはいるが、スカスカの棚は変わらない。
 んで、個人的に本屋にはインテリジェンスのカケラくらいは匂わせてほしいと思ってる。ニセモノでもいいから、物静かで意味ありげな店員にいてほしい。
 なのにその本屋はやたら威勢がいいのであった。寿司屋か居酒屋のノリの応対なんである。「いらっさいあせ~!」という本屋は人生で初の体験であった。

 結局、文庫本を2冊買った。ミズテンながら、著者のほかの本は読んだことがあるんで、大きく裏切られる内容ではないことを確信しつつ。

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 髙村 薫は『マークスの山』上下巻を無職の頃に読んだはず。話題の文庫を真面目に読んでいた時期といえる。なのに私は内容をよく覚えていないし、あらためて読み返そうとも思わなかったようで、本棚の奥深くに『マークスの山』をしまいこんでいた。
 ちょっとサイコチックな内容を敬遠しているのかもしんないね。無職&再就職活動の時期って、精神的にけっこう綱渡りだったもん。ひとつズレると発狂しかねない精神状態だったんで、たぶんサイコな内容を本能的に封印しちゃったんじゃないかなーと。

 一方の内田幹樹は気軽に読める機長経験者のエッセイなどがあるため、ハードルは高くないと踏んだ。この著者の小説スタイルは初めてだが、航空機に関連する専門的な描写では定評がある。
 「おもしろいか、おもしろくないか」だけを意識していればいいので、個人的に安全パイの著者である。

 で、野営地へ向かう直前にマックスバリュを発見。スーパーマーケットを探すために走り回るのも面倒なので、マックスバリュで可ということにした。
 余計な食材を買わないように注意。いつも余計なもんを買って腐らせたりしがちなのだもの。自覚しないとね(^^;

 野営地候補の雄物川河川公園へ到着してみると、あらら、普通の公園じゃないか。キャンプできるはずなんだが、現地の看板にはやたら「デイキャンプ」と強調している。
 つまり野営向けじゃないってことを言いたいのか。っていうか、デイキャンプって意味わかんねー。泊まんないならキャンプじゃねえだろ。そりゃ単なるバーベキュー広場やんか。

 いや、バーベキュー広場のほうがまだいい。私の目の前に広がる公園は、本当に普通の公園の姿なのだ。
 水場もトイレも東屋もあるけれど、家族連れは子供を遊ばせてるし、ランニングしてる人はいるわ、どっかの運動部が練習してるわ、消防団が訓練してるわ、そんな中で粛々と野営準備に入るのはどうかという雰囲気であった。
 しかも翌朝には地元の駅伝大会のコースになるらしく、遅くても10時には交通規制が入ると告知看板が立っている。ということは8時頃から人が集まってくるのだろう。下手すると私は駅伝大会が終わるまで公園から出られない可能性すらある。

 ダメだ、こりゃ。3分ほど考え込んで、もはや18時だというのに私はショバを変える決心をし、第二候補の東山森林公園へ移動することにした。
 日が暮れるまで現地に到達できるかどうかわからないが、片道30kmならすぐ着くだろうと踏んで移動してみた。
 途中には建設中の高速道路を無料開放している区間もあり、それを利用したらすぐ到着できるはずなのだ。

 以下、次回へ続く。

 

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コメント

余目公園のこと.
6月27日から29日まで大仙市内小友の余目ホタル祭りに参加しました。
内小友は私の故郷ですが、遠い高知県.千葉県.神奈川県からそして秋田市から20名の皆さんが来ていました。
ホタルは私どもを歓迎するかのように、やたらに飛び回っていました。
それに部落の寺山.元木.太田.落合の皆さんのもてなしで手作りの料理が最高に美味しかった。
サケッコも最高でした。
会長の加藤加一氏.顧問の加藤 勲氏の父親とは私は知人で懐かしい方々が沢山いました。
最も今は故人となって、あの世で今晩はと言っていることでしょう。
部落の皆さんご馳走様でした。有り難う。
       横濱  佐々木一男(旧 本間)

投稿: 佐々木一男 | 2008年7月 4日 (金) 10:56

佐々木さん、ご無沙汰です。里帰りされてたんですね(´ー`)

どうですか。都会暮らしの身から見る田舎は。もう帰郷して15年くらいになる私には、都会から田舎を見る視点は薄れてると思うのですよ。

投稿: ビヨ | 2008年7月 4日 (金) 18:41

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