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二度あることはサンドピアリス

昨日の記事内にある「二度あることはサンドピアリス」についてご質問をいただいたので、本日はそれについて。

まず競馬の芝コースとダートコースについて説明せねばなりません。
芝コースってのは文字通り芝生の上で走るレースで、主にJRAのレースでメジャーですな。地方競馬で芝のコースを持ってるのは新盛岡だけですから。
ダートコースっつーのは砂場です。馬が足を取られる砂のコースなのですけど、馬の足への負担が少なく、タイムこそ伸びないものの、競走馬としての寿命は延びます。

んでJRAにもダートレースはあるんですよ。JRAのレース中継を見ていると、芝の派手なコースの内側に砂のコースがありませんか。あれがダートコースなのです。
ダートはマイナー扱いですね。派手なレースは芝ばっかり。
でも世界にはダートコースが主流という国もあり、日本のJRAも無視はできんのです。
アメリカなんかダートコースばっかりだかんね。

やっとサンドピアリスの話になるのですが。

サンドピアリスっつー名前。和訳すると砂の宝石ですな。ダート向きの名前です。
父ハイセイコー。母イエンライト。どちらもダートが得意だった馬です。
どう考えても生まれた娘はダート向きだろうと、関係者は疑いを持たなかったんですな。
それでサンドピアリスと名づけられたのですね。ダートでがんばれと。
実際にダートで2勝してましたし。

ところがサンドピアリス、勇名を馳せたのは芝コース。しかもG1。
秋の牝馬女王決定戦、芝2,200m 芝2,400m京都のエリザベス女王杯で、20頭立ての20番人気のくせに、ぶっこ抜いて1着入線しちまったのですね。
単勝配当¥43,060の記録は、現在でもG1レースでは破られていません。

なにしろ最低人気でしたから。どう考えても来ないと世の中が考えた馬が、いきなりぶっちぎりですんで、そりゃもう当時は大騒ぎになりましたよ。

でもここまではよくある話。その後も芝コースで思い出したように好走し、大穴馬券の立役者になり、引退レースの京都記念で貼り出された応援垂れ幕に「二度あることはサンドピアリス」という名文句が書かれていたのです。
まさかよ~、サンドピアリスが来るわけねーよ。そう思いたいのに、エリザベス女王杯のぶっこ抜きが記憶にある限り、サンドピアリスは切れないのですね。

競馬は記憶のスポーツと呼ばれますし、競馬に「絶対」はありませんのでね。

競馬はおもしろいですよ。人生の縮図がそこにあります。
競馬に関わる人々にドラマがありますし、馬の生き方そのものも人間とたいして変わりません。

「競馬場こそ真の社会主義だ」と喝破した左翼の方がおりました。
競馬サークルというお約束の世界の中で、人々は競走馬を育て、馬券を買うわけです。
その狭い世界の中である競馬場で、馬券を買う時は誰もが孤独なんです。
資本家も労働者も同じ条件で戦ってる。これこそ社会主義だ、という話なんですけどね。

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コメント

イエンライトもダート馬ながら、京都の芝2400㍍で好走した事があります。
つまり、「二度ある事はサンドピアリス」とは、サンドピアリスの娘が京都芝2400㍍で…

投稿: フローリアンガイアー | 2010年1月11日 (月) 20:46

こりゃまた古い記事にコメントありがとうごさいます(^^;
サンドピアリスの娘のことを注目できるってのは、実に競馬ってのは奥が深いと感じます。
しょせん鉄火場でしかない競馬ですが、こういった楽しみ方をなくしたくないものですね。

投稿: ビヨ | 2010年1月12日 (火) 19:17

当時のエリ女は2200ではなくて2400mでしたよ。

投稿: レッドスター | 2011年4月 9日 (土) 23:26

ご指摘ありがとうございます。
訂正させていただきました。

投稿: ビヨ | 2011年4月10日 (日) 09:13

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