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舌音痴天国

こういうことを書くと顰蹙を買うことは承知してますが。

当地において飲食店を知人に紹介される際、たいていは「人気」がキーワードになってるようなのですね。
例えば「すごい人気でいつも混んでるんですよ」「今日は座れましたね」などなど。
肝心の「ここの店でうまいのはコレです」だとか「ここはコレが売りなんですよ」という話はほとんど聞いたことがありまへん。

つまりですね、当地における飲食店の基準というのは、人気があるということのようなのですよ。なんで人気があるんだろ?と感じるのは人として当たり前のことであるはずなのに、いくら考えてもわからないことがある私は、やはりバカですか?(^^;

でもね、飲食店なら「うまい」というのが第一義であって当たり前じゃないですか?
例えば某飲み屋でうまいつまみがあったとしましょ。これを独り占めすんのはもったいないなあと知人に紹介したくなるってのは、個人的に自然な行為であるわけです。
いくら混んでても、うまくもないしおもしろくもない店なんざ、恥ずかしくて紹介しようとは思わないんですけどもね。

ここ秋田では新規オープンのお店がやたら繁盛する傾向があるものの、長くて半年っつーのが定番です。お店の内容よりも、人気なのかどうなのかがバカ市民の判断基準になるので、たくさんお客が来ちゃってお店が勘違いして鼻高々になっちゃうんですね。
これならイケるだろって追加投資したあたりで、いきなり客が来なくなる。「あの店に行ったのか行かなかったのか」というつまんない判断基準で市民が動いてるから、旬じゃなくなるともう誰も行かなくなっちゃうんです。

だから私は自分が気に入ってる店を公開しないっつーんですよ。それなりに理解してる客で営業を続けられてる店なら、そのまんまでいてほしいんです。
下手に注目されず、されど密かにいい店であることを続けてほしい。それが私の希望なのですよ。

当地で名店とされる飲食店はたくさんあります。でもね、悪いけど私基準からしたら「おととい出直して来いや」という店が大半なのですよ。
飲食店なんだから、うまい酒とうまいつまみを出せって。ただそれだけのこと。

一時のブームが去ったものの、必死に営業してる店にね、けっこう真実があったりします。
ここ秋田では、いくらおいしい食材を提供しても客は理解できないんです。最初から理解する気がありませんので。
なによりも人気店に行ったか行かないか。つまり流行りに乗ったか乗らないかがなによりも価値観として重要な土地なのですよ。痛感します。

そんなわけなので、私は最近地味なパブとか、シブい居酒屋ばかりです。メシはもう自分で決め打ちしてる店だけ。
紹介されたりオススメの店なんてのは絶対に行きませんね。つきあいで行く場合はあるけれども。
とくに地元情報誌で紹介されてる店になんざ、まず行こうと思いません。むしろ「あそこは○○だったのでイマイチだった」という悪評の中から自分の好みを拾おうとしちゃいますね。そのくらい秋田人の舌は信用ならん(^^;

もー最近の私などは、あそこの定食屋にはもんのすごい美人がいるとか、そういう情報のほうを重視しちょります。
意外とね、そういう情報のほうが当たりの店を引きやすいのですよ。下手に盛りとか味の偏った情報よりもね。
まんず秋田人が好む店ってのはアテになんねえんだ、これが。混んでりゃ人気店で、すなわちうまいと勘違いしてやがんだな。

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コメント

それは、秋田に限ったことではないような。
あたしの場合、それを感じるのはラーメン店で。
似たような経験をたくさんしとります。はい。
やっぱり、客の質が店を育てるってのは、あると思いますです。ハイ。

投稿: Nori | 2008年2月26日 (火) 23:26

今日は同僚と移動の途中でたまたまそういう会話になりましてね。
「秋田にはたぶん本当にうまいラーメン屋ってないよね」ということで意見が一致。

個人的に好んでる店はあるんですけど、やっぱり大流行しなかった店がね、ちゃんと長く営業してくれてます。

投稿: ビヨ | 2008年2月27日 (水) 19:02

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