シーズン初野営 その7
どうも今回の夜勤明けは野営に出かけられないみたい。まずかなりの寝不足で、昼寝しないと身体がもたず、昼寝から起きたら日が暮れてるということが考えられる。出動する時間ではなくなってる可能性がある。
そして秋田市内はともかく、おいしそうな野営場所がある付近のアメダスデータが、日中は暖かくても最低気温が10℃以下で推移しているあたり、ちょっと腰が引けてる。
今の私のシェラフ装備では、できれば最低気温は10℃を割ってほしくなく、金浦における野営ではいちおう6時間の睡眠時間ではあったが、夜中に寒さで目を覚まさなかったわけではない・・・・。
そんなわけで、早くも次の野営地!と張り切っていた私の野望は簡単に崩れ去り、密かに狙っていた六郷いこいの森は、山の中の高台なのでアメダスが参考にならない気温のはずだし、その麓の仏沢公園でさえ、妙に夜の気温が下がる大曲近辺だ。寒さに対する耐性を持った装備でなくちゃ自信が持てない~。
シーズン当初にそのへんは考慮して装備をポチったつもりであったのに、未だに店から発送の連絡はなく。しかも都合により余計な買い物もしてるし。ガス燃に走りそうな気配(ーー;)
話は飛の崩における野営に。
考えてみれば、なんぼ秋田の田舎とはいえ、焚き火することに遠慮がいらない野営地というのはそうそうなく、海沿いでまったり焚き火できる野営地というのも寡聞にして私は知らない。薪は流木を拾ってきたら済むしねえ。いい野営地だと思う。
速攻でテントを張って荷物をテント内へぶち込み、カメラと発泡酒片手に夕日の鑑賞をした私は、焚き火の準備のために流木を拾いに海岸を歩いた。
たまたま所持していた湿気ったチャコール炭を点火剤代わりに使い、自信がなかった焚き火はすぐに盛大なものになった。もちろんソロの焚き火だから、それなりの規模にはしといたつもりだけどもね(^^;
んでひとり酒盛りを続け、ツマミは地元で特価処分されてた生ウニ。なーに、解凍モノのチリ産だ。こんな時のために小さな醤油パックを常に備えている。
ウニは私の大好物なんだが、だからといって食い続けていると舌が肥えすぎて贅沢になることを知ってる。だから半年に1回くらいに心がけてる。ひさしぶりのウニなので安く買えて満足。その程度の感覚でよろしいのであった(^^ゞ
生ウニを食ったら、次は焼肉。ホント、進歩がないけれど、なぜか私はソロ焼肉をやりたがるよなあ。そのココロは自分でもよくわからない。でも買っちまった焼肉パック2人前は、とっとと食わなきゃならない。なんぼ保冷バックと保冷剤があるにせよ、ナマモノは片付けてしまわないとね。
んでネイチャーストーヴでうまくいかなかったので、ガソリン焼肉を敬遠したくてガスストーヴにて焼肉。これはうまくいった。ただ火力がなあ。
バーナーパッドみたいなものを敷いたのが火力減衰の元かと今にして思うけれども、かといってストーヴへ油タレ落としってのもどうかと思ってねえ。パッドがあれば油はほとんどストーヴにタレないんである。
焼肉2人前をやっつけてもなぜか腹が減って仕方ない。夜勤明けの寝不足を補うべく身体が栄養補給を欲してるのか?遠慮していつもの500mlではなく350mlにしてみた発泡酒も、すでに4缶を飲んでメートルは上がる一方だというのに。
また、こんな夜に限って、なぜかラジオでは80年代の洋盤ばかりかけやがる。私の青春時代の歌ばかりなんだ。日曜の夜のラジオ放送っつーものはつまんないと相場が決まってるはずなんだがね?
あまりの空腹にごはんのパックを取り出した私は、123Rで湯を沸かすことにした。ガス燃はガスの残量が少なくて長い時間の煮炊きは無理だと思った。それで123Rにしたんだけどもさ。なにしろ15分のボイルってことになってるからね。パックごはんは。
自宅に転がってたシーチキンの缶詰を持ってきてたので、それをオカズにあまりおいしくないトップバリューブランドの麦飯を食らう。
安けりゃいいだろ、みたいなトップバリューの商品って、とにかくおいしくないよな。いつもなら絶対に買わないのに、麦飯ってとこが珍しくて買っちゃったんだよ(^^;
それでも空腹感が満たされず、残りの発泡酒を飲み尽くす。晩酌やってりゃとっくにギブアップしてるはずだし、飲みながらこんなにたくさん食うことなんてないのに。野営効果ってやつ?
350mlの6本パックは簡単になくなってしまい、なんで俺は濃い酒を持って来なかったのかと後悔していた。いよいよ気温が下がってきており、もうちょっと酔っ払わないと勢いで眠れそうにない。
テントの上から吊るしていた暖色LEDライトを消して真っ暗にしてみると、連日の寝不足による疲労がやっと沸いてきたように思えた。んで私は眠った。寒くて何度か起きたが、二度寝も含めて朝8時頃までゴロゴロと寝ていたんである。
夜半から雨が降り出したのは天気予報の通り。雨天の停滞も覚悟の上であった。しかもたいした量は降らないし海沿いから雨が上がっていくのは目に見えていたから、雨の合間に撤収できることも想像ができていた。
けれど朝から腹が減ってどうしようもなく、すぐ朝食の準備。早く食わないと悪くなっちまうと思われる野菜を持ってきていたんで、それでテキトーに炒め物をしてオカズ。朝は暖かい汁物が恋しいので新商品であろうJALブランドのオニオンコンソメスープを用意。
スープ飲むんで久しぶりにシェラカップなんぞ使っちまった。アウトドアの定番みたいなシェラカップを使うのはこっ恥ずかしいとこがあるんだけども。誰も見てないからいいか(^^;
それでも朝食には足りないらしい私の胃袋の欲求に従い、非常用の即席ラーメンを食うことにする。塩っけが足りないので、こんな時のためにキープしている様々な小袋のタレを取り出して味付け。
ロクに飯なんぞ食ってなかった私がどうしたわけなのか。飲むし食うし。とりあえず食えればいいんだ。そしたら元気が出てくる。元気が出たら精神的にも修復されていく。精神的に修復されてくると、不思議と周囲のいろんなことも好転していく。
実に不思議なんだが、人生っていうのはそういう流れがあるものなのだ。なにかのきっかけで全体的にいい方向へ向かえる。そのまんま行ければクスブリなんぞとはお別れなのだ!
空が明るくなってきたので撤収。野営の朝の定番たる温泉へ行かなければならない。いや、温泉でなくてもいいのだけど、とにかく風呂に入りたい欲求が野営の朝には強くなるものだ。
だが近所には秋田県内で一番早く桜が咲く勢至公園がある。「けっこう開花してるらしいですぜ」という情報を前日に得ていた私は、レンズテストも兼ねて勢至公園へ向かった。
今回は100mmと300mmというAPS-Cサイズ一眼レフにとって振り回しづらい焦点域のレンズのテストであったため、池を中心に作られた公園なら引きも取れるだろうと判断してのこと。
また、ひとり暮らしの寂しい身としては、なにか理由でもつけなきゃ花見なんかするはずもなく、ひとつ開花した桜の下で花粉に含まれるエフェドリンを摂取して、肉体的疲労とついでに精神的疲労も解消しちゃおうじゃないの!
でも5分咲きくらいで、咲いてる花を探してウロウロ。やっと望遠レンズ向きのアングルを発見したら、300mmはキスデジじゃ使えませんでしたとさ。チャンチャン。
野営の朝はとりあえず風呂。金浦ならば金浦温泉というものがあったはずなんだが、野営場所のことばかり考えていて風呂のリサーチを私は怠っていた。たいして土地勘のない金浦を秋田市とは反対の南へ向かう。南へ出てからあらためて北へ向かって温泉探しだ。
国道7号線沿いに「はまなす」という温泉を見つけた。前の会社で山形県庄内地区担当だったことのある私は、いつも鶴岡までの往復でこの建物を見ていたはずだ。そのせいか親しみがあって気軽に訪問。
おー。入浴料は\300だ。銭湯より安いじゃないの。しかもなにやら薬湯のような香りなんかしちゃったりして、本当の効能はよく知らないが、なんとなくありがたい気がしてしまった。温泉なんてのはそんな感覚でいいんじゃないのかと個人的に思ってるけど。
でも金浦まで来たなら金浦温泉を探してでも行くべきだった。数年前に目撃した金浦温泉の姿はなんとも貧相で、立地も辺鄙なので潰れてる可能性を考えてしまった。それで幹線沿いのはまなすにしたんだが、その後に探したら金浦温泉はガンガン営業してやがったよ。新たに「学校の柄」というサブネームもつけて。
きっと金浦ではちょくちょく野営するに違いない。そのくらい気に入った野営地だから、そのうち金浦温泉も攻めてやるわい。そう心に念じて、私は次なる野営地へと向かった。なーに、野営はしないが評判を聞きつけたので見物してやろうって腹だ(^^;
旧西目町にある望海の丘というキャンプ場を確認したかった。秋田と山形の県境に位置する鳥海山は、山形県の海側ではまるで孤峰のように堂々としているが、秋田県側には高原地帯を生成している。この高原は海側に開けた高原で、眺めが良ければどこからでも海が見える高原なのである。
この一画に(地図上で見ればの話)望海の丘キャンプ場があって、名前からしていかにも海が見えそうじゃないの。高原地帯とはいえ、夏ならそれなりに利用できるだろうし、なにり無料だ。現地を確認したかったのである。
