廃村 倉(2)
やー、なんやかんやとやることがあって、週末に撮ってきたデジタル分すら未整理。いちおーパソコンには転送したけどもさ。
いつだか買って喜んでたレー探の配線をさ、なんかの拍子に足に引っ掛けて、そのまま車外に出たらコネクターの根元からぶっち切っちゃって。
もうすぐアパートに帰り着くという5分前に本屋に立ち寄った時なんだよねー。きのうは疲れてるとこに買い物渋滞にハマってしまい、少々イライラしてたのが敗因だわ。せっかく野営して温泉に入ってイライラを捨ててきたのにな。
イライラってばさ、今日の仕事帰りは、幹線がやたら混んでたねえ。裏道は空いてるのに。月末なのでガソリンスタンドに立ち寄ろうという人が多かったらしい。それで幹線が不当に混雑していたようだ。価格の安いGSの手前が混雑してたからよ。
私が愛用してるGSは、例のスピードパス@\1引きが月末でも機能しており、それほど混雑していなかったのでスムーズに給油できた。
近所にセルフじゃないのにセルフ価格のGSがあって、そこがものすごく混むのだよ。小さなスタンドなので混むと街道にクルマの行列ができる。狭い2車線の街道が1車線塞がるわけだ。
そうまでして給油待ちの間にアイドリングして消費する無駄なガソリンってどうなのよ?と私は考える性格なので、同じ価格ならセルフだろうがなんだろうがさっさと給油を済ませるべきだと思うんだが、秋田ってのはそういう思考回路の持ち主が少ないんだよねー。
その混雑してる街道の渋滞と逆方向から右折しないと帰宅できない私は、渋滞してるクルマがことごとく交差点内に停止するもんで、まったく身動きとれず、またイライラが顔を出しそうになって大変であった。
おめーよ、なんぼノーズの長いクルマに乗ってるわけじゃなし、あと1m前に出ろさ。そしたら俺がスルリと右折できるだろうに。
おいおい、ジジイ。譲ってくれるのはありがたいが、おめーが譲ってくれても横の車線にガッパリとヤンキーの軽自動車がハマってて、俺は右折できねんだ。
帰宅したら宅急便の不在通知。やっと届いたか。野営の秘密兵器が届いたようである。福山通運に連絡して再配達のお願い。
んで、さっきまでハンダゴテ片手にコネクターの修繕してたよ。部品ごと折れてるところとかあるんで、コネクターについてるスイッチ殺して直結にハンダ付けしちまった。
レー探はほぼ慢性的にスイッチオンなのだから、これでオッケーということにしとく。動作確認したらちゃんと動いててホッとしたよ。
私がハンダゴテを持ち出すのはカー用品の不具合ばっかりなのな。配線がシンプルで理解しやすいから。直流だしよ。
これが交流となるといきなりわけがわからなくなり、最近やっとこさ赤白黒の3相に少し興味が出てきた程度のもんで、修繕なんてまだまだ遠い先の話~。100/200Vの分離が少しだけわかったような気がしてる今日この頃。
んでさー、『県南廃村コンプリート』なんて書いたくせに、よく調べてみたら全然コンプしてなかったという悲しさorz
意識の中になかったのだけど、わりと大物の廃村の位置をなんだか勘違いしたまんまウロついていたことが判明。
現場では「なにしろ10年前の記録を頼りにしてるのだから景色がすっかり変わってしまってるのかもしれん」なんて、テキトーにそれらしき立地を探したりしてたのだけど、どうも位置がまるっきり違う気がしてる。
まあいいや。また行けばいい。長い林道の奥で、しかも分岐がかなりある林道なのだから、本腰を入れて探索したらいいのであるね。
近場には眺望抜群という噂の無料キャンプ場もあるし、金浦の飛の崩へ向かう際に寄り道できる道程でもある。
位置を把握しつつ満足に撮れなかったケースではなく、完全に位置を間違えているパターンなので、どうしてもまた行かざるを得ない。その廃村の名は金山。近日中に突撃しちゃる。
長々と枕を書いておいて、週末の出撃話になる。
秋田市から出たのが14時半という時間だったので、今日は廃村1ヶ所をやっつけられればそれでいいと腹を括り、むしろ野営地の選定に頭を使う。
まずは旧平鹿郡地区から開始し、そのまま南下して旧鳥海町方面へ入る時計回りコースを選んだ私としては、雄物川河川公園を第一候補とし、雄勝の東山森林公園を第二候補としておいた。もちろんどちらもフリータイム無料のキャンプ場である。
最初に探したのは倉という廃村。やっかいな地勢なので後回しにしてきた地区にある。なんでやっかいなのかといえば、郡境が入り組んだ地区で、しかも低山ながら山が深い地区でもあるので、入り口を探すのが大変なんである。
県道によって囲まれた地区ながら、古くからのルートが県道指定されてるとは限らず、地図上では並行して走っているように見える道路が、実はかなり地形の激しい里山を挟んで併走していて、そのどちらにも短絡できないケースもままある。
また、現代的な開発の手が及んでいない地区では、もう4WDの軽トラしか通り抜けられないという規模のルートが少なくない。アウトバックではお手上げのケースもあったりする。
以前から目をつけていたR107の入り口から突撃した私は、少し走ると勝利を確信した。電力電柱の走り方と、地形から先に水田か畑があることを確信できたからである。
んで里山をひとつふたつ越えて林道を降りると、そこには立派な舗装された農道があった。バイブルに「ふるさと林道工事がすすめられている」と書かれていたその林道なのだろう。交通量が少なそうなその舗装路沿いにすぐ倉を発見した。
この廃村、なかなか趣きがある。舗装された農道が存在しなければ、もっとシブさが増すはずだが、不便な土地だから集落再編成事業で住民は移転を選択したのであり、あくまで訪問者たる私の勝手な主観だ。
訪問した時間帯と季節も影響しているに違いない。初夏の夕方である。しかも雲が出てきて光線が柔らかくなりつつある。
すでに角度を浅くしつつある太陽を山側に背負い、森林の木蔭でひっそりと息づくかのような風情なのであった。
かつての住居と思われる木造のシブい建築物が1棟、現在でも現用の農作業小屋が2棟といったところが遺構だ。
墓地や神社も残るという話だが、ちょっと歩き回った程度では確認できなかった。また、かつては付近が珪藻土の採取地になっていたというが、それに関する遺構も確認はできなかった。
往時は静かな沢の小さな里だったのであろうと推測できる。最盛時で4世帯しか暮らしていなかった小さな沢である。
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