勇敢であるということ
自殺志願の女性を救おうとして殉職した警察官がいますね。
その女性に自殺を踏みとどまらせるため、まっすぐに走った警察官が。
現場のシチュエーションから我々が連想させられるのは、高田馬場の駅でホームから転落した人を救おうとして列車に轢かれた韓国人青年。
共通するのは、我を忘れて人を助けなければならないという価値観ですね。
「我を忘れて」というより、とにかく目の前に困ってる人がいたら助けるのが当たり前だ、という身体に染み付いたものでしょ。
本来なら我々の身体の中にあって当然のものであるし、「美談」で片付けてしまうということは、それだけ現代社会に失われたものでもあるということですな。
めったにないことだから「美談」になるわけで。
困ってる人を見逃してはならない、というのは古来日本においては当たり前の感覚なのですね。
宗教でもなく法律でもなく、道徳という規範レベルにおいて、日本では当たり前だった時代が長いのですよ。
一方、他人を助けるために自分の時間と労力を使うのは無駄、という感覚は、日本にはなかった感覚なのです。
自分のためではなく、他者のために自分が汗を流すというのは、なによりも価値のあることだったはずなのですね。
財力や地位がいかに大きかったとしても、他者への思いやりがない人間は評価されない社会が、日本というかアジア的感覚なのですよ。
個人主義だかなんだかわかりませんが、消化できもしないノリを輸入しておいて、日本という国は醜い人間ばかりになってます。
そんな中で、本当の勇気を見せてもらいましたね。宮本巡査部長、もとい宮本警部には。
みなさんは覚えてらっしゃいますかね。15年くらい前に練馬の中村橋交番で警官が2人刺殺された事件を。
私はあの頃、中村橋に職場があったんです。バイクを盗まれたりして、お世話になった警官だったんですよ。
彼らも地元ではものすごく評判が良かった記憶があります。慕われてました。
ここでも言わねばなりませんね。Good die youngと。
善人が長生きできない世の中は、どこか間違ってるとしか言いようがありません。合掌。
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コメント
練馬の中村橋ですか?
ありましたね。そういう事件が。
白バイまで拳銃携帯で走り回ってました。
投稿: | 2007年2月16日 (金) 19:54