そしたら我が家のマヨ100ったら、どうしてそういう道を指定するかなっていうナビゲート具合なんである。ナビにありがちな地方政治的理由の県道指定というものを真に受けてる案内で、確かに最短距離なのだろうよという点は理解できても、林道はやめてねって感じ。
アウトバックだから普通に走ってるけど、俺っちひとつ間違えれば勢いでマツダのRX-8とかフェアレディに手を出してたかもしんねえんだからさ(^^;
で、望海の丘についたら。キャンプ場が死んでるに等しいじゃんか。貸切ソロキャンプ上等の私であっても、ちょっとひるむ(^^;
廃村を取材したりしてる私だから平気だと思うでしょ?でも朽ちすぎてる廃村を苦手とするように、終わってるキャンプ場は苦手なのだよ。しかも野営地から海は見えないしー。AとBに分けられてる野営地のうちのBからは見えるのかもしれんけど、整備になんも予算を割いてない廃れっぷりに、私の心の中ではボツ決定。
その後は本荘市街にて遅い昼食を摂り、本荘の本荘公園で桜を再度撮ることも考えたが、より南の勢至公園であんな具合なら期待はできないだろうと勝手に決めつけ、以前から小ネタなのでスルーしていた本荘周辺を走ることにする。
ちょっとだけ立ち寄ったことがある小友小学校金山分校跡を再訪。例によって地域会館と化していて、おそらく小さな体育館があったのだろうという位置は取っ払われてただの空き地になってる。
前に訪問した時はなかった立派な石碑によれば、この分校はかつて背後の山の上にあったといい、ついつい山へ上がるかつての登校路を歩きたくなったものの、付近住民の視線を感じて断念。かといって夜中に黒ずくめで潜入するほどの意欲はないけどもな(^^;
この近所には旧大内町ファミリーランドというものがあったなと思い返し、そこを見物してやろうと先を急ぐ。あれこれと寄り道してたんで時間が背中を押していたのだった。
名前こそ「ファミリーランド」っていうくせー名前だが、ロケーションは悪くないと密かに語られている無料の野営地である。なのに5月16日まで冬季閉鎖だとよ。
そうなのだ。旧大内町っていうのは本荘という海に近くて県南に位置する町に隣接してるから、なんとなく雪が少ない印象があるものの、実は山がちでけっこう厳しい冬なのだ。
もちろん今年は例年よりも早く雪が消えているんだけど、たぶん昨シーズンから決められてた道路維持業者の都合だべさ。ゴールデンウィークをはるか過ぎた後でなければ利用できないようだ。
なんとなく消化不良な私は、次なる野営地を目指さねば気が済まなくなった。旧東由利町の八塩いこいの森である。
ここは眺望に優れたキャンプサイトがあることで密かに知られた無料キャンプ場で、現場を確かめてみたかった。
ダムの周囲に公園が作られた、よくある自治体音頭の公園のようなのだけど、ここはその気合の入れ方が違う。よくぞここまできれいに整備したよなあ。しかも規模がかなり大きい。将来的に大化けする可能性があるくらい、とても広い地域を公園としている。
キャンプサイトについては、広い斜面にポツリポツリと均した場所があり、面積のわりにテントサイトが少なくて贅沢な感じ。奥側にもテン場があるらしいが、まだシーズン前でなにやら工事をしていたのでパス。付近はまだ残雪があった。肝心の眺望抜群というサイトについては未確認。
んで調子に乗って旧雄和町の竹の花キャンプ場も様子を見に立ち寄ってみた。ここも無料のキャンプ場である。
地元集落からポツンと離れた位置にあり、夜にジェイソンが出たらちょっと怖いかなーという寂しさはあるが、おそらく夜は静かな環境が得られる。団体の宿泊研修に使われることを想定してか、水場は大きくカマドもやたらたくさんある。トイレも完備だが紙はない(^^;
秋田市からゆっくり走っても1時間圏内だし、そう知られたキャンプ場でもないので、気軽に利用できる存在かもしれない。
今回の野営で地味に便利だった道具はヘッドランプ。ペツルやパナソニックではない安物LEDランプだけど、これが役に立つんだ。焼肉の焼け具合確認とかに(^^;
炎に頼らない照明はひとつあると便利。引火物が身の回りに多いからね。キャンプってのは。
例の暖色LEDのランタンは、絶対的な明るさこそないものの、テント内の照明には十分。白色LEDのようにまぶしすぎないのがいい。逆さに吊ってヘッドを取り外すとスポットライト的配光になっちゃうけど、実用上の不都合はなし。
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コメント
こんにちは!記事みさせてもらいました!こちらのサイトにも御時間あれば遊びにきてくださいね~♪
投稿: 軽自動車キャンピングカー愛好家 | 2008年4月19日 (土) 09:41
軽自動車でキャンピングカーですか。
ミニマムへのこだわりや工夫がこれから記事になると楽しそうですね(´ー`)
投稿: ビヨ | 2008年4月19日 (土) 18:14