ハイセイコーについて
ハイセイコーという馬の名前は、40歳以上の方なら一度は耳にしたことがあるだろう。
騎手の増沢末夫が、歌番組で「さらばハイセイコー」を歌っているのをご記憶の方も少なくないと思われる。
ハイセイコー。団塊の世代の方には、特別な響きを持った馬の名前ではなかろうか。
レベルの低い地方競馬出身の身で、中央競馬へ移籍し、3戦3勝のまま上品なエリート達をバッサリと切り倒した昭和48年の皐月賞。
集団就職で心細い思いをして上京した田舎者にとって、ハイセイコーの活躍には勇気を与えられたと聞く。
単なる競馬ブームが到来したわけではなく、そのブームの背景には、集団就職で上京しなければならない地方の社会事情もあったのだ。
ハイセイコーのようにがんばらなければいけない。
そう思って苦しい毎日を耐えて過ごした地方出身者は少なくないのである。
今でも地方競馬はレベルが低い。「都落ち」と表現される世界だ。
けれど今でも地方競馬はがんばっている。
岩手競馬に在籍したままG1フェブラリーステークスを勝ったメイセイオペラ。
北海道競馬から果敢にクラシックレースへ挑戦したコスモバルク。
地方出身の馬は、現在でも在京の田舎者に勇気を与え続けているのである。
